長野市の土蔵再生現場です!
仕上げ段階です。
内装工事のクロス貼りも終わり、
壁の左官工事はまだ途中ですが、
2階は終わりました。
天井は和紙クロス(玉紙)。
この和紙クロスは、
重ね貼りをしなくても施工できる和紙クロスということで
選びました。
普通の和紙ですと伸縮してしまうので、
必ず重ね貼りを推奨されるのですが、
玉紙は、機械漉きの越前和紙をプレスして
その上に超撥水のコートが施されているとのことで、
伸縮が少ない和紙クロスになります。
施工性は一般的なクロスに近いだろうと選んだのですが、
内装屋さんは少し悩まれていました。
でも、突き付けで貼ることができましたので、
なかなか良かったと思います。
壁はプラネットジャパンで扱っている
モロッコの左官材料タデラクトの“下塗材用”にと用意されている
ドイツのカルクフィールという材料を
仕上げとして使いました。
(なので、カルクフィールはカタログには掲載されておりません。)
下塗材なので、骨材が入っていてちょっとゴツゴツしていますが、
アルカリ性で防カビに優れた材料です。
下塗りで止めているようなものなので、
左官仕上げであっても、施工単価が安く上がります
さて、
倉庫の中で、お施主さんが建具の塗装を
もくもくとやってました!
その姿は既に、職人と化してきた様子。
塗装にはすっかり慣れたご様子で、
相変わらず、丁寧な仕事で綺麗な仕上がりです。
ところが
建具の木地の状態によって、シミのような
塗装ムラが出来てしまい、
むむむ。
どうしたものかと、相談されまして、
現場で考えていたところ、
偶然にも?!!
塗料メーカーのプラネットジャパンさんの
担当の方から電話が入りまして、
今、長野にいます
とのこと。
それならばー
アドバイスをもらおうと、
長野の現場に立ち寄ってもらいました
お話をしている最中も、
お施主さんは塗装をやり続けています
プラネットジャパンさんと相談した結果、
建具に使ったものと同じ合板を送って
実験をしてもらうことになりました。
プラネットジャパンさんには
いつもいつも
あれこれと相談に乗ってもらいまして
その都度、見本を作ってもらったりしています。
有り難い!
さてー
お施主さんはと言いますと、
台所換気扇の下地のコーキングまで
手伝って頂きました!
ここまでくれば、もう職人?!
もともと、電気工事なども出来る方で、
機械設計とかやられているので、
いろいろ出来ちゃうんですね♪
素晴らしい~
それから、お施主さんの方で
安く仕入れられるものを
施主支給したりと、
とても積極的に建設に関わって頂いてます。
(私達の知らないOEM品など手に入っちゃうんです。
すごーい!)
その一方で、
私とお施主さんの奥様とは
意匠的な部分を決めてます♪
お施主さんの好みを察しながら
私の方で ある程度チョイスしたものの中から、
奥様が、どんどん決めて下さいます。
気持ちのいい決断力
さて もう8月!
遅れ気味の現場で、焦っておりますが、
皆さんに頑張ってもらってます☆
(k.m)
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