先日、住職がバケツ一杯の栗を拾ってきました。
3個入りの大物。
絵に描いたような栗ですね。
境内には古木が多くあるので、この栗の木も昔からのものと思われるかもしれません。
けれど、実はこの栗、植えてから14年ほどの新入りさんだったりします。
我が家に来たのは2000年のこと。
新聞の通販欄にあった「ミレニアム記念・ミニ果樹シリーズ」のもので、一月一株、鉢に入った1mもない果樹が届く商品を坊守が購入したのが始まりでした。
最初は本当に小さなイガ栗の付いた木で、実が落ちた後に植えてはみたものの、きっと枯れてしまうと思ったほど弱々しい木だったのを覚えています。
それが今では4メートルはある立派な栗の木へと成長し、数年前からはそれはそれは大きな実を付けるようになりました。
桃栗三年柿八年、それ以上に時間がかかりましたが、この最乗寺にしっかり根付いてくれました。
ちなみに、ミニ果樹シリーズは他にも境内に植えられていて、山門の右手にあるミカンの木もシリーズのうちの一つだったりします。
こちらも鈴なりで、色づくのを待っている状態です。