豊前境句会７月「えん」

<豊前境句会・７月>

「えん」

　　まだいびついつか描きたいまるい円　（たごまる子　選・佳句、互選２８票）

　　逢うほどに距離の遠さを思い知る　（たごまる子　選・前抜き、互選１３票）


わたしが秀句に選ばせていただいたのは、


　　縁あって共に暮らした半世紀　（？）
　
　　介護５の母へ円陣組む家族 　（颯爽）


でした。


が、メールが届かなかったようで、
集計には反映されていないそうです。

今回はぎりぎりまで選ができず、送ったのも期日前日くらいで、
いつも届く確認の連絡メールが来ていなかったのに、
わたしも「届いてますか～？」
と、確認しそびれたままでした。

何ごとも余裕をもってしないとダメですね。
このところ、何かとあせって行動している気がします。
生活のリズム、心身のリズムがととのっていないようです。
改善していかないと…　



　　　
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川柳すずか ２９６（３０年８月）号掲載句

<すずか路>

　　無事ですの返事を待っている祈り
　　　　　　
　　水が出る湯が沸くなんとありがたい
　　　　　　
　　被災地の支援に被災者が出向く
　　　　　　
　　名を呼べば娘のようなプチトマト
　　　　　　
　　響きあうこだま新たな歌を生む


<課題句>

　「騒ぐ」　（橋倉　久美子　選）

　　騒がしいいびきも生きている証


　「全部」　（加藤　吉一、西垣　こゆき　共選）

　　給料日までには使い果たすカネ　（西垣　こゆき　選）

　　恋人のすべての顔は見ていない　（西垣　こゆき　選）


<自由吟>　（吉崎　柳歩　選）

　　ありすぎて選べなくなる選択肢


<誌上互選>

　「苦い」

　　苦いから効くと信じてのむくすり　（９点）

　　ほろ苦いうまみがわかる齢になる　（６点）



「すずか路」の５句目、
先だって豊橋番傘の近詠で出していたものと、
重複していました。
いつも気をつけてチェックしているつもりが…
これからいっそう気をつけたいと思います。

日中はまだまだ暑いですが、
朝晩の風が涼しくなり、ちょっとホッとしますね。
どんなに暑い夏のあとにも、秋は訪れるのだなあと実感する思いです。

暑さに耐えるのもひと仕事、
体調は快調とはいかず、頭はうまく回らず、
気になる用事があれこれ滞っていることのストレス。

あせらず、ひとつずつ片づけていくしかないのですが、
なかなかにうまく進みません。
それでも、なんとかやっていきましょう。。。




　　　
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咲くやこの花賞（第５回）「デザイン」

<誌上競詠・咲くやこの花賞　３０年度>

第５回　「デザイン」　（村山　浩吉　選）

　　ヒトの手はつなぐかたちにつくられた



　　　
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静岡たかね ２０１８年８月号掲載句

<せんりゅう広場　富岳抄>

「思慕ひとつ」

　　あなたには見抜いてほしい嘘をつく

　　ほとばしるものを抑えて送る駅

　　今できる愛ただそっと距離を置く

　　静寂に騒ぎはじめる思慕ひとつ


<６月句会>

「チェンジ」　（石上　俊枝　選）

　　靴変えてみたらまだまだ歩けそう

　　ローギアにチェンジ景色がよく見える


「時計」　（渥美　さと子　選）

　　ゆったりと旅の時間は風まかせ

　　よどみない時間にもある句読点　（人位）


「雨」　（小林　ふく子　選）は、選外でした。


「自由吟」　（互選）

　　選ぶのは決まってくせのあるお酒　（２票）



　　　　　　
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毎週ＷＥＢ句会～展望ネット句会（７月）

<毎週ＷＥＢ句会・第１２０回>　

　　名をつけてしまったモノは手ばなせぬ　（加藤　当白　選、森山　文切　選）

　
<川柳展望ネット句会・７月>

「面倒」　（吉崎　柳歩　選）　

入選句は以下のとおりでした。


　　鬱という字を書く時いつも辞書がいる　（あだち千花）

　　あとになるほど面倒なお断り 　（澁谷さくら）

　　クーラーが恋し憎しの熱帯夜 　（岸田万彩）

　　面倒な客が一番先に来る 　（阿部清明）

　　面倒でも新札にする祝い金 　（加藤吉一）

　　めんどくさい人の話しは聞き流す 　（あだち千花）

　　平成も親を泣かせたベルマーク 　（たごまる子）

　　洗い物極力減らす独り飯 　（結城昭信）

　　古希過ぎて面倒になる模様替え 　（高田桂子）

　　面倒も味のうちだとせせるカニ 　（橋倉久美子）

　　回復期面倒そうに飲む薬 　（圦山　繁）

佳 　ストローで呑むと面倒くさい酒 　（柴田比呂志）

佳 　面倒になると知りつつ先送り 　（阿部清明）

佳 　食べるのはまだ面倒と思わない 　（甲斐良一）

佳 　解約の仕方がとてもややこしい 　（甲斐良一）

佳　 面倒臭そうに見える幕内土俵入り 　（北田のりこ）

秀 　面倒をおかけしますと孫が来る 　（沢田正司）

秀 　台風が来て面倒なことになる 　（橋倉久美子）



　　　
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豊橋番傘 平成３０年８月号掲載句

<好句往来>　（６月号から・濱山　哲也）

　　ゴールまでビール我慢のウォーキング


<近詠>

　　まだ見えぬ景色みたくて登る山
　　　　
　　先ばかり見ていて石にけつまずく
　　　　
　　深読みをしては迷路にはまりこむ
　　　　
　　響きあうこだま新たな歌を生む


<課題句>

「酔う」　（郡山　弘子　選）　

　　ほろ酔いのままなら恋も美酒のまま

　　酔いさめてようやく見えた崖の淵

　　
「促す」　（戸沢　ほたる　選）

　　おかわりを促す母の割烹着


「アイドル」　（寺部　水川　選）

　　共通のアイドル語る同世代


<各・地・句・報>　（森口　美羽　抄）

　　名曲はみんなラジオで知りました



８月も猛暑が続くようです。
とにかく元気に乗りきることが第一ですね。

それにしても、
エアコンをこんなにもつけっぱなしの夏は初めてです。
　犬がいるなら、夏はお出かけのときもエアコンをつけたままですか？
と時々たずねられるのですが、
これまでそうはしませんでした。

出かけるまでエアコンで部屋を冷やしておき、
ベランダの天窓を開けて、
常時動かしているシーリングファンで空気を回し、
あとは、留守番中に愛犬が過ごすケージに、
水を淹れて凍らせたペットボトルを１本、
ビニールと布袋で覆って入れておきます。
ケージには、ひんやり感触のマットも敷いてあります。

それが真夏の期間の、犬のおるすばん対策で、
これまではそれでじゅうぶんだったと思います。

もしかしたら、この夏もそれでしのげるのかも知れませんが、
１２歳と高齢になってきたこともあり、
今年のこれまで以上の暑さでは、
わたしが帰宅したときにぐったり…
ということもありえるかも…

と不安になったので、今年は、
気温がかなり上がりそうな日の日中のおるすばんには、
エアコンをつけたままです。
１日中つけっぱなしの日が続き、
故障しないかとハラハラもしますが、
そうも言っていられないこの暑さ。

気温の記録更新にしても、
熱中症に倒れる人の多さにしても、
これまでにない初めてのこと尽しの夏。
農作物も心配です。




　　　
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川柳マガジン ２０１８年８月号掲載句

<川柳マガジン８月号　掲載句>

　　出番ないことを祈っている武器庫
　　　　　（印象吟　土橋　旗一　選・佳作）

　　伝わらぬ句意の句いつも悔いている
　　　　　（駄×洒落川柳　津田　暹　選・佳作）

　　背伸びして足を痛めたハイヒール
　　　　　（全国誌上句会「背伸び」　井上　信太朗　選・佳作）

　　傷つかぬふりして傷を深くする
　　　　　（全国誌上句会「雑詠」　井上　信太朗　選・秀３、塩見　草映　選・佳作）

　　じんわりと弱火の愛であたためる
　　　　　（第１７期３回　川柳マガジンクラブ誌上句会「弱い」
　　　　　　　内田　博柳　選・七十秀）




　　　
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