さいとうさん家は 今 ネコ1匹だけ

イラストレーターさいとうまりの 家ネコ日報
高齢猫さん達が他界し なんと 人生で初の 猫1匹

ニノちゃんの話 その3

2011年07月05日 | 日記
けものんさん家の子猫ちゃん、片目セーフですって!
人ごとと言えないくらい 嬉しいです♪

ニノちゃんの話に行く前に ちょっと寄り道。



ニノちゃんに出会うもっともっと前に
マーボちゃんという 生後3年位の大人ネコが
病気で 中途失明・・・とても困っていました。

マーボちゃんの世界は、新聞紙を広げたサイズ。
その頃は ペットシーツも ネコ用のオムツもなく
一番下に ビニールの風呂敷を敷き、その上に新聞紙、寝るスペースにバスタオル。

突然 真っ暗闇に突き落とされて 不安なのはわかりますが
とにかく動かない。
向きを変える位で、一歩も動かない。
ご飯とお水は 鼻先に出前。

暗~く 座ったまま、なんとも淋しい時を 過ごしていました。

そんなある日、友達の おじゃまださん(同業の友人)が
段ボール満杯の オモチャをを抱えて 遊びに来ました。
彼女は UFOキャッチャーの達人。
オモチャは景品です。



お風呂上がりに 一杯飲みながら「これが 可愛いんだよ」と 取り出したのが、ゼンマイ仕掛けのお馬さん。
4頭の馬が、ジジジジいいながら盤の上を走り回る 競馬ゲーム。
この ゼンマイの音に マーボちゃんの耳がピクッ、ヒゲがピクピクッ。
そして 立ち上がり・・・

動いた! 動いた! 笑った!!(そう見えましたよ)

マーボちゃんが 自立した瞬間でした。

この日から マーボちゃんの世界が 徐々に広がり
広さは12畳、高さは ソファーの上・・・まで・・・こんなに大きくなりました。

失明したのは 不幸だったかも知れませんが、まぁまぁ 幸せな生涯だったと思います。
・・・だったと オバサンは信じたい・・・

こういう経験があったお陰で、ニノちゃんに出会っても
慌てず 対処出来ましたねぇ~。
でも、ゼンマイ仕掛けのお馬さんは
マーボちゃんが死んだ時、持たせてあげたので(一緒に埋めただけですが)
じゃぁ・・・何がいいかな・・・と、机の引き出しを開けると 小さな鈴!
ヒモの先に結びつけた鈴が すごい威力を発揮しました。

外はドシャ降りです。
雷も鳴り出しました!!
こりゃ マズイ、ウチに帰れなくなりそうなので
ココで切り上げて・・・帰りまぁ~す。

続きは また・・・