Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

大山下池晩秋

2023-11-19 19:53:44 | 散歩
このところワタシの休日は必ずと言っていいほど雨模様でありまして、今日も雨こそ降っていないものの
朝からパッとしない天気でありました。(夕方から雨になりましたが)
雨が降る前にどこか行ってみようということで、鶴岡市の大山下池へ行ってみました。
駐車場がこんな様子だったので、まだ紅葉はいけているようです

このあたりは平地なので、紅葉はもう少し見れそうです

以下。同じような画像が続きます


この大山下池はコハクチョウの飛来地として有名ですが、日中のコハクチョウは田圃へ食事に出かけているので一羽もいません

鴨はたくさんいますので、あちこちでグワグワいってます

近くにある三吉神社の石段ですが、今どきらしい風情です

天気が持てば、池の周囲の散歩コースを歩こうと思ったんですが、雨がパラついてきたので断念しました
この時期になると、天気の良い日が貴重であることを痛感します。


晩秋の田沢川ダム

2023-11-12 20:15:04 | 散歩
今日の酒田は一日中小雨の降る寒い一日で、さすがに遠くへ出かける気力はなかったので、近場の田沢川ダムへ行ってみました。
ダムの入口にあるモニュメント「フローラ」

ここの紅葉の見頃は平年だと10月下旬なんですが、今年は遅いようです
以前に来たときは気付かなかったんですが、小さな滝ががありました

赤がないのと雨で地味な印象ではありますが、確かに紅葉はまだいけてます
ダム湖の水量は豊富のようです

スギ林と紅葉

茅葺屋根でこそありませんが、日本の原風景のような景色が

平地での紅葉もあと少しでお終いといった感じでしょうか。




鳥海あざみ 2

2023-11-12 00:06:40 | 日記
前回に引き続き、昭和52年発行の「鳥海あざみ」に掲載されている大火で被災した教職員の手記を紹介します。

 空一面は真赤、風は音を立てて吹きすさび、火勢は倍加し炎は西から東に道路沿いに走っている
時折ガス爆発のような轟音や、不気味なサイレンのうなる音がとどろき渡る。まるで地獄絵図そのもの光景である。
そうしている中で、消防士二人が私の裏の屋根に上って来たので、私は屋根から降りた。消防士は死に物ぐるいで放水している。
しかし、吹き荒れる烈風の前には放水も集中できず分散状態で、何の効果も見られなかった。火は怒涛の如く家の後ろを走っている。
側が焼け、柱と屋根が燃え、次々と崩れ落ちてゆく悲惨な光景を目の当たりに見て何もなすすべもなかった。もう絶体絶命である。
近くの大きな建物が燃え、風が渦を巻いた!!時折俄雨が降ったが気やすめの状況である。私は外に廻った。
もう類焼はまぬがれない。午後十一時三十分頃、私の家は全焼した。見るも無残であった。
悪夢の一夜が明けた。焼け跡は未だところどころ燃えている。まるで戦争の残骸だ。
風は止んだ・・・何もかもむなしかった。
昨日の午後五時五十分から今朝の五時まで、十一時間燃え狂った猛火の前には、何のなすこともできなかった。
ガラスは溶けて固まり植木は根こそぎ燃えつくし、トタンすら燃えた感じの焼け跡に立ったとき、身の凍る思いがした。

大火から47年、酒田市は早い時期に復興を果たしたものの、時代の流れの中であれ程賑わっていた市流心部の商店街は寂れ
商店街の復興の中心だったデパートは閉店、さらに昭和23年の創業した市内で一番の歴史を誇るスーパーのお店も閉店。
大火から再生した街がこれからたどる歴史はどんなものになるのでしょうか・・・。


鳥海あざみ

2023-11-10 21:27:12 | 日記
今日の酒田はずっと雨で、しかも夕方からは風も強くなりました

さて、「鳥海あざみ」というのは鳥海山の固有種のアザミで下向きに花をつけます。(画像は借り物です)
今回話題にするのはこのお花ではなく、わが母校である酒田工業高校の生徒会誌の「鳥海あざみ」です

画像は第15号となっていますが、ワタシは高校時代14号と15号の編集に参加しており
さしてなにもなにも残せなかった高校時代に唯一残したものでもあります。
この蝶をデザインした表紙はワタシの同級生が描いたもので、表紙裏に一文を寄せています。
さて、この「鳥海あざみ」第15号が発行されたのは昭和52年の春で、その数か月前の昭和51年10月29日に酒田大火が発生しています。
当然、この生徒会誌でも下記のような表紙を付けて取り上げておりました

記事の内容によると、生徒13名と教職員2名が被災しており、生徒のうち2名はワタシの同級生
さらに教職員のうちの一人はワタシのクラスの担任でありました。
で、この記事にはワタシもいくつか文章を書いているんですが、今見るとえらく恥ずかしい内容なので
被災した教職員の寄せた文章の一部を紹介したいと思います。被災した当事者にしか書けない緊迫感が伝わる文章です。

私が、学校を終え、家に帰ったのは、午後五時十五分頃でした。
やっと落ち着いた思ったら、火事だ!!と叫んで騒いでいる人や消防車のサイレンの音が外から聞こえて来た
この台風のような日に何処だろう?と思って、懐中電灯を手に外に飛び出た。
空は、かすかに赤くなっていた。街の人々は、皆、道端で狼狽している。火元は?と思い、私は道路沿いに走った。
・・・市街地のド真中、映画館グリーンハウスが燃え、繁華街は煙でむせるほどであった。
火元と私の家までは距離にして450m足らず、直ぐに引き返して家に戻った。
風は増々強く荒れ狂っている。このとき不吉な予感がした。直ぐに家の裏の土蔵の屋根にホーキを持って上がった。
紙くずの燃えたような白い布が、どんどん飛んでくる。まるで雪が降るような光景であった。
空は夕焼けのように真赤である。しかし、それが次第に少なくなり、白煙が立ち上り、次に真っ黒い煙に変わったので
「消えたかなあ・・・酒田の消防もなかなかやるものだ・・・」と思ったのだが
それもつかの間、今度は炎が立ち上がり見る見るうちに広がっていった。

次回へ続きますが、思えば昭和51年10月29日も風の強い金曜日でありました。









紅葉の青沢峠

2023-11-07 00:00:46 | 散歩
紅葉の青沢峠の走行動画ですが、BGMの関係で中途半端だったりしますが
雰囲気だけでもお楽しみいただければと思います。
BGMはチェット・ベイカーの「Autumn Leaves」です(実はコレを聴いてほしいだけだったりして・・・)