今日はウチから50数キロ離れた、鶴岡市の田麦俣(旧東田川郡朝日村)地区へ行って来ました
ここは山深い場所ですが、江戸時代には湯殿山信仰の宿場として栄えた場所で、多層民家が現存していることでも知られています。
まずは国道112号線をまっすぐ行き、標識が見えたら左へ入っていきます
右に見えるのが112号線です。
こんな感じの細い山道を曲がりながら下って行きます
田麦川にかかる小さな橋を渡ると、多層民家が見えて来ます
まず見えてくるのは「民宿かやぶき屋」
古民家を改装して民宿を営んでおられますが、隣にある県指定の有形文化財
「旧遠藤家住宅」の内部を見る場合は、こちらを訪ねます。
(今回は時間がなかったので、中は見ていません)
そしてその奥にあるのが、県指定の有形文化財「旧遠藤家住宅」です
スケール感が伝わりませんが、結構な高さがあります
駐車場の案内板
向井潤吉の絵から抜け出したように水車小屋もあります
このあたりは六十里越街道でした
藤沢周平の作品ゆかりの地でもあるようです
多層民家というのは田麦俣地区独特の建築様式のようで、内部が四層になっています
平地が少ないのと、豪雪地帯であることからこういった建築様式になったようです。
昔はこういった建物が何軒もあったようですが、鶴岡市の致道博物館にはここから移築された「旧渋谷家住宅」があり、国の重要文化財になっています。
近々、致道博物館の「旧渋谷家住宅」を紹介できると思います
(中学生時代に見て以来ですが・・・)
合掌造り集落は、岐阜県白川村や富山県五箇山が有名ですが、田麦俣の建物はそれらより洗練された感じがします。
内部を見てみたいですね。
この辺は平地が多いのと豪雪地帯でもないからか、このようにどっしりとした大きな作りの家はないですね。
その土地の地形、気象条件に合わせて建築様式も異なるのですね。
そうそう、我が家の近くの農家の旧家に、玄関脇ではないですが、門のすぐ脇に郵便ポストが置かれているところがあります(^-^*)
山深い場所ですが、比較的行きやすい場所にはあります
(鶴岡駅前からバスも出ているようです)
白川郷や五箇山は有名ですが、建築様式のユニークさではひけを取らないようです
致道博物館の建物で内部を紹介できればと思います。
全国的に有名な観光地ではなく、ただの山間の村だったので
白川郷のように数が残らなかったんでしょうか。
郵便ポスト、昔ながらの丸いヤツだとレトロかな~、と思いましたが
あれは取り出し口が下にあるので、豪雪地帯には向かないことに気付きました。