読みました

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その他、ねこのひとり言…。

今年の8冊目

2009-11-04 12:29:27 | 読書
                   
  
 さまよう刃 東野圭吾著(~後半)

 長峰は快児をなかなか見つけられないままペンションを出ようと
するが、オーナーの娘、多佳子が駅前のマンションに連れて行く。

警察は敦也のアパートから押収したビデオの背景から、快児が
長野にいる事を掴み、ペンションに来て長峰が滞在した事を知る。

快児は逃亡資金が底をつき、度々車を運転させていたワル仲間の
誠に金を借りに東京に戻る。包囲網を張った警察、長峰、多佳子も

東京に向うが、そこでは思いがけない結末が待っていた…
 最期の場面で、読者が想像する長峰に情報を流した人間が、

全く違う人だったという、どんでん返しも驚きの筋書きでした
本当の正義とは何か、法律が守っているのは誰か、少年法を

悪用する加害者の犯罪はなぜ減らないか等、考えさせられる事が
多くありました。つけた題名にも、深い意図が感じられます