週刊 最乗寺だより

小田原のほうではなく、横浜市都筑区にある浄土真宗本願寺派のお寺です。

勝田山 最乗寺
045-941-3541

スッキリしました

2016-02-10 14:31:45 | 近況報告

インフルエンザの猛威により、今日から3日間の学級閉鎖となってしまった龍くん。
土日を含めて5連休となり、本人はウキウキですが、親として困った事態です。

とりあえず、本人が感染している可能性も考え、48時間は家の中で過ごさせる予定にはしました。
あとはネットで拾ってきた漢字や算数の問題で時間を潰させていますが……元気なのに外出できないのは、本人も家族もシンドイものですね。
習い事も学級閉鎖の子供は受け入れ拒否とのことなので、しばらくは缶詰生活になりそうです。



さて、数日前から境内に植木屋さんが入って作業をしていただいています。
主に枝おろしの作業のようで、表も裏も大分スッキリしました。

比較として、作業中の裏庭はこうでした。

 

そして、今日がこちら。

 

墓地の階段から裏庭が見通せます。

これから新緑の季節になると、空いた隙間も葉っぱで埋め尽くされてしまいますので、この景色は今だけです。


恵方

2016-02-04 15:48:41 | ひとりごと

週末から風邪をひき、着実に悪化している今日この頃…。
インフルエンザではないのですが、滅多に風邪をひかない分、かかると長期化するのが恒例となっています。

さて、昨日は節分でしたね。
スーパーに行くと、すごい光景が見られました。

  

山積みの恵方巻です。
他にも写真を撮っている方がいて、つられて私も撮ってしまいました。
これだけでも、とんでもない量なのですが、他の場所にも値段別に盛られていました。

今ではすっかり定着していますが、初めて恵方巻とその食べ方を聞いたときは本当に驚きました。
その年の歳徳神(としとくじん)の在する方角(恵方)に向かって、願い事をしながら無言で太巻きを丸ごとかぶりつきながら食べるというもの。
最初に聞いたときは、確か「笑いながら食べる」だったような気もします。

聞いた当初は「そんな下品な食べ方をすれば親に怒られるだろうなぁ」と思ったものですが、あれまぁビックリ、これが歳時記の一つに加えられてしまいました。

なんで定着したのか考えて、もしかしたら願い事云々よりも、普段はできないけど、本当はやってみたかった食べ方が大手をふるってできるということが面白かったのかもしれないなと思ったりしました。

あとは、夕食の献立に困っている主婦層には大層受けているという話も聞きます。
確かに食事を作る側にとっては、何を作るか考えなくてもいいので大助かりでしょう。

私はというと、珍しく少量パックの安いイクラを見つけて、献立は手巻き寿司に決定しました。
イクラも手巻きも龍くんの大好物だったこともあり、思いがけず便乗することに。

浄土真宗のお坊さんが言っていたことですが、私たちの恵方(良い方角)はいつだって阿弥陀さまのお浄土のある「真西」です。
だからといって、そちらの方角を向いて巻き寿司を食べたりはしませんよ。
ただただ手を合わせ念仏申すのみです。


かささぎの わたせる橋に 置く霜の…

2016-02-02 14:40:35 | ひとりごと

小学校へ行く龍くんを送り出す毎日。
とっても寒いです。

 

太陽が出てない朝は薄暗く、吐く息の白さが寒さを倍増させるかのよう…。

最近、仲良くしているお友達の影響か、音読の宿題で百人一首を読むようになった龍くん。
当然ながら内容は分かっていないのですが、難しいことをしているんだという優越のようなものがあるようです。

今でも解説を読まないと意味が分からない私と、解説を読んでも意味が分からない龍くん。
昔の様式や男女のことは仕方なくとも、自然や気象についても知らないことが多く、小学一年生はまだまだ未知なるものに溢れているんだなとビックリしました。

ならばと思い、寒い朝、霜が降りていたらその光景を指さして、

「真っ白でしょ! 中納言家持の歌にあった霜ってこのことだよ!!」

と、ちょっと興奮気味に教えたりしています。

ちなみに、龍くんが愛読している百人一首の本は児童用ですが、私がよく見ているのは杉田圭作『超訳百人一首 うた恋い。』の公式HPです。

原作はマンガで、百人一首を選定した藤原定家が解説をしつつ、歌を詠んだ人々を登場人物に、平安時代の恋愛模様や文化・生活などが分かりやすく描かれていることから、アニメやCD・DVDと様々なメディアへと幅を広げている作品です。

HPには100首全ての超訳から用語の説明まであるので、気軽にのぞくのには最適です。

 http://www.utakoi.jp/study/waka.html(全和歌の超訳)