週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
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『いのちの理由』

2012-09-05 22:44:15 | ひとりごと

先日、浄土宗の知り合いのお坊さんと、昨年の大遠忌法要についてお話しました。

浄土真宗は親鸞聖人750回大遠忌でしたが、浄土宗は法然上人800回大遠忌。
関係宗派は様々な取り組みで、記念すべき大法要を盛り立てました。

私たち本願寺派は、勤行をメロディに乗せ歌うように読経する音楽法要が目新しさを呼びました。
真宗大谷派は、漫画家の井上雄彦さんに依頼し、親鸞聖人の生き様を描いた巨大な屏風を展示・公開しました。

そして、浄土宗では歌手のさだまさしさんに、浄土宗が掲げる「共生(ともいき)」のイメージソングの制作を依頼したとのお話を聞きました。

というわけで、さっそく調べました。
その曲は既に2年前には発表されていて、さださんのアルバムに収録されているそうです。

題名は『いのちの理由』。

   私が生まれてきた訳は  父と母に出会うため
   私が生まれた訳は  兄弟たちに出会うため
   私が生まれた訳は  友達みんなに出会うため
   私が生まれてきた訳は  愛しいあなたに出会うため

   春来れば 花自ずから 咲くように
   秋来れば  葉は自ずから 散るように

   しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ
   悲しみの花の 後からは 喜びの実が実るように

   私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを傷つけて
   私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに傷ついて
   私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて
   私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため

   夜が来て 闇自ずから 染みるよう
   朝が来て 光自ずから 照らすよう

   しあわせになるために 誰もが生まれてきたんだよ
   悲しみの海の向こうから 喜びが満ちてくるように

   私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため
   私が生まれてきた訳は 愛しいあなたを護るため




私が生まれてきた訳は、阿弥陀さまに出遇うため。
そこに、すべてのしあわせがあるのだと思いました。

南無阿弥陀仏