最終回文庫◇◇雑然と積み上げた本の山の中から面白そうなものが出てきた時に、それにまつわる話を書いていきます◇◇

※2011年9月以前の旧サイトで掲載した記事では、画像が表示されないものがあります。ご容赦ください。

星新一 アンソロジーリスト(創作作品を全文掲載したもの)を公開!

2015年04月14日 | 星新一





星新一作品以外にも、作品が含まれるアンソロジーも集めてきたので、それをリスト化しました。
現物主義ですので、とにかく星新一の名が目につけば、集めてきました。

アンソロジーを並べた棚の一部を初公開です。

     

     

     

私は他人の書棚に興味が湧くのですが、誰もがそうであるとは思っていませんが……。


リスト作りをするために、段ボール箱に詰め込んでいたものを箱から出して、背が見えるように並べることから作業が始まりました。
同じ書名の本が出てくる出てくる……集めた本を段ボール箱に入れてしまうと、忘れてしまうんですね(^_^;)
並べておいて常日頃眺めていれば、古書展や古書店で見つけても、持っているものよりきれいかどうかがすぐに判断できますが、「どうだったかな」と思うのはまだ良いにしても、「あれ、持っていたっけ?」となると、「念のために買っておこうか」となり、結果、同じ本が増えてしまうということになるんです。
出版社によっては、奥付の表示がいい加減のところがあるのには、それこそ「いい加減にしろ!」って言いたくなりました。奥付が貼り付けになっていたり、奥付部分がカバーの袖だったり……あとから替えられる表示方法のものには手を焼きました。
初版を箱入りで出して、売れ残ったものを箱から出してカバーをかけ、奥付を張り替えれば、新装版の新刊として再度流通させることが可能ですから。

リストにした総数は245点で、そのうち所蔵していないのは……3、4点だと思います。

このアンソロジーリストは、星新一公式サイトの「ホシヅル図書館」アンソロジーリスト( こちら)でご覧いただけます。 


1冊1冊、奥付を見てリストにしていったのですが、検索で出てきた本がどうしても手に入らないということも勿論ありました。その場合は、現物を所蔵する図書館を調べて、そこに電話をして事情を説明して、現物を書庫から出してきてもらい、奥付を確認していただいたりもしました。図書館の蔵書データは、初版発行年月までしか書かれていないのがほとんどなのです。丁寧にご対応いただいた司書の皆さまに感謝申しあげます。

頼りになったのは、星さんの未収録作品をまとめた新潮文庫『つぎはぎプラネット』を刊行までこぎつけた面々で、今回も抜群のチームプレーで、存分に力を発揮していただきました。特に未収録作品整理で名舵取り役の大役をこなした高井信氏は、蔵書をきちんと整理しているので、私のあやふやな調査に対して、現物を速攻で調べてきちんと対応していただいたのが大きな支えになりました。


そんな苦労の末に誕生したリストですが、今回の調査で初めて知った本も多く、まだまだ把握していない本が存在していると思います。
そんな本をご存知の方は、ぜひコメント欄からお知らせください。(コメント欄は、管理人の認証が必要な設定にしてありますので、すぐに公開されることはありません)

なお、創作全文掲載以外(エッセイや対談、コメントなど)を掲載した本のリストも作成中です。