さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

豊前境句会8月「ほくろ」

2017-09-24 | ネット句会

<豊前境川柳会・8月>

「ほくろ」

  きみの背のほくろを知った日の微罪 
    (秀坊 選・佳句1、互選38票)

  泣きぼくろいつしか消えて笑い皺
    (秀坊 選、颯爽 選、互選36票)


わたしが秀句に選ばせていただいたのは、

  おどけてるピエロにあった泣きぼくろ  (柳 茂)

  愛すれば百万ドルに成るほくろ  (茶っ茶)


でした。

敬称略で失礼いたします。



昨日、歌の大きな本番をひとつ終えました。
ソロで2曲歌いました。
何度歌っても、緊張しますね~。心臓バコバコです。
ふだんどおりに、とはなかなかいかず、やっぱり固くはなりましたが
自分なりに、それなりには歌いきった感覚がありました。
できなかったところを言い出せば、それはきりなくあるのですけど、
あがるだけで終わった というのではないだけ、
自分としてはほっとしています。
できなかったところは次からの課題として受けとめ、
またこつこつとやっていきたいと思います。

後ろを手伝ってもらわないと着られない4年ぶりのドレスが
入らなかったらどうしよう、の状態でしたが
(今年に入ってからふとりぎみ)
なんとかなりましてホッ。

手伝ってくれたお仲間が
 「ちょっとこれはヤバイかも。届くかな~(ホックが)」
と言い出したので、一時は
 「ひえ~っ何とかして!」
の騒ぎでした。
着てしまえば、わりと楽に身につけていられたのですが。

服が合わなくなっても困るので、
とにかくこれ以上ふとらないようにしないと。。。

と言いながらも、食欲の秋です。
お酒もおいしいです。



   
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鈴鹿インターネット句会9月「豆腐」

2017-09-17 | ネット句会

<鈴鹿インターネット句会・9月>

「豆腐」 (森山 文切・橋倉 久美子 共選)

  かど立てず存在感のある豆腐 (森山 文切 選)

  問われれば自慢料理は冷や奴 (橋倉 久美子 選) 
 


豆腐は、わがやでも四季を通じて欠かせない食材。
冷蔵庫でいつもスタンバイしてくれています。

思い入れのある食材の豆腐。
そのなかでも、島豆腐の句をつくってみたかったのですが、
できずじまいでした。

  沖縄の根性語る島豆腐 (新家 完司)

  トランプは食べたことない島豆腐 (森山 文切)



おふたりがつくってくださっていました。

トランプは食べたことない…とはとても思いつかず、意表をつかれました。
沖縄の根性語る…は、そうそう、島豆腐でこんな句をつくりたかったの!
と、自分のなかにある思いを代弁していただいたような気がして
どちらもうれしく読みました。
 
うちでは定番で、豆腐の下ごしらえとして
塩豆腐にしておきます。
島豆腐に近い状態になり、味もコクが増してGoodなのです。
7年ほど前の記事ですが、よろしければこちらをどうぞ。




   
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川柳すずか 285号(29年9月号)掲載句

2017-09-13 | 川柳すずか

<すずか路>

 ひとでいるために時々デトックス
      
 猛暑日に堂々とのむ昼ビール
      
 頼っても頼りきってはならぬ杖
      
 メンタルの弱さがいつもつきまとう
      
 ゆく場所がまだ定まらぬ夕間暮れ


<課題句>

「午後」 (吉崎 柳歩 選)

 追憶はとりとめもなく雨の午後

 退屈な午後にひと待ち顔のお茶

 
「伝える・伝わる」 (共選)

 食い違う伝言糸がもつれだす (西垣 こゆき 選、川喜多 正道 選)

 半分に差し引いておく伝え聞き (西垣 こゆき 選、川喜多 正道 選)

 伝えたいことほど伝わらぬ言葉 (川喜多 正道 選)


「自由吟」 (橋倉 久美子 選)

 適当な料理ばかりをほめられる

 
<誌上互選> 「ボート」

 空気ぬきやっと休めるゴムボート (7点)


<ポストイン・各誌から>

 味つけは気分次第のマイレシピ (川柳なごや 9月号)





先週末、歌の本番をひとつ(伊丹のコーラスグループ交歓会)終えました。

今回は特に、最後の練習までハラハラしどおしでしたが、
ホールの響きや聴いてくださる方々のあたたかさに支えられながら、
指揮・ピアノの先生がたとともに集中した演奏ができたように思います。

どう聴こえたか気になっていましたが、
先生がたからは

「(練習ではこんなに)そろっていなかった声がそろっていた。
  ハーモニーとしてはわるくなかった」

他団の先生からは

「ジュビラーテさんの声は若いですね」

(結成して13年ほどになるわたしたちの団は、
 20代~70代という、広い世代が集まっています)

などという、うれしい評価をいただきました。

またさらなるステップアップをめざして、みんなで楽しく歌っていきたいと思います。


翌日には、23日にあるソロの本番のためのピアノ合わせもすみました。
こちらもぶじに歌えますように。




   
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静岡たかね 2017年9月号掲載句

2017-09-08 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「風になる」

  高原の風がわたしの手紙です

  ひとの手で優しい風を生む団扇

  恋しくてこころに羽が生えました

  この世ではあえぬひとあり風になる


<7月句会>

「海」 (中田 尚 選)

  これ以上海ものみこめない汚染 (五客) 


「うるさい」 (石上 俊枝 選)

  うるさいと思う小言はもう聞けぬ


「時事吟」 (望月 弘 選)

  年金を頼れぬ世代増えてゆく

  熊さんに出会いスタコラサッサのサ (五客) 


「自由吟」 (互選)

  優しさを隠してつけた鬼の面 (6票)




暑かった夏を見送り、
これから何をするにも気候のよい季節に向かうのに
なにやら腰が落ちつきません。
あれもこれもと、しなければいけないことが気になって…
ひとつひとつ、やってゆくしかないのは、いつもおなじなのに。

明日は、伊丹市の合唱団体4グループでの交歓会で、
それぞれが演奏を披露しあいます。
一般のお客さまはおられない、ごく内輪での会ですが、
どんな規模のものであっても、本番の緊張感は変わりません。

それぞれの伝えたいことが、
わたしたち「ジュビラーテ」として表現したときにひとつになって、
なにかがきちんと伝わるといいな、と思います。

ただ、個人的には、
いま自分が思うように歌えているという気がまったくしなくて、
もとからない自信をさらになくしている状態なので、
せめて暗い顔や響きにはならないように、
気持ちを明るく持って笑顔だけは保って歌いましょうと、
やや消極的な姿勢…
みんなの足を引っぱらないようにしなくては。


その交歓会の翌日は、
今月後半にあるソロの本番のためのピアノ合わせ。

ふたつの本番が終われば、すこしほっとできるでしょうか。



      
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川柳展望8月「目立つ」

2017-09-06 | ネット句会

<川柳展望ネット句会・8月>

「目立つ」

  とりどりのドレスの中にいる紬 (互選8票)

  念入りにメイクで隠す目立つシミ (こちらは選外…互選3票)


入選は4月以来でした。

わたしが選ばせていただいた7句をご紹介いたします。

  
  人混みで目立ってならぬテロリスト (あだち千花)

  スポーツ紙派手な見出しで客を引き  (颯爽)

  企業名目立って使えない粗品  (たごまる子)

  夜店でも目立つ金魚は掬われる  (はぐれ雲)

  刑事だと一目でわかるサングラス  (光畑勝弘)
 
  追い付かぬ草取り先ずは目立つとこ  (綾女)

  脇役が目立ち主役の薄い影  (沢田正司)


敬称略で失礼いたします。




   
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豊橋番傘 平成29年9月号掲載句

2017-09-06 | 豊橋番傘

<好句往来> (7月号から・冨田 末男 選)

 病んでなお達者な口に安堵する

<推せん句> (6月句会吟より・寺部 水川 選)

 きっちりとルール守って嫌われる

 
<近詠>

 変わらぬ友と年々変わりゆく話題
    
 知ることは時になんともやるせない
    
 水を得るまでは迷っている魚
    
 ほんとうは逃げたいような晴れ舞台


<課題句>

「スイッチ」 (藤原 緑郎 選)

 スイッチを切れば孤独が押し寄せる         


「吹く」 (戸沢 ほたる 選)

 突然に明暗分ける風が吹く


「怪我」 (寺部 水川 選)

 ケガ知らぬ転んだことのない手足





   
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