海野宿に暮らすようになってから、早13年目となりました
2005年1月にまだ5ヶ月だった息子を連れて
大雪の中、須坂から引っ越してきたんだよなぁ、と、
時々思い出したりします。
以来、12年間、
この荒れた屋敷と格闘してきた訳ですが、
未だに完成の日は遠く
古民家再生、とか、そんな域ではない「屋敷再生」な我が家。
資金も相変わらず無いし、
そろそろ体力も気力も無くなりつつもあり、
こんな屋敷にしたーい
という完成形を一応は想像してはいるものの
まぁ、私らの代では無理っぽいので
せめて息子の代には借金とゴミは残さない!を目標に頑張るしかないな~
ってな感じです
そんなお疲れモードな私達ですけども、
海野宿という場所柄、
伝建地区でもありますし、色んな事がありまして、
海野宿に背中を押されて、動く、いや、動かされる事がしばしば
で、今回も背中を押される出来事が舞い降りてきました
え? それは何かって?
それは
我が家で
なんと!
あるテレビドラマの撮影ロケ
詳しい話はよく聞いていないので、まだ詳細をここで記す事は出来ませんが
有名な俳優さんが来るそうで!
キャー
どうしましょう!
それよりも、それよりも、
我が家(主屋)は平成17年度~平成19年度まで3年に渡って保存修理工事をしましたけども、
外観周りのみの保存修理でしたので、
内部は未完成のまま、9年間も放置
今やほぼ物置き状態
さあ、どうする。
2008年3月 保存修理工事完了写真
この状態のところに、適当に合板とか、現場で不要になった畳を貰ってきて
取りあえず、ひな祭り用に舞台をこしらえてあるのが今の現状です。
2015年2月からこんな感じにしてあります。
ロケに使うというのなら、床ぐらいは張っておかないと、スタッフさん達と役者さんの荷重に耐えられない。
あと壁はどうする?
スタッフさん、測量中。
大道具さんが壁とか鴨居とか建具とか作れるようにと。
そんな話をスタッフさんとお話しまして、
基本的には撮影用に壁や建具等は制作側で作ってくる、という事なので
こちらとしては、床だけ張っておけば良さそうなのですが、
もう、そうとなれば
海野宿のひな祭りで、どちみちお雛様と毎年飾らないといけませんし
2016年雛飾り
ならばならば
下座敷だけは、仕上げてしまおうか!
こんな機会でもなければ、自分の事は何もしない私達ですし
よし!やるか!
先立つもの無いけど、お金は天下の回りものだ!
(ん?本当に大丈夫なのか? 笑)
という展開になりました
で
ロケ日から逆算して、
いやもう1月にすぐ工事しないと間に合わないので
本日より、仕事始めというより、工事始め、になってしまいましたー!
まずは、物を片付けるために、空いている部屋のお掃除から
小屋裏に取りあえず、今ある家財等を置こうという事になりましたが
この小屋裏がこれまたエライ状態でしてね。
古民家あるあるな風景ではありますが
とんでもない埃、塵。 これでいつも気管支がやられるので気をつけないといけません。。。
大工さん、いつも有難うございます。
小屋裏にここから上がれます。。。取りあえず。
さて、いろんな工芸品?趣味品をここに飾ってあったので、
私はそれを片付けないといけないのですが、、、
一足早く、工事が始まっちゃって
どうしましょう!
片付けないと! 埃だらけになっちゃって、きゃ~(泣)
あわあわ
怒涛の年越しを終えたかと思えば
すぐさま煽られる感じで
気の休まる暇もありませんが
これくらいで丁度いい?のかもしれませんね。
(じゃないと動かないから 笑)