蕨市役所に曲がる手前の旧中山道沿いにある「今井」のうな重
現在のさいたま市は、平成13年5月1日に、私の生まれ故郷である浦和市と、埼玉県一の商業都市大宮市、産業のまち与野市の3市が合併して誕生。平成15年4月1日には、旧大宮市地域に西区・北区・大宮区・見沼区、旧与野市域に中央区、旧浦和市域に桜区・浦和区・南区・緑区を設置、全国で13番目の政令指定都市になったわけである。平成17年4月1日には、岩槻市を編入して岩槻区を設置し、現在に至る・・・。そう、さいたま市が誕生してから本年で15周年という節目の年となるわけである。
そんなさいたま市でも浦和のうなぎと銘打って、旧浦和市は鰻がメッカの蒲焼発祥の地。沼地が多くあった浦和にはその昔ウナギが捕れたということから、多くのうなぎのお店があるのは有名どころ。そんな浦和出身の私はといえば、今までにも色々なウナギ屋さんに足を運んだはず(本太の和幸だけ未だ通ったことがない)であるが、この度暖簾をくぐった蕨の今井は、これまで体験したなかでも飛び切り甘辛い味付けのうな重。今回2度目の体験ながら、やはり今までの中でも他に記憶がないくらい甘辛い。このアタリは好みであろうが、普段からそう軽々と口にすることも少ない鰻だけにお好きな方は是非試してみるとよい、味付けも店づくりも店主の人柄も記憶に残る一店であった。
明日へと続く・・・。
蕨市役所に曲がる手前の旧中山道角にある風情ある蕨宿の今井
蕨で300年以上続くという老舗中の老舗である
一階の座敷は店の中央に通路、両脇の畳一枚の幅(900)で向かい合わせ2人掛けが4卓
うな重の前に肝焼きならぬ肝のしぐれ煮。甘辛い味付けがなんともオツで一献!と行きたくなる逸品
うな重。“いかだ”という大きなウナギ2枚がどっしりと乗る名物料理もあるらしい