雀の日記

ようこの人生散策

セピア色

2014-01-15 14:33:25 | Weblog

今日は私の62歳の誕生日です。

母は足尾の寒い時に私を生んでくれました。

お産婆さんから、ボロに包まれた私を見て、

父は、なんだろう?っと思ったと、後に言っていました。

母は前の晩、柿を食べたから、私が冷えて紫色で生まれた、

とも言っていました。

物心が付く頃、母は「容子の小さい頃は、見たくもない子だった。」

(器量が悪いと言う事)

子供の私は気にすることなく、「へぇ、そうなんだぁ~」っと、

他人事のように聞いていました。

 

この写真の記憶は今も残っていて、

母が、ご近所のカタカタを借りてくれて、うれしかったのを覚えています。

見たくもない顔しているかも・・・。

 

 

母に背負われて、写真館に行き、

「笑って、」っと言われても笑えなかった事、

写真を取る時、ぽっくりを借りて、それを返したくないと思った事も、

覚えています。

 

 

父が近所の子供達ばかり写真を撮って、

なかなか私を撮ってくれない、面白くない、

とうちゃん、どうして私を撮ってくれないの、

やっと私を撮ってくれる事に、

でも、後ろが邪魔、

そんな訳で、不機嫌な仏頂面になりました。

遠い、遠い昔の写真です。

 

 

 

コメント
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