梅雨の晴れ間と思っていたら、あっという間の梅雨明けにビックリ。
すっかり夏の空になってしまいました。
体の準備が追いついていない方も多いと思いますが、水分補給など熱中症対策を心がけください。
さて、境内を歩いていると風に乗って甘い香りがしてきました。
香りを辿ると、手水場の左側、白い花を咲かせた低い樹木からでした。
こちらはクチナシ(梔子)です。
八重咲き種のクチナシになります。
クチナシは、沈丁花と金木犀と合わせて三大香木の一つとされ、甘い香りが特徴的です。
クチナシという名前は、実が熟しても割れないことから「口無し」という和名が付いたとも言われています。
乾燥させた実は、栗きんとんやたくあんなどに使われる、黄色の着色料になり、また漢方薬にもなります。
ただ、八重咲き種のクチナシには実が付かないんですけどね。
でも良い香りです。