さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

現場日和

2010年05月01日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

今日もいいお天気でした

朝早くから家族皆で現場へ行きました

土蔵再生の現場。

息子はお施主さんのお子さん達と遊ぶのを楽しみに、

私達は現場監理。

P1080540

根太の施工も終わり、

今日は電気配線をするとの事。

壁は既存の土壁のままなので、

この新規の床組みの懐を利用して

電気の配線をしてもらいます。

P1080547

電気屋さんと、電気配線をどのように

回すかを事前打ち合わせをします。

電気屋さん曰く、

ごく普通の新築なら半日で終わる作業が

我々の設計する物件はいつも

1日かかるわいっ

との事で、、、す。

(いつもいつもすみませんです

民家の再生では、

民家の構造を現わしにすればするほど、

配線するための懐がなかったり、

既存の壁を痛めないようになど、

配慮しなければならないことがいろいろです。

さて、 

お施主さんとコンセント、スイッチ等の最終確認をして、

現場でどの辺りに付けるか等を確認しました。

今回は床と天井は乾式のセルローズファイバーにするので、

断熱施工後は、位置を変更することができません。

なので、断熱施工前にしっかりと位置の確認をします。

  

         

  

話、少し変わりますが  

今日は、GW中ということでっ

お天気も良いし、

お昼は、なにやら評判の良い

現場近くのハンバーグ屋さんに行ってきました

P1080556

こちらのレストラン。

とても混んでいて、1時間待ちでした

P1080563

P1080567

P1080571

最近、外食でハンバーグを食べることが

あまりなかったので、

あー ハンバーグってこんなに美味しかったんだ!

と、ちょっと嬉しかったです 

ランチセットを注文したのですが、

サラダ、スープ、パン、ハンバーグ、

そして、デザート、コーヒーも付きます。

ハンバーグは90gのものが2つ。

それぞれ違うソースが掛けられていました。

そしてデザートのクレームブリュレも美味しかった~

  

うちの旦那さんは現場へ置き去りで、

私の作ったおにぎりを食べているのに、

私と息子だけ、ランチ☆

(旦那さん、ごめんねー)

  

現場のあるうちに、今度は

うちの旦那さんと所員クンも連れて

皆で食べに来たいです

  

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GWもお仕事かな

2010年04月30日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

昨日からGWですね~。

が、しかし、

私達、自営の設計事務所はそうも言ってられません!

一般のお客様がお休みの時こそ、

打ち合わせをしたりすることも多いのです。

しかも、

現場の職人さん達、特に大工さんは、

GW中も工事をやるそうです

のでので

必然的に、私達もいつでも現場から電話が来ても良いように、

お出掛けする時も、図面持参で出かけます 

  

さて、

昨日29日は昭和の日の祝日でしたけれども、

土蔵再生の現場では、大工さんが来ているということと、

2週間程、私自身、現場へ行っていなかったので、

確認のために行ってきました。

P1080506

基礎工事も終わっており、土台と大引が敷かれています。

  

再生・改修工事ではつきものですが、

解体してみないと分からない部分がある場合、

設計図書通りに施工できないことがしばしば。

今回も、基礎の設計を変更しなければいけなくなりました。

床高・床下の高さの関係で、

基礎内部の立ち上がり部分が無くなってしまい、

土台はころばしとなりました。

  

こうなると、床下は点検も出来ませんし、

点検ができないからこそ、

床下のことを慎重に考えなければなりません。

  

床下の換気は、

既存の換気口を殺さないように工夫し、

また土台・大引の材料は、

防腐・防蟻を考え、耐朽性・耐久性の高い材料。

また土台を土間コンの上に直接、ころばすのではなく、

通気や、土間コンクリート上で発生する湿気や結露等の水分を

土台や大引が吸い上げないように考慮し、

ねこ とか 基礎パッキン と呼ばれるものを

挟み飼込みます。

基礎パッキンとして一般的に使われているのは

樹脂製のものが多いのですが、

あえて御影石のものを採用しました。

P1080511

ちなみに、土台は米ヒバを予定しておりましたが、

材木屋さんとの打ち合わせにより、

ヒノキになりました。

  

床下のこと、断熱のこと、換気、シロアリなど

考え出したら、なかなかコレという最善の策は

見つからないこともあります。

そういう場合は、

素材に本来備わっている性能を信じながら、

(人工で性能を添加するのではなく)

いろんな材料がそのリスクを分担し解決してくれる

だろうと、各材料を慎重に選ぶようにしています。

  

それもこれも、

長い間、受け継がれてきた伝統的な建物を

一時の工法や材料に惑わされ

建物の寿命を、

我々の手によって

短くさせてしまっては元も子もないという

想いからです。

なので、

とにかく建物が出来あがる最後まで検討・確認をし続ける

というのが私共のスタンスになってます。

あー 話が長くなってしまいました。

  

こちらは2階です。↓  

P1080515

既存の床板の上に、

不陸調整の小板を飼込み、根太を敷きます。

断熱材(セルローズファイバー)と

電気用配線の懐のために、

根太は縦、横と2重に組むことにしています。

  

明日は定例なので、私達、明日も現場です~。

  

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梁 あらわる

2010年04月04日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

ようやく、うちの庭の梅の花が咲き始めました。

チョキンと 一枝切りまして

生けることに。

P1070670

 

花を生けることで

家の中で季節を感じることが出来ます。

ほんわかと

春の気分 で、昨日は現場へ向かいました。

  

土蔵再生の現場。

こちらの現場をやって頂くことになった大工さんとは、

もう10年以上前からのお付き合い。

職人気質という言葉がピッタリの

ちょっとクセのある(?!)大工さん。

安心して仕事をお任せできる腕のいい職人さんです。

  

いい職人さんだなーと感じる方の共通点は、

仕事に文句を言わない

面倒くさいなどと言わない

そして、何よりも、

設計者の意図を聞いて下さるっ

  

そして、こちらの意図を聞いた上で、

  

ここはどうする?

こうした方がいいのでは?

ああしよう、こうしよう、

どうしたい?

こんなん、どうだい?

  

と、こんなやりとりになります。

  

設計者である私達は、現場には“監理”という立場で行きますが、

決して、そこでは、設計図通りに作られているかどうか、

というような指導・監視役ばかりではないのです。

改修・再生工事では特に。

  

むしろ、

設計図通りに作ることが本当に妥当なのかどうか、

職人達を含め施工サイドと

現場で最終確認しながら進めます。

ですから、

監理あっての設計 なのだと考えています。

  

さて、現場では、解体の方が進んでおり、

今まで見ることの出来なかった部分が

露わに なってきました。

 

天井裏に隠れていた梁

P1070674

  

皮の付いたままの丸太梁が出てきました。

皮付きの丸太は、皮と木の間に虫がつくらしく、

実際、こちらの梁にも虫が入っていたようです。

  

「皮 剥いだ方がいいな、剥ぐよ。そうしないと塗装もできないしなっ」

と大工さん、この皮を剥いでくれることになりました。

組まれている梁のまま、皮を剥ぐという作業は

とても大変。

でも、嫌な顔一つしません。

 

「その方がいいだろう?」(大工さん)

「はい!よろしくお願いします!!!」 (私)

  

やっぱり、何度か一緒に仕事させてもらっている大工さんだけあって

話がはやーい。

とても頼りになります  

  

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解体と片付~レトロなものいろいろ♪

2010年03月27日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

土蔵再生工事、着工となりました。

本日は、土蔵の床を剥ぐということで

床下の状況を確認するため現場へ行ってきました。

今日は、

所員クンの ちょっと素敵な車に乗って

現場へ  

  

車窓からの眺め。

P1070526

 

現場へ着いてみると、

土蔵の中にあったいろんな家財を

皆で片付をしていまして、

こんなものをお施主さんのお父様が見つけてきました。

P1070529

さて、これはなんでしょう?!  

印度 紅玉

とあります。

実は、リンゴの種類を表すもので、

リンゴを出荷する際の木箱に印字するための

型紙というんでしょうか。

P1070533

このように木箱に墨で印字されている字の

型だったんです!

P1070532

P1070534

面白ーい!!!

  

さて、改修工事部分の片付けは終わり、

今まで荷物で見えなかった部分が

見えるようになりました。

P1070559

P1070555

P1070570

床下は良好でした 

が、高さが思っていたよりなく、

基礎工事の高さ設定を若干 見直す必要が。。。

でも一安心です。

  

さてー

いよいよ工事着工 

  

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改修工事始まる前に

2010年03月22日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

いよいよ土蔵再生工事が始まります 

思い起こせば、

2008年の5月に

ご実家を古民家再生したい

というお問い合わせから始まり、

土蔵を住まいにする計画へと進展し、

お話を頂いてから約2年近くにもなりましたけれども、

ようやく

工事に入れる段階まできました。

  

P1070411

  

改修工事が始まる前に、

本日は、

お祓い を執り行いました。

P1070423

 

現在、3代目当主でありますお施主さんのお父様、

そして代を継いでいかれるお施主さん(4代目)、

こうして住み継がれていく家に

私共が携わらせて頂ける事に感謝すると共に、

お施主さんご家族皆さんのこれからの幸せを

お祈りしながら、工事の安全を祈願しました。

  

この後、お昼を御馳走になりまして、

うちの男性陣は皆、車でしたので

私が代表で (というのは 口実☆)

一杯  頂きました

美味しかったです。有難うございました 

 

今週にはいよいよ着工となりまして、

工事の様子を少しずつUPしていこうと思います。

    

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実施設計の追い込み中

2010年02月17日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

只今、土蔵再生工事の実施設計図面の追い込み中です

今日はやっと構造関係のチェックが終わりました 

  

今や、CAD図面が当たり前ですが、

だからと言って、簡単に終わるものでもありません。

  

私は未だに手描き派なのですけど、

うちの男性陣はバリバリCAD部隊。

このCAD、便利は便利ですけど、

手描きと違って、食い違いに気が付きにくく、

チェックが大変なのです。

一番やっかいなのは、間違っていても、

正確に仕上がっているように見えてしまうのが困る。

  

最終チェックは、図面の整合性をひたすらチェックします

これは、事務所の管理建築士である

私の重要な仕事です。

  

P1070024

  

あともう少し、もう少し。

一物件当たり、最低でも50枚くらいの図面になるのですが、

今回は、30坪強ほどの土蔵再生工事に、

A3用紙に70枚強にもなりました。

更に、現状の測量図面も合わせると、

100枚近くにもなってしまった 

  

新築工事と違って、再生工事(改修工事)は

既存部分と新設部分など、

わかりやすく書き分ける必要も出てきます。

そうしなければ、

工事の見積を正確に拾ってもらうことができません。

どこまでが工事範囲で、

どこまで見積もりに入っているのか、

この実施図面に明記していかなければなりません。

それでも、

再生工事にはつきものなのですが、

解体してみないとわからない未確認部分が沢山あり、

そのための”逃げ”も検討しておかなければなりません。

  

そういう意味で再生工事は、

新築工事より、設計の手間はかかります。

が、

それを検討するのが、楽しい。

  

再生工事は好きな人でないと、

面倒なことばかりで大変ですから、

一昔前の 今ほど古民家再生がブームじゃない頃は、

改修工事をやりたがらない有名設計事務所は

結構ありました。

(最近は、さすがにやっているところも増えたようですけど。。。ね)

  

さてー

あともうひと頑張りします!

  

それから、

今回、始めて、無垢フローリングで床暖房をするので、

床暖房用の各種フローリングのサンプルを取って、

うちの床暖の入っている玄関の上に置いて、

反り加減を観察してみました。

  

P1070022

  

うちの設計で良く使う、赤松 厚み21ミリのフローリングは、

軽く反りました。(床暖房用ではありません)

P1070018

写真じゃ、、、わからないかな。

(裏面を上にしてます。)

軽く、真ん中が浮いています。

   

一方、

今回採用予定の、床暖房用赤松 厚み30ミリのフローリングは、

ほんのすこーし反った感じではありましたが、

目でみても分からない程度でした。

P1070019

  

もう少し、観察してみようと思います。

  

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再び土蔵の測量

2009年12月06日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

今日は土蔵の測量へ行ってきました。

古い建物を再生工事する場合、

何度か測量をします。

こちらの土蔵は、今回で3回目の測量です。

P1050565

   

土蔵の蔵戸の鍵の錺金物が美しいですね。

P_1050553_2

測量したものを、現状の図面として描くわけですが、

こうした金物の曲線を”適当に”CADでは

描けませんね。

所員クンが一生懸命、スケール当てて測っていましたけど、

それではこの美しい曲線は描けないと、

実物を紙に写し取ってきました。

    

良く考えれば、

線や図形だけでは描ききれない

美しい曲線は、たくさんあります。

時には定規の”線”(今やCADの線)から

自然や感覚にゆだねた”線”を意識してみることも

必要ですね 

   

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土蔵の測量

2009年06月27日 | 現場4~長野市 土蔵住まい改修計画

土蔵を住まいに改修する計画のために、

今日は土蔵の現状測量をして参りました。

P1030438

とても状態の良い土蔵です。

屋敷全体、とても手入れが行きとどいており 

隣の主屋には、お施主さんのご両親が住まわれています。

  

さて今日も、4歳息子を連れて、

我々家族と所員の4人で測量に伺いました。

ちょうど、お施主さんには息子と年の近いお子さんが

2人おりまして、

測量中、旦那さんには、すっかり3人の子供の

子守をお願いすることになってしまいました。

  

お陰様で、なんとか今日1日で測量を終えることができました。

有難うございました

   

P1030474

土蔵内部の梁の様子。

いい感じの空間になりそうです 

(k.m)

   

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