<すずか路>
傾いた月はだれにも止められぬ
歯車の狂いが日常を壊す
ありがたくもこわいこんなに効く薬
踊らなきゃ魔法が切れる時間まで
だれもその過程を知らずほめそやす
<すずか路 前号鑑賞> (277号から・圦山 繁)
躓いた石を踏みきり板にする
<課題句>
「転ぶ」 (吉崎 柳歩 選)&今月のこの句(青砥 たかこ)
酔っていたことに転んでから気づく
「プラン」 (共選)
プランなど立てない旅がおもしろい (竹口 みか子・毎熊 伊佐男 選)
「自由吟」 (橋倉 久美子 選)
着てみればあきらめがつく試着室 (橋倉 久美子 選)
<誌上互選> 「スマホ」
スマートに見えぬ猫背のスマホ族 (4点)
<ポストイン・各誌から>
やんわりと労わられ傷ついている (豊橋番傘)
ジングルベルにまぎれ悲鳴はきこえない (たかね)
体調不良が続き、それにともなって持っていかれてしまった気力が
からだが回復しても戻らず、まだ半分冬ごもりの状態ですが、
日常はあわただしく過ぎていきます。
生かされている身であってみれば、その日々をだいじに生きなければ、
と思うのですが…
今しばらく、あせらず自然にまかせてみましょう。
にほんブログ村