さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

夜明け前から

2010年02月25日 | こんな設計事務所です(^^)

P1070181

今日は夜明け前に起きました。

(と言いますか、丑三つ時の頃。。。)

只今、設計中の土蔵再生工事、

図面チェックはほぼ終わったものの、

まだ検討していることがあり、

眠れません 

、、、というか、それだけでもないのですが。

  

さて、

数日前のことなのですが、

土蔵再生工事の断熱について

あれこれ検討している時、

  

セルローズファイバー断熱の場合、

意外と細かい部分には吹きこむことが出来ず、

サッシ周りなど複雑な部分には羊毛を詰めていることを

思い出し、

  

それならば、

そーだ 

  

うちの 未完成の事務所の 隙間にこそ、

隙間対策、寒さ対策として、

羊毛を詰めておけばいいんだわー☆

と気がついてしまったのです。 

( 気がつくのが 遅すぎ  ) 

  

ボード系の断熱材だと、

隙間に合わせてカットするのが困難だし、

セルロースファイバーは当然無理だし、

グラスウールは、チクチクするし吸湿してしまうし、

羊毛なら~簡単!

しかも、事務所を本格的に工事する時、

簡単に取り除けるし、

それにっ 

使わなくなった羊毛をーーー

クッションとか手芸に使えばいい! ヤッター☆

(なんという 応急処置でしょう)

  

ということで、

早速、夜明け前より、事務所で

隙間に羊毛を詰め詰めしました。

(なにやっているんだか。。。)

  

P1070183

羊毛断熱材です。

幅400ミリ 厚み150ミリ 

ロールになってます。

いつ見てもお布団みたい。

 

うちの仮設事務所の床は、

いろんな廃材、在庫品を

サンプル体験代わりに置いて、

仮留めしてあるだけです。

仮留めなので、際には巾木もないし、

隙間のままです 

P1070190

P1070188

羊毛 詰め詰め しました

P1070192

P1070191

これで、基礎から上がってくる冷気が

止まれば、、、少しは環境が改善されるかな。

  

一昨日、

断熱屋さんの徳間さんに

ちょうど検討中の断熱について相談したかったので、

メールで、断熱相談をしましたら、

徳間さんったら、早速にも昨日、事務所に

来て下さいました♪

相談に乗って下さって有難うございました!

  

注文をしておいた羊毛も

早速、持ってきて下さいまして 

これで事務所も少しは暖かくなりそうです!

(でも、もうすぐ春、、、ですかね)

  

うちの事務所というか、主屋は、

いつ2期工事を再開するかは未定ですが、

周りからいろいろ期待されてしまうだけに

焦ります。

が、

仕事が先なので、

やっぱり工事はまだ先になりそうです。。。

  

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続 香溜まり

2010年02月11日 | こんな設計事務所です(^^)

昨日のブログに、うちの所員クンが

お香の話を書いてましたね 

所員クンが好きだという「松栄堂」のお香ー。

所員クンが以前、

所長(わたし)のお誕生日に~

なんて松栄堂のお香をプレゼントしてくれました 

  

↓ 松栄堂のうずまき香

P1060932

  

おおっー なんて素敵なプレゼントっ

感激しましたデス  

うずまきが可愛らしく、

もったいなくて、薫くことができず

大事にしまっています。

  

  

でもって、

その ものすごく良い香りに、私までも

魅了されてしまいまして、

すっかり、私も松栄堂のお香がお気に入りに。

でも、うずまき香はもったいないので、

同じ香りのスティック状のものを購入しました。

  

P_1060921

  

松栄堂のお香には、いろんな種類があるのですけど、

主屋の事務所では、所員クンの香、

そして、離れの住まいでは、プレゼントしてくれた香、

(堀川という種類)

を、

気分に応じで薫いてます☆

    

奈良時代の後半に貴族の間では、

住居にお香を薫きしめる習慣があったようで、

それを、「空薫(そらだき)」 というそうです。

なんて素敵な言葉!

私も、それを真似て、

お客様がいらっしゃる時には

あらかじめ香を薫いています 

 

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通信簿なるものが。

2010年02月09日 | こんな設計事務所です(^^)

 

何気なく、いろいろとネットを見てましたら

gooに「ブログ通信簿」なるものを発見。

ブログを分析し、通信簿を作成するサービスだそうです。

早速試してみました。

 

「さいふうさいブログ」の通信簿はこれ↓

  

Photo

  

びっくりしたのは、

ブログの性別と年齢。

さいふうさいのブログは、

私と所員クンの事実上2人で書いてますが、

最近は、ほとんど私が書いているので、

性別、男性ってーーー そりゃないでしょぉ 

   

もっとひどいのは年齢51歳って!!!

まだかろうじて30代の私と、

若ーい20代の所員クンで書いているのに、

51歳なのーーー!? なんてことっ

・・・

最後に、花屋を目指しましょう、というのは、

まあ、私的にはいいのですけど、

51歳の男性と判断されたブログに、

花屋さんって。。。

意味がわかりませーん

けど、

なんだか、面白かったです。

  

ブログの通信簿はこちらから↓

http://blogreport.labs.goo.ne.jp/ 

  

こんなことをしている場合ではないのですが

只今、土蔵改修計画の実施設計、最終チェック中。

あともう少しだー。

気合を入れて、今晩も皆で頑張るぞ☆

 

(k.m)

   

 

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見直し調査~海野宿~

2010年01月16日 | こんな設計事務所です(^^)

うちの事務所と住まいは、

国の伝統的建造物群保存地区の

『北国街道 海野宿(うんのじゅく)』 にあります。

2002年に競売で屋敷を買いました。

   

買った当時の主屋の様子(修理前) ↓

Dscn0018

↓↓↓

そして現在(修理後)。 でも内部はまだ未完成です

Dscf_7420

   

海野宿が保存地区に選定されて20年以上が経ち、

街道沿いの建物は、だいたい修理が終わった

という感じです。

今度は、敷地内にあります土蔵などの付属屋の

保存(追加指定)を目指した調査が

昨年から始まっています。

   

うちにも昨年2回、

東御市教育委員会と信州大学の土本先生と、

土本研究室の学生さん達が測量に来ました。

  

壁が破れて、隅柱が朽ちているうちの土蔵も

調査対象となり、

更に、昭和期に建てられたと思われる木造の

旋盤工場も調査されて行きました。

  

うちの土蔵。

Dscn1248

この写真ではわかりませんけれど、

反対側は、そうとうひどい状態です。。。

  

こちらは昭和初期の旋盤をやっていた工場の屋根。

Dscn1373

屋根が抜けているので、

使い物になりません。。。

Dscf7373

この工場も、土台はすっかり朽ち果てて、

危ない状態でしたので、

数年前に補強だけしてあります。

   

うちの屋敷は本当に荒れ果てており、

朽ちていく付属屋を補強したり、

一部解体をしながら、

かろうじてお隣にご迷惑をかけないように

最低限の維持をしています

  

建物の群、そして庭、それらを含め「屋敷を再生する」のが、

私達の目標ですが、

一代で屋敷を再生するのは難しいです。

どれだけの資金が必要なことか、、、

頭が痛いです。

  

それでも、こうして、

保存の追加指定の見直しがされて、

うちの付属屋も修理が出来れば

有り難いことです。

   

ちょうど昨日の地元紙「東信ジャーナル」に

海野宿の見直し調査の記事が載ってました。

↓↓↓

東信ジャーナル記事「伝統的建造物の追加指定目指す」

   

歴史ある屋敷に暮らしながら、

いつも建築のことをあれこれ考え、

悩めるのでした。

  

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仕事始め

2010年01月06日 | こんな設計事務所です(^^)

ちょっと遅めですが、うちの事務所は

今日が仕事始めです

 

今日は、仕事始めですから、

所員クンと皆で、

抹茶と、縁起の良いお菓子で一服しました

  

P1060129  

こちらのお菓子は、

昨年末にお客様から頂いたもので、

京都のお菓子でした

パッケージが、とっても可愛いのです!

  

P1060112

このだるまさんと獅子の中に、

小包になっただるまさんと獅子のお菓子が

入ってました 

   

さて、私共、

所員クンを迎えてから2年目になります。

それまで夫婦で設計事務所をやっていたのとは違い、

一人でも所員がいることで、

やはりいろんなことを考えるようになりました。

昨年までに感じた様々な問題点を、

少しでも改善していけたら、と思っています。

  

あとは、

うちの未完成の主屋を、

もう、いい加減に完成させなければーーー

街道を歩く観光客に、

「ここ、まだ工事中だねー」

「お金無いんじゃない~」

なんて言われるザマです 

(まあ、本当なんですけどね、、、)

  

でも、前向きにー

頑張るっきゃないですね。

まずは、お仕事!!!

お待たせしているお客様の家づくりが先決なので、

やっぱり、事務所は後回しになりそうな予感。。。

  

(k.m)

  

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祝!合格ーーー

2009年12月17日 | こんな設計事務所です(^^)

今日は、一級建築士の製図の発表!!!!

無事、うちの所員クンが見事合格しましたーー

   

もう、もう、

ちょうど仕事的に、ものすごく大変だった時期に、

製図の試験があって、

心配してました。

   

キャー 

良く頑張ったーー

泣けます。

  

いろんなことで、ちょうど凹んでいた時だっただけに、

この朗報に、

希望を見出せた、そんな瞬間でした。

   

事務所全員で、

よりよい建物の設計を目指し、

がんばるぞー

  

(k.m)

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来年のカレンダー

2009年12月04日 | こんな設計事務所です(^^)

うちの事務所の来年のカレンダーが

出来上がってきました。

と言っても単に名前を入れてもらっただけですけどね

P1050454

板画家 森貘郎さんの一茶カレンダー(印刷)です。

森さんは千曲市にあります杏の里板画館

主宰をしていまして、

板画館の建物は、江戸から明治まで続いた漢方医の

屋敷を再生したものです。

Photo

再生は、主人と私が以前勤めていた設計事務所

設計をしまして、その時の担当を主人がさせてもらいました。

それ以来のお付き合いです。

もう10年以上は経つかしら。

   

板画館の竣工祝いの時に頂いた板画です↓↓↓

P1050465

うちの廊下に飾っています。

   

森さんの一茶カレンダーは、印刷のものではなく、

版画のものがあります!

P1050469

やっぱり 版画の方がいいですね。

毎年買っていたこの板画カレンダーですが、

2006年のこのカレンダー以来、

買ってません。。。

来年のカレンダーの予約の時期も、

もう過ぎたはず。。。

忙しがっていつもこれです。

   

なんて、ぼやいている暇はありません。

印刷ものですけど、うちの事務所のカレンダーも

届いたことですし、

お施主さんをはじめ、

お世話になった方々へ早速、配ってこなくてはー。

   

(k.m)

 

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終の住処

2009年07月28日 | こんな設計事務所です(^^)

設計、そして古民家再生に携わるようになって、

主人はもう20年あまり、私は14年あまり。。。

昔は、私達よりも人生の大先輩の方々の家ばかり、

恐らく、「終の住処」になるであろう建物を

設計していた。

最近でこそ、同世代のお客様が増えたが、

2~30歳代であった若き日の我々にとって、

設計をさせて頂いたお施主様達の

寛容だったことに、感謝するばかりである。

よく、こんな若造に家を任せてくれたものだと、

思うのだが、

しかし、そういう機会に恵まれ、

経験を積んでいかなければ、

当然、設計も身につかない。

今も昔も、お施主さまに 経験 という

勉強をさせてもらっていることには変わりはない。

もちろん、仕事である以上は、

勉強などという無責任なことでやってはいないが。

 

   

「終の住処」 ついのすみか。

この言葉が、ずっと前から気になる言葉であった。

    

私達にとって、この海野宿の屋敷が

終の住処 になるのか?

競売で買った海野宿の屋敷。

元の所有者、そしてその家族にとっては

この屋敷が 終の住処 だと思っていたに違いない。

しかし、

競売という、容赦ない制度で強制的に

屋敷の売買をされてしまった。

私達はそれを買った。

   

こんな現実を経験しているため、

建築という範疇だけでは、

住処を考えることはできない。

我々の設計という仕事は、

住処の単なる一片にすぎない。

 

「人」があって、「暮らし」がある。

   

住処、棲家、栖、すみか

   

私達の設計事務所名の栖風采(さいふうさい)の

「栖」という字は、

「すみか」 という言葉がずっと頭にあったから、

用いたもの。

   

何故、急に、こんな話を書いたかというと、

本屋さんで、

「終の住処」(磯﨑憲一郎著 芥川賞受賞) 

という本をみつけてしまったから。

そして、買ってしまった。

(k.m)

 

   

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