昨日、築地市場の営業が終了しました。
週明けからは豊洲市場が営業開始になります。
ちょうど数日前、築地本願寺に参拝した際に築地市場の場外を散策してきました。
どこもかしこも人・人・人。
久しぶりに来たのですが、国内外からの観光客の多さに驚きました。
場外でこんなに人がいるのは、私の中では年末の風景でした。
狭い路地には、うにをカウンターで食べられるところもありました。
とってもオシャレな雰囲気です。
個人的な話ですが、築地本願寺に通う機会が多くあったこともあり、築地市場にも様々な思い出がありました。
昔は場外のお店もお昼で全店がほぼ営業を終了してしまい、築地本願寺の夜学に通っていたころは唯一開いていた「銀だこ」が夜食の定番でした。
日本中の牛丼チェーンで牛丼が消えたときも、場内の吉野家1号店では牛丼が提供されていると聞き、研修会の昼食に住職を誘って食べに行ったこともありました。
「海鮮ひつまぶし」で有名な「築地虎杖」の築地1号店はカレーうどん屋さんで、あさりラーメンのお店も出していました。
火事で焼失した「井上」のラーメンでは、外国人観光客とコショウを譲り合いながら、立ち食いしたことを思い出します。
移転するのは場内市場だけですが、私にとっては場外市場と切っては切れない思い出の数々が浮かんできます。
場外を散策しながら、少し感傷的になってしまいましたが、絶えず変化していく無常の風が築地市場だけでなく、この私にも吹いていたことを、思い出の中の自分と出会って改めて感じました。