さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

中山道 茂田井宿へ

2012年09月24日 | ◆古民家・伝統建築・その他見学

先週の話の続きです。

(スミマセン。更新が遅くなりました

  

中山道の望月宿へ行った後、

引き続き、隣の茂田井宿へ行きまして

別案件の土蔵を拝見しました

P1240657

こちらの土蔵を店舗にしようかと

検討中のお客様からのお問い合わせです。

  

一見すると、どても綺麗な土蔵で

状態が良いように見えますが、

P1240653

実は、基礎石がかなり崩れています。。。

10年程前に直した外装だけが

服を纏うように綺麗な状態で、

肝心の躯体は、

雨漏りの影響を受けた当時のままでした。

 

うーむ。

 

基礎や躯体が痛んでいなければ

リフォーム程度で店舗にすることも出来たのですが、

ここまで基礎が崩れていれば、

そう簡単な工事で済みそうもありません

 

だからといって

壊してしまうのも

中山道の街道沿いですし、

町並みの景観にも一役買っている訳ですし

是非とも、

土蔵を残して活用して頂きたい!

と思うわけですが、

 

私が張り切ったところで

やはりお施主さんとしましては

どのくらい費用がかかるのか

気になるところ。

 

そこで簡単なプランと概算だけでも

ご提案しようかと思っております

 

  

さてっ

土蔵拝見を終えた私達は、その後

茂田井宿にある大澤酒造

立ち寄ってみることに☆

 

P1240684

大澤酒造には

民族資料館、山林美術館、書道館

が併設されておりまして

結構、楽しめます。

P1240682

 

こちら大澤酒造さんのお酒は

日常酒として私はよく頂いておりまして

お気に入りは

地元スーパーでも扱っているこの銘柄↓

P1220136

善光秘蔵酒(純米酒)。

うふふ。

 

で、今回はスーパーでは扱っていない大吉野(純米酒)をいただいてきました♪

早速、昨夜、寒かったので

この大吉野で一杯 

うふふ。

P1240797

大吉野のラベルに合わせて

九谷焼の後上俊香さん作のぐいのみと

故 松風栄一氏作の徳利で。

うふふ。

 

毎度のことですが

自分で料理して

一人で寂しく(?)

(うちの旦那さんはお酒がダメですので)

お気に入りの器と、旬の食べ物で

一杯やる時が幸せだな~と

つくづく思ってしまいます。

 

こうしてブログでお酒のことを書きながら

自分でも、何やっているんだか・・・

と想う時もあるのですが、

そんなこと口に出して言おうものなら、

うちの8歳息子から 

「人間生活っ!!!」

なーんて ツッコミが入ります・・・

息子の最近流行りの言葉「人間生活」。

そう人間生活、大事です。

  

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中山道 望月宿へ

2012年09月18日 | 現場10~佐久市望月 古民家の改修

この連休中には、

新たな計画の建物を拝見するために

中山道の「望月宿」と、間宿の「茂田井宿」へ

行って参りました

  

P1240723

P1240722

 

偶然にも

中山道の隣合う集落から

お問い合わせを頂いたことになります

  

まずは

望月宿のお客様の建物を拝見。

P1240632

土蔵造り。

商家の雰囲気が

農家の古民家とはこれまた違う趣きで

素敵でした!

それもそのはず、

昔、呉服屋さんだったとのことです。

(少し色気を感じるのはそのため?)

P1240533

P1240536

帳場には、洋風で素敵な箱階段がありました。

そろばんを入れておく部分もあります。

横の棚には反物が並べてあったのでしょう。

昔の看板も面白いですね。

(「誠実大勉強」って書いてあります)

 

ついつい、いろんな所に目がいってしまうのですが 

ひとまず、間取りを調査しまして

建物全体の様子を見させてもらいました。

P1240553

こちらは、中露地

(坪庭になっていたそうです)

があったところで

雨仕舞が悪く、傷みが目立っており

お施主さんも大変気にされておりました。

  

建物が2棟、連なって、

その間が中露地になっており、

建物の取合いも傷んでいるし、

建物もそれぞれ老朽化しているし、

建物の修繕を

どこからどのようにすればよいのか、

お施主さんにとりましては

見当のつけようもないと思います。

 

限りあるご予算の中で

優先的に何から始めればよいのかを

案内していくのも、私達の役目なのではないかな

と思うところです。

 

また、建物の修繕と合わせて、

お施主さんご家族が、

ご実家であるこの家に移り住むにあたり

生活に必要な部屋(間取り)のご要望に添う改修案も考えなくてはなりません。

 

新築を描くようにはゆかないのが

古民家再生の難しいところでもあり、

しかし、その制約こそが

やりがいを感じるところでもありますね

 

**********************

  

さて

午前中に望月宿のお客様との打合せと調査を終えまして

午後からは茂田井宿へ向かいました。

 

と、その前に、ランチです♪

連休中でしたけれども、

所員nanaちゃんにも出勤してもらったので

うふふ

また美味しそうなお店を探してランチとなりました☆

P1240636

望月宿内にあった洋食屋さん(ラ・フェスタ)で

一押しの焼きカレーを頂きました~

美味しかったです☆

 

さてさて、お腹も一杯になったところで

次は茂田井宿へ向かいました

(続く)

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レトロなロゴ

2012年09月10日 | 現場6~長野市の古民家再生

昨日の日曜日は

長野市の古民家再生工事の現場に行って参りました

  

お施主さんにも現場に来て頂きまして

仕上げの色決めをしたのですが、

その際に

お施主さんが支給する洗面所に使う「鏡」を

持ってきてもらいました。

 

それがコレ↓

P1240464

昭和レトロの鏡です

 

P1240474

とっても可愛いロゴ!

花びらをモチーフにしたロゴです☆

赤い文字に金の縁取りで

とってもイイ

P1240473

「歯」という字。

可愛いし面白い!

   

 

鏡としては

かなーり 歪んでますので

実用向きではないかもしれませんが、

お施主さんのご家族は、

誰も鏡を見ないそうなので

(?! えぇっ

この昭和レトロな鏡を洗面所に使います

 

あともう一つ、手洗いコーナーにも

レトロな鏡を付ける予定です♪

 

こういうレトロな鏡を使ったことは

今まで一度も無いので

どんな雰囲気の部屋になるのか

お施主さんだけでなく、

私もとーっても楽しみです♪

 

 

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息子の迷言?

2012年09月05日 | ◆海野宿での暮らし

P1240316

ようやく暑さも落ち着いてきて

朝晩は寒いくらいになってきました。

 

毎朝、朝顔の咲いている様子を

庭に出て見るのが日課になっています

  

つい最近、うちの8歳息子が

夜寝る前に、

こんなことを言いました。

  

「ママ、 明日の人生でまた会おう! おやすみ~ 」

  

ですって!

 

これって 迷言?名言?

なんか、すごい事、言ってませんか・・・

 

息子の発する言葉に

毎度毎度

ドキっ とさせられます。。。

 

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そろそろ仕上げ選び~長野市の古民家再生~

2012年09月01日 | 現場6~長野市の古民家再生

長野市の古民家再生現場ですが、

そろそろ仕上げ選びの段階になって参りました。

 

現場では、1階の床材も張り終え、

壁下地材を張る段階に。

 

床については、

1階の改修部分は殆どが床暖房ですので

フローリングを選ぶ際には下記のことを考慮しました。

  

  ○ 床暖房に使用できるフローリング

  ○ 出来るだけ無垢材 

    (アレルギー、メンテナンス、肌触りなど)

  ○ 無塗装品のもの 

    (古民家に似合うよう古色を施すため)

  ○ フローリングの巾が幅広なもの 

    (古民家に似合うように)

  ○ お手頃価格なもの 

    (ご予算に配慮して)

 

このような条件で探しまして

今回は輸入建材を使うことにしました。

オーストリア製 アドモントの3層無垢フロア。

  

上野住宅建材

http://www.uenojyuken.co.jp/brand/stia.html 

P1220867

床材にこのような輸入建材を使うのは

実は初めてです。

  

建材の寸法が日本のモジュールと違うので

(2000×161×15)

床材の数量を拾う際には注意が必要です。

   

ですので

CAD部隊に正確にフローリングの割付けを描いてもらい

それで一枚一枚数えて数量を出したのですが、 

民家再生のリスクの一つとして、

建物の歪みの問題がありまして

設計通りの割付けでは納まらず、

あ、いえ、納まらないのではなく

設計通りの割付けだと、

建物の歪みがかえって目立つということで

乱尺で張ってもらうことになりました。

  

 乱尺(らんじゃく)とは、

 木の板材などで、長さが一定でなく、

 いろいろな長さのものを総じて言います。

 

  

ですが、むしろそれが功を奏して、

床材が、なんと3ケース分余りまして、

嬉しいことに、

他の床(ロフト)へまわせることになりました

P1230926

ちょっと養生をはがさせてもらって

床を見せてもらいました。

 

床の端材

断面はこんな感じの3層になってます。

P1230956

   

 3層無垢フロアー15㎜の下には

 床暖パネル12㎜

 下地合板12㎜

 セルローズファイバー断熱材 135㎜

 断熱材押え 杉板12㎜

  

の層の床構成になってます。

(寒冷地なので)

  

さて、どんどんと現場が進んでおりまして

お盆休みを頂いた後、

急いで仕上げ材の色見本などを取り寄せて検討

 

一応、いくつか私達の方で候補を選びまして

お施主さんと現場で色柄を決めます。

   

とりあえず、準備は完了♪

P1240187

こちら↑は、台所回りのタイル候補です。

お施主さん、どう思われるかしら。。。

もし えぇーっ と言われたら、

また選び直します。

 

さて、一昨日ですが

アドモンドの床材を扱っておられる

新潟県にある上野住宅建材さんの所へ

床材の追加注文をするついでに

見学に行ってきました

またそのことについては

改めてブログに書こうと思ってます

 

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