<前月号推選句>
暑気払いなどと称してまたビール
(高嶺抄・荒牧やむ茶選)
ほろ酔いでうたたねなんという至福
(若芽抄・佐野由利子選)
<せんりゅう広場 富岳抄>
「酷暑の夏」
暑すぎて蝉もひたすら北めざす
休憩もさせずエアコン酷使する
九月来て真夏の暑さまだ続く
生き延びてやっと名残りを惜しむ夏
<9月句会>
「残り」(外園ピアノ選)
旅さなか残り時間は考えぬ
「ガラス」(佐野由利子選)
そのむかしガラスの靴を履いた足
すりガラス本音ぼかして映し出す
「自由吟」(互選)
来年の夏は着られぬワンピース(1票)
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