ブログの更新が滞る日々が続いております
お盆休み中に
6つぐらい投稿したい記事があったのですが
もうお盆も明けてしまいましたね
ということで
色々書きたい事はありますが、
ぼちぼち更新していくことにします・・・
さて、お盆前の事になりますが
長野市で古民家再生したK様から
(いわゆる住宅ローン減税)
の手続きに必要な書類
のご依頼がありました
この証明書は、
建築士事務所に属する建築士、
指定確認検査機関、
登録住宅性能評価機関、又は
住宅瑕疵担保責任保険法人
が作成し証明するものですから
当然ながら設計者である私が
発行することになりますね
リフォーム工事においては
建築士が関与しなくてもよい場合が多く
それが結果的に良いかどうかは
現場によりけりですけれども、
少なくとも
建築設計事務所に依頼して良かった
と思って頂けるような仕事を提供したいですし
また、
こうした制度も設計者が居れば
無理なく利用することも出来ますから
設計料という少なくない費用の負担も
お施主さんにはあるとは思いますが
いろんな場面で
設計者(建築士)を大いに活用(?)して頂ければ
と思うところでございます
というところで
K様から増改築等工事証明書の
ご依頼メールを頂いたわけでしたが
そのメールには嬉しい一言が添えてありましたので
すみません、引用させてもらいますネ♪
メール↓
『話は逸れますが、先週の猛暑の中(補足:8月第一週)、次男のクラスメイトが数名家に来ました。家に入ったとたん「すごい、涼しい!なんで?」と連呼してました。子どもたちにこの家の良さがわかってもらえてとってもうれしかったです。』
私もあの茅葺古民家の良さを
(現在はトタンが被ってますが)
子ども達に分かってもらえて嬉しいデス
もちろん、クーラーは無いです。
(クーラー用コンセントは設置しましたけどもね)
実は私共の事務所も茅葺古民家ですが
(同じく板金被っています)
猛暑の中、営業マン等
外から入ってくる方々は
皆さん第一声が「涼しいですね!」
と仰います。
古民家だから涼しい、という訳ではなく
これは大きな茅葺屋根のお陰でもあります。
いわゆる茅が断熱材の代わりだ、
という方もいますが
もちろん、そういう事でもありますけども
この大きな大きな屋根の屋根裏(小屋裏)の空間が
いわば熱気を溜めておける空間になっているから
1階が涼しく感じるわけなんですね。
実際今まで茅葺民家の調査を何度もしていますが
小屋裏の熱気はものすごくて
蒸し暑くて死にそうなくらいです。
(板金を被ってしまっているせいもあるかもしれません)
でもそのお陰で?!
調査後のビールは
天国のような美味しさなんですがっ
こちらは↑ 再生前の小屋裏。
再生後はこのように↓
子供部屋のロフトになりました。
子ども大好き空間「ロフト」
先程も書きましたが小屋裏は暑いですから
小屋裏を利用したこのロフトの天井裏には
セルローズファイバー25k160㎜を吹きこみ
小屋裏の熱気がロフトに伝わり難くすると共に
窓の無い屋根裏ですから
換気扇も設置しました。
セルローズファイバー25k 施工時↑
この新聞紙の屑状のセルローズファイバーは
ボードやマット状の断熱材とは違い
形のない「屑状」なため
古民家の曲がりくねった材や壁に馴染みが良く
最近私共が採用することの多い材料です。
ロフト用梯子。
この登りにくい梯子も
子供達にはなんてこともないようで
K様のお話によれば
知らぬ間に息子さんのお友達がぞろぞろと
このロフトから出てくるとか?!
壁は西洋漆喰塗りで
お施主さんが頑張って塗った壁です!
日本の民家であっても
なんとなく西洋っぽく感じるのは私だけでしょうか?!
というか、
古民家ってどこの国にも共通するような構造の持つ美しさがあるように思いますネ。
だから外国の方が日本の古民家を改修しても
あまり違和感無くまとまるのかもしれません。
こちらが子供部屋です。
再生前はこんな状況でした。
揚前時↓
土台周りが大変傷んでいた部屋でした。
昔の脱衣場に開いていた小窓も
そのまま残し
ステンドグラス用のガラスを入れてみたりして
ちょっと遊んでしまいました
この子供部屋は3人の男の子の部屋なのですが、
ロフトはあるし、
更に
ロフトから未知なる小屋裏へ通じる出入口もあり、
家の中で探検ごっこができる空間満載で
楽しい空間になったと思います。
家全体として
かくれんぼも出来るし
行き止まりの無い間取りにしてますから
掛けっこも・・・出来ます
そんな古民家で
K様は3人の息子さんを
「放牧したい~」
と仰ってましたからね。
まさしく日々
そんな状況なのかもしれませんです
<script src="http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share" type="text/javascript"></script>