ほぼ刊行順に紹介してきましたが、今回と次回は入手しにくいものに限って紹介します。
『盗賊会社 ―現代寓話集―』日本経済新聞社 昭和43年5月20日発行 390円
本自体はよく見かけますが、帯付きは比較的少ないようです。
日本経済新聞の日曜版に36回にわたって発表したショートショート集。
『殺し屋ですのよ』未来プロモーション 1969(昭和44)年12月1日発行 800円
左が函、右がビニールカバーがかかった本。限定版で全冊識語署名入りですが、市場ではよく見かけます。限定部数の表示はありません。
識語には何種類かあることは前に紹介しました。 → こちら。
『宇宙の声』毎日新聞社 1969(昭和44)年12月25日発行 500円
初版発行時。
奥付は初版ですが、プレゼント共通帯に変わり、ビニールカバー付き。
ビニールカバーは初版発行時にもあったのかもしれないですが、初版発行時の帯が少ないのは、ビニールカバーがかかっていなかったからではないかと推測しています。
こちらも奥付は初版で、このシリーズ共通デザインのジャケットにプレゼント共通帯が付いています。
星新一著作は多く、1970年代以降に出版されたものは入手しやすいものがほとんどなので、次回は入手が難しいものをまとめて紹介し、そろそろこの項を締めくくろうと思います。