さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳マガジン6月号&川柳塔WEB句会

2016-05-30 | 川柳マガジン

<川柳マガジン6月号 掲載句>

  筋道を通して捨てた恋ひとつ 
     (川柳道「筋道」 川上 大輪 選・佳作)

  こころではひとをあやめたことがある  
     (前句付「罪を憎んで人を憎まず」 望月 弘 選・佳作)

  ポイントをせっせとためて期限切れ
     (笑いのある川柳 鈴木 公弘 選・佳作)

  言いだせぬさよならどうぞあなたから
     (読者柳壇「口火」 たむら あきこ・間瀬田 紋章 選・佳作)


<川柳塔WEB句会 5月> 
 
  子にいくささせたい親がいるものか
     (「子」 太田 紀伊子 選・平抜き)


今週末はいよいよコンサート本番で、
先週、今週と歌のレッスン&リハーサルなどの予定が集中しています。
合唱の練習日もあるので、仕事や家事の合間をぬうように
歌であちこちへおでかけ。
今週いっぱい、このペースが続きます。
体調をくずさないようにすることが第一かな。
その体調ももうひとつですが、どうも気分が沈んだまま低空飛行中です。
こんな時こそ、せめてにっこり笑っていきましょう。
そのうち気持ちも、上向きになれるでしょう。
よいことばかり続くわけではないかわりに、
わるいことばかりも続かないでしょうから。。。

通勤途中の道やレッスン会場に向かう途中の道、
愛犬りんとお散歩する公園では、
咲き始めたみずみずしい紫陽花が目を楽しませてくれ、
こころまで洗ってくれるようです。
紫陽花の青が、むかしからとてもすきでした。
ガクアジサイも柏葉アジサイもいいですね。
でも今年はなぜか、まっしろな紫陽花にいちばんこころを魅かれています。
   
 


   
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近況&ネット句会いくつか

2016-05-23 | ネット句会

夏日が多くなりました。
これから梅雨だというのに、もう梅雨が明けたかのような暑さ…
今の時期から夏いっぱいは、バテることが多いにがてな季節です。

パソコンの不具合に悩まされたり、
雑事がかさなったり、
体調がもうひとつだったりの最近。
仕事は日々、その日なりの大変さはありますが、
なんとかぶじクリアして毎日を終えています。
仕事のおかげで心身のめりはりや緊張感、充実感を
いただいている面も大きいです。

すこし気持ちが落ちぎみなのは、
実家の母の不調が長びいているせいもありますが…

日々のやるべきことを、できる範囲でやっていくとしましょう。

6月4日にあるコンサートのためのレッスンやリハーサルで、
5月の最終週からはいよいよ本番モードですが、
いまだに暗譜でうなされています(笑)

作句のほうは…

もともと多くもつくれず、早くもできないというのに、
投句するところを増やしすぎてしまっていたかな。。。
すこしペースダウンさせないと、追われるだけになってしまうかも
と、反省しているところです。


ネット句会での入選句おぼえがきです。
選者の先生がたのお名前敬称略で失礼いたします。


<鈴鹿インターネット句会・5月>

「腐る」

 うまい酒あれば腐らず生きられる(青砥 たかこ選)

 溺愛の森で根っこが腐りだす(青砥 たかこ選)


<川柳塔おきなわ準備室・毎週WEB句会>

「自由吟」

 定刻にこだわりすぎて起こす事故 (森山 文切選)


<豊前境川柳会・4月>

「評判」

 評判のよすぎる人に身構える (佐藤 彰宏選・金子 鋭人選・互選35票)




   
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歌の翼に&秋の歌

2016-05-15 | つれづれに

こちらで記事を更新しました。

今回うたう歌に関して、前回記事の続きのような内容ですが、
よかったらどうぞいらしてくださいね。



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吐ききれば

2016-05-11 | つれづれに
歌の本番に向けて、集中していくべき時期なのに
エネルギー不足を感じている。

人間、いつも万全の状態でことに臨めるわけではないし、
日々、雑事がたくさん。
身近な人の心配ごとが生じたりもする。
それでなくても、
ひとと比較して心身タフでもなく、
要領がよいわけでもないわたしは、
これまででも本番を前にして、こんなことはしょっちゅうあった。

6月早々と7月後半に、同じ曲目で出演するコンサートがある。
ドイツリート、メンデルスゾーンのソロとデュエット1曲ずつ。

ふたつのコンサートで、
ちがう歌を選曲するエネルギーは、とてもなかった。
中途半端な仕上がりでは歌いたくないし、
練習に練習を重ねても、ステージに立った瞬間からあがってしまい、
思うように歌えたためしもないのだし…。

仕事がオフの今日、
定期的に受けている歌の個人レッスンがあった。

ソロの1曲を通して歌って、

  あ~やっぱりエネルギー不足…
  だめだめだなあ

と、がっくりしていたら、先生は

 「いい感じにちからがぬけていて、よかったんじゃない?
  ひとつの完成形としていいと思うけど」

とおっしゃる。

体調も気力も最低レベルで、自分のなかではありえなかった。

でも、もし先生の言われるように聴こえるのならば、
ふだんいかに力が入りすぎているか、ということなのだろう。

いつも、どの先生にも言われることなのだが、
むりに息を入れよう、吸おうとしなくても、
歌いきってしまえば、からだに息は入る。
りきんで吸おうとすればするほど、思うように息は入らず、
歌も流れない。

いつも基本に立ち返りつつ、
それがどんなにむずかしいことかと知らされる。

お風呂で鼻歌をうたうように、
キッチンで思わず歌がこぼれるように、
ステージでもちからを抜いて笑顔で歌えたらどんなにいいだろう。

それに近づけるべく、
今日も練習ではむずかしいカオをして、
ややこしいことを考えながら歌っていたのだった。

 練習は本番のように、本番は練習のように。

 語りは歌うように、歌は語るように。

 高い音ほど、どっしり重心を下に、
 低い音ほど、高いイメージで。

 まずちからを抜かなければ、ちからは入らない。

本当に、むずかしい。

考えすぎても、できない。

けれど、
あれこれ考えて悩んで、積み重ねた練習のあとにしか歌えない
自然でちからの抜けた歌 というものがあるのだろう。

なかなかたどり着けないけれど。


  吐ききれば自然に入る次の息



   
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第4回春の川柳塔まつり誌上大会

2016-05-07 | 誌上大会
第4回春の川柳塔まつり誌上大会に参加させていただきました。

…が!

あろうことか、
課題のひとつ「重い」を「思い」とまちがえて投句。

募集要項で2度「思い」とあったのを確かに見たのですが、
きっと誤変換だったのでしょうね。
まあ、こんなこともありますか。
ちゃんと出していても、選外だったと思っておこう。
しかし、選者の先生方はきっと
「???」
だったことでしょう。
はずかしい。。。

もうひとつの課題「包む」は、
もちろんちゃんとこのお題でつくりましたが、
選外でした。
(やっぱり!?)

入選は雑詠の1句だけでした。

 コンビニで三食たべて飢えている (小島 蘭幸・選)

これだけではさびしいですね。
というわけで、
この誌上大会作品集に掲載されている、
わたしのすきな句よりいくつかご紹介です。

 好きだった花で包んであげました (郷田 みや)

 コート脱ぐふと春風に包まれる (吉岡 修)

 ふる里をギュッと包んで父が来る (松本 宗和)

 重い荷を一緒に背負うのもご縁 (酒井 真由)

 花びらの重さを知っている水面 (真島 久美子)

 夕方になると仮面が重くなる (間瀬田 紋章)

 人間が重たくなってきた地球 (海老池 洋)

 見て聞いて言うこと言うて生きていこ (藤原 紘一)

 断捨離がすぎて昔が残らない (小川 てるみ)

 全員が前向き騒がしい家族 (真島 美智子)



   
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静岡たかね 2016年5月号・掲載句

2016-05-06 | 静岡たかね

<自由吟 富岳抄>

「思い」

   ままならぬ身でも思いは無限大

   それぞれの思いでおなじ空を見る

   よこしまな思いいさめる白椿

   まなざしにこもる思いを受けとめる


<3月句会>

「ほんのり」(林 二三子 選)

   ひとを待ち色づく花の薄い紅

   ほんのりと酔って寄りそうおぼろ月


「虫」(増田 信一 選)

   つく虫もそろそろほしいお年頃


「自由吟」互選

   ひとりではできぬみんなでならできる (1)




   
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番傘わかくさ70周年大会

2016-05-03 | 大会

5月1日(日)は、
番傘わかくさの70周年記念大会に出かけてきました。

めったに大会に行ける機会のないわたしですが、
短期間のあいだに3回も出かけることになって
自分でもびっくりです。

今年に入ってから、
2月に「一新豊橋番傘10年の集い」
つい先日の4月には「第20回展望大会」へ。
そして今回のわかくさ大会。

2010年に初めて参加した
「豊橋番傘創立35周年大会」
から数え、大会はこれでようやく4回目というところです。

322名という、
おおぜいの方々が集まる会場の雰囲気に圧倒されましたが、
ネットで親しくやりとりさせていただきながらも
おあいしたことのなかった方々とおあいでき、
ご挨拶できたことが何よりうれしかったです。

油谷 克己さんの句集「大和川」もいただけて、
落語まで楽しませていただき、
(それも2題も!
 しかもモーツアルトや音楽をネタにした題があったり)

お楽しみいっぱい、おトク感いっぱいでした(笑)

今回の大会あとは、懇親会には参加できず
後ろ髪をひかれながらも、
すたこらさっさと会場をあとにしました。

大会終了後は、もう呑みに入りたい気分でいっぱいでしたし
みなさんとも名残り惜しく、もっとお話ししたかったのですが
素面のまま(笑)、
歌(合唱)の練習会場に直行する必要がありました。
とても残念でした。。。

6月と7月に声楽の門下でのコンサートを、
10月に合唱団でのコンサートをひかえているので、
これからしばらく歌モードです。
暗譜もしないと~です。
あがり症は何年やっていても相変わらず、
歌も進歩がなくて、
毎回毎回、今度こそ少しはマシに、まともに…
のくり返しです。

それでも、とにかくやめないで
わずかずつでも自分なりに成長していけたらと思います。
めげることも多いのですが…

さて、
今回も全没の連続大会になるかもー
それもしかたないかと思っていましたが、
1句だけ、選んでいただけました。

  こんなにも広かったのだ父の傘 (広い)田中 新一 選

父への思いをよんだ実感句です。
入選の1句、ほかのどれでもないこの句だったことが、
とてもうれしかったです。

このあとは、今のところ大会参加は予定なしですが、
またいずれ機会にめぐまれましたら、
おでかけしようと思います。

お世話になったみなさま、ありがとうございます。



   
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豊橋番傘 平成28年5月号・掲載句

2016-05-02 | 豊橋番傘


<好句往来>(3月号から・中山 恵子 選)

 しっかりと書く親にもらった名前

<近詠>

 ポケットの小銭に危機を救われる
    
 毒になり薬にもなるおなじ草 

 真実の口に手を入れられますか

 秘めたものまだまだあって深い森


<課題句>

「鍵」(高柳 閑雲 選)

 宝箱そこにあるのに鍵がない

 扉まだひらくでしょうか錆びた鍵 

          
「折る」(郡山 弘子 選)

 折り合えぬ草とは距離をおいて咲く         

 折られてもうらむことなく花は咲く


「招く」(寺部 水川 選)

 手招きの鬼が優しい声で呼ぶ


<各・地・句・報>(森口 美羽 抄)

 無理なことむりでなくなる好きだから



    
   
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