先週に続き、今週も大型の台風がやってきました。
強い風雨によって、多大な被害が出ていると聞きます。
被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、明け方には雨もやみ、青空が広がっていた横浜。
最乗寺の境内には、青空だけでなく、もちろんアレも広がっていました。
午前9時の境内の様子です。
風が強く、進行形で銀杏が次々落下し続けています。
最乗寺のシンボルとも言えるイチョウの木は、樹齢600年・35mの大木です。
その上空から降ってくる銀杏は、「実」というより「凶器」と言っていいほどのスピードを持っています。
というわけで、風が穏やかになるまで近寄れず……。
そのまま放っておいた午後2時の様子。
…増えてます…めちゃくちゃ増えてます。
そして風が全く弱まらない(涙)
その後、夕方になっても、夜になっても、風が弱まる気配がありませんでした。
明日にはお片付けができるといいのですが…。
ちまたで話題の妖怪ウォッチ。
もともとゲームで、妖怪を見ることのできる「妖怪ウォッチ」を使って、物語の裏に潜む妖怪を見つけて事件を解決していくというもの。
これが子供たちの間で大人気なのです。
現在はアニメが放送されていて、龍くんも例にもれず、毎週アニメの放送を楽しみにしています。
(※ 今はアニメだけで、ゲームもメダルもしてません)
私も白いモコモコフワフワした生き物が好きなので、「コマさん」というキャラがお気に入りになりました。
自分が好きになると、活動的になる私(笑)
というわけで、こんなものを作りました。
動画で折り方があったので、参考にしながら折ってみました。
ちなみに、白 → (私の好きな)コマさん、オレンジ → ジバニャン、青 → ロボニャンです。
最近は幼稚園のお友達同士でお手紙のやり取りをしています。
小学校で平仮名の練習をしていた母としては、文字をスラスラ書いている子供たちに驚嘆ですが、子供たちもお友達とのコミュニケーションの仕方に置いていかれないように必死な様子で、なんだか本末転倒だなぁと思ったり……。
龍くんも頑張ってお手紙を書いています。
なので、そのお手紙に妖怪ウォッチの折り紙を添付したりして、龍くんのテンションを上げるのに一役かっています。
まぁ、半分以上は私の趣味ですが…(笑)
先日、住職がバケツ一杯の栗を拾ってきました。
3個入りの大物。
絵に描いたような栗ですね。
境内には古木が多くあるので、この栗の木も昔からのものと思われるかもしれません。
けれど、実はこの栗、植えてから14年ほどの新入りさんだったりします。
我が家に来たのは2000年のこと。
新聞の通販欄にあった「ミレニアム記念・ミニ果樹シリーズ」のもので、一月一株、鉢に入った1mもない果樹が届く商品を坊守が購入したのが始まりでした。
最初は本当に小さなイガ栗の付いた木で、実が落ちた後に植えてはみたものの、きっと枯れてしまうと思ったほど弱々しい木だったのを覚えています。
それが今では4メートルはある立派な栗の木へと成長し、数年前からはそれはそれは大きな実を付けるようになりました。
桃栗三年柿八年、それ以上に時間がかかりましたが、この最乗寺にしっかり根付いてくれました。
ちなみに、ミニ果樹シリーズは他にも境内に植えられていて、山門の右手にあるミカンの木もシリーズのうちの一つだったりします。
こちらも鈴なりで、色づくのを待っている状態です。
日曜から月曜にかけての台風で、横浜市内でも土砂崩れなどの災害が発生したところがありました。
被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、台風一過の最乗寺ではこのような光景が広がりました。
一面、オレンジの絨毯です。
コレの正体は銀杏。
すんごい量の銀杏が落下し、境内中にすんごい匂いが充満しました。
何が怖いって、上にはまだまだたくさんの銀杏がなっていること。
片づけに駆けつけてくださった方もいて、だいぶスッキリしましたが、次の台風が控えているので引き続き戦々恐々しています。
先の日曜日、お世話になった方の結婚披露宴に出席してまいりました。
新郎新婦ともにお寺の方で、招待客もほとんどお坊さんで埋め尽くされていました。
もちろん、祝辞を述べられる方々もお坊さん。
「お坊さんの祝辞」というだけで、何か良いことをお話ししてくださると思ってしまうのは、聞く立場にいるお坊さんも一緒です。(笑)
今回、なんとなくですが覚えていたのはこのような一節でした。
誰もが親を選ぶことはできません。
誰もが子を選ぶこともできません。
家族の中で選ぶことができるのは、夫と妻、夫婦だけです。
地球には約70億人の人がいて、単純に男女を35億人ずつに分けるなら、お互いが35億分の1のご縁で巡り合った掛け替えのない相手ということになります。
確かに家族の多くが選ぶことができない人たちの集まりなんだなぁと、しみじみ思いました。
その中で選びあった夫婦であるはずなのに、35億分の1のご縁を実感して尊く思うこともありませんでした。
でも改めて考えれば、生まれも育ちも違う者同士が、毎日「いて当たり前」の日常を過ごしているということが、夫婦としてはとっても尊いことなんじゃないかなと振り返りました。
お食事中にハート型のパンがサーブされ、新郎新婦から仕合わせのお裾分けをいただいた気分になりました。