一か月ぶりで古伊万里を入手しました
入手した理由はというと、値段が安かったのと、定番的な文様なのにデザインが個性的だった、この二点だったように思います。
「染付蛸唐草文小皿」
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江戸中期の品で、サイズ的には直径13.5cmですから四寸半の小皿です
今更蛸唐草ということで、文様としては面白味に欠ける気もしますが
デザイン的には変り種と言え、蛸唐草文様に沿って、妙な文様(木の枝のような・・・)が絵付けされています。
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蛸唐草そのものは中期のスタイルで、わりと丁寧に絵付けされていますが
↓の文様が何なのかはさっぱり判りません
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さて、ここ10数年、古伊万里の相場はかなり下落したように思いますが、中でも一番値段が下がったのは蛸唐草の品のように思います
今から約30年近く前、蛸唐草は伊万里の中でも一番人気のある文様で(N島先生の影響が多大)
どこの業者さんも結構なお値段で売っていたものでした。
しかし、かの白洲正子さんは蛸唐草について、「あれは大量に作られた品で、良い品は百に一個もない」
「ああいった品物ばかり見ていてはダメで、時々は美術館で備前などを見るべきだ」と語っていたようです。
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ワタシの場合、古伊万里に興味を持ち始めた時代が「蛸唐草バブル」の頃だったため、高かった時代がトラウマとなり長年、蛸唐草を避けていたように思います。
今回の品については、蛸唐草文様の品としてはかなりユニークなデザインだったので、何年かぶりで蛸唐草に手を出したというのが現実です。