日垣邸突撃!!
日垣先生といえば通販大好きで旅行が好きで、家賃は60万円ていうので有名!!60万円の賃貸物件てなんやねん?これは見ておかねばと思い訪ねてびっくり。
「こんな広くてきれいで快適な賃貸し物件てあるんですかーーーー!!??」
もう本当にキレイなのよ。物件はすごく静かなお屋敷町の中にあって、入り口もやたら豪華でドアも重厚。中にはいると30畳かあるいはもっと広いリビングがずとーん。奥には見たこともないくらい大きな液晶モニターがまたどばーん。220平米ですってさ。
「文豪!!二階もあるんですね。見ていいですか?」
文豪の返事も待たずに二階に突撃。二階は一部屋が書庫でもう1つが書斎。これがまた広い、二十畳くらいかな。真ん中に水族館みたいな海の中の風景が浮かび上がるパソコンのモニターがあって、「文豪、もしかしてココに女の子連れ込んでよからぬことしてませんか?なんかやり部屋っぽくないですか??」いったら「俺の神聖な仕事場を汚す発言をするな」ですと。撃沈です。でも仕事だけじゃね、もったいないようなロマンチックな空間なのですした・もう1つが空き部屋で、もう1つが文豪のプライベート空間、これはさすがに失礼なので見ませんでしたが。要するにメゾネットタイプで広めの一軒家みたいな快適なつくりの素敵なマンションだったのです。文豪、贅沢しすぎだよ。
さらに調査をつづけますとトイレにはプラダの10万円のビーサン。文豪が何回かエッセイにかいていたやつね。自慢だったようですが、これはとても値段には見えず、微妙でした。
。こんなもの買うなら、うちの女の子になんか買ってくれってかんじです。そんなこと考えていたら「あっっ!!」階段の途中にうつぶせにおかれているコアラのぬいぐるみ発見!!可愛いですー。思わず階下にもちおり、160万円のカッシーナのソファに座りながら一枚ぱちりと写真撮影してしまいました。うーむ、まるでストレスたまった文豪の部屋に遊びにきたデークラ嬢です。ぷんごうー、おこずかいくださいー、な感じ?
そして私はいう。「文豪!!二階の空き部屋、十分私の服入りますし、一階のこの空きスペースにアシスタントの机も余裕で入ります!!私、レーザーのカラーコピーもあります。持って来てあげますから、いつ引越ししてきていいでしょうか。私、文豪の奥様にも娘様にも失礼のないよう心がけますからーー!!」
したら文豪はガン無視。くそー。オッケーだったら家賃一気に助かると思ったんですが。それにしてもいいですねー。何か物書きって言うと、昨今は貧しいのがイメージですが。「そんなことない!頑張れば文筆でももうかる!」と元気付けてもらいました。さて、そんな興奮する私たちにあまーい和菓子と、おいしく冷えたスイカに大島の天然塩を添えて濃い目の熱いお茶と冷たいお茶を振舞ってくれました。しかもおしぼりつき!!
「至れり尽くせりですーーー」
文豪を前に和むわたしと瀬尾さん。私はソファーでごろりんとし、瀬尾さんは椅子にあぐら書いて文豪と打ち合わせしとります。「瀬尾さん、大先生相手にあぐらはまずいんじゃないでしょうか」言いましたが、瀬尾さんは「そうなんですよね」と言いつつ、まったく直す気力なしで和みまくり。ゆるゆる感がいい感じの打ち合わせでした。打ち合わせの後は、日垣先生のご家族の話や、わたしたち女子の昔の恋愛話で盛り上がり、何か楽しいひと時だったのです。
「なんか。今まで仕事仕事で来たけど、損得に全然関係のないこんな時間いいなー」こんな風に楽しく駄弁られる人に出会えたことがこの業界に入った一番の喜びかもと思う私。けれど「原稿書き始めたらもう家族でも何でも話しかけるな、って感じだよね。風邪引いた家族に「俺に近寄るな、うつる」とかいっちゃったこともあるし」なんて先生の本音がだんだんみえかくれしてくるにつれ、のどにでかかるひとこと。「文豪ってもしかして鬼畜系?」日垣隆、油断出来ないかんじです。
でも何で先生はあんなに仕事しているのに部屋が綺麗なの?娘さんたちがたまに掃除してくれるとはいえ、しっかり手を入れすぎですよ!!ソファーの下もチェックしましたが、埃ひとつありません!!それどころか「この前、街灯の電球替える道具買っちゃってさ。あと、ベルトの穴開けも買ったんだけどベルトがなくて」って、変な道具取り出してくるの。いくら通販コラムをもっているとはいえ、何でそんなもの買っておいでなのでしょう。
「うち、緩いベルトもありますし、切れた電球もありますけど」申し上げましたら
「それってただの廊下の?」
「ええ、でもつけるの面倒くさいんで付けていだたけたらと」
「そんなの自分でやれよ。俺は街灯の電気を付け替えたいんだよ」
文豪、やつぱり鬼畜系です。自分の興味の充足のことしか考えておりません。
文豪------。結構変な人です。でもそんな所がまた楽しかったのです。あっという間に二時間が経ってしまいました!!
で、また決めましたよ
「次はマカオだよね!!」
春までには、また三人でカジノに行けそうです。