NHKの土曜ドラマ「足尾から来た女」を観ました。
私も同じ足尾生まれで、興味が有りました。
でも主人公のサチさんは足尾の鉱毒で強制廃村となった谷中村出身でした。
故郷の足尾がもたらした公害、
なんか複雑な思いで観ていました。
ロシア戦争で勝ったのは、足尾銅山の銅で作った鉄砲の弾で、
戦争に勝ったんだと銅山を守る側のサチの兄、
翻弄されるサチ、最後、小野真千子さんの迫力有る演技に、
涙が出ました。
NHKのドラマ最近の面白いです。
番組の終わりに通洞抗の写真が出ました。
私の父は昭和40年まで、通洞抗から坑内の電車の運転の仕事をしていて、
雨が降ると、傘を持って通洞抗で父の帰りを待っていました。
足尾銅山の精錬所
朝、小学校の授業前、校庭で遊んでいると、
精錬所の煙が風にのって、嫌な臭いがして、苦しかったのを覚えています。
今は3つのタンクは取り壊されてありません。
足尾銅山が負の遺産として世界遺産になればいいなぁ~と思っています。
足尾銅山の写真は、古河の専属カメラマンの小野崎一徳さんによる写真が
資料として沢山撮られていました。
昔の杭夫は過酷な労働条件で働かされていたのが、
写真から想像できます。