右も左も、言葉も何もかも分からないベトナム。出迎えてくれたのは、
ちっちゃな可愛い子。
と、そのお母さんでした。
彼女は建築時代の友人。現在、ホーチミンシティー在住。
旦那も、同級生の友人。
そう、
そもそも、イギリスに行くのにあえてトランジットの長いベトナム経由を選んだのは、
この友人夫婦に会いたかったからなのでした。
約2年ぶりの再会です。
そして、
1歳ちょっとのベイビーには、初対面。
1歳ちょっとか、まだよちよち歩きでさぞ可愛かろうねえ。
、と思ったら、
「この子、歩くのがすごく好きなの。」
と言われている矢先に、どんどんがんがん、勝手にずんずん歩き回り出します。
あらあら何処行っちゃうの!とヒヤヒヤ。
びたーん!
と転んでも、おもむろに、むくっ、と一人で起き上がる。そしてまたずんずん、歩き出す。
なんか、ひたむき。
「この子、転んでも泣かないの(笑」
すごい。強い。そして、可愛い。
*
早速、タクシーに乗り込みます。街中まではタクシーじゃないと無理だって。
ぼったくりタクシーも居るので、気をつけないといけないそうです。
タクシーを捕まえて、てきぱき、きびきびと指示する彼女、逞しい。
すっかり頼りっきり。
タクシーから見えるのは、
おそろしい量の、バイクの群れ。車の後ろに、横に、前に、容赦なく割り込んで来る、入り乱れる。
ナウシカの、王蟲がどよどよと押し寄せるシーンを思い出す。。。
タクシーも負けじと、「ビー!ビー!」って、クラクション鳴らしまくるし、
ぐいぐい車線変更、っつーか、追い越し上等、っつーか。ぐいぐい、攻める運転。
それを見つめる子。
興味津々?
それにしても、ホーチミン、
「すんごい都会」です。第一印象は、それ。
そして、「やたら広い。」
町が途切れずに、延々と、同じ様な賑わいの都会的風景が続く。
古いのも、新しいのも、ごたまぜの。
工事現場もたくさん。
びっくりしたのは、作業員さんが、
素手だったり、ビーチサンダルみたいのだったり、凄くラフすぎる恰好だってこと。
ガラを運ぶのも素手だったり、
コンクリならすのも素手だったり、っていう、
「え~~;大丈夫?」
っていうシーンがいっぱい。
そしてバイク。とにかくバイク。
「カオスだわ。。。」
初めて目にする、外国のアジア。
なんでもありじゃい!っていう勢い。
圧倒されました。
そんな中、
ああ、
木だ。
ガジュマルかなー。南国の木だ。
走り去って行くカオスな都会の風景の中に、ありのままの自然を認めると、ほっと、嬉しい。
*
とりあえず、友人たちの暮らすアパートへ。
重いバックパックを下ろさせてもらいます。
アパートって言っても、けっこうな高層ビルです。
着くや、たちどころに、
眠る子。
眠る子を見つつ、お茶タイム。
ちなみに手前のは、手づくりクッキー。
これは、旦那の方がよく描くイラストをモチーフにしていた。ので、懐かしくて、ふふっと。
部屋にちょこんと、ひとつぶ。小さな生命体。
可愛い。
見ちゃうね~~。ずっと見ちゃうね~~~。
ああそうそう、お土産を。
事前にリクエストがあったので、買いそろえて参りましたよ。
「じゃがりこ」他、
メイドインジャパンの、インスタントな食品。お菓子。酒のつまみ系の、乾物類。
旦那用。
なんと、偶然にも翌日、奥さんとこのベイビーは日本に一時帰国することになっていて、
しばらく旦那は一人になる、しかし、彼は料理を一切出来ない、というので。
ちょっとでも間が持てば、ということで。
保存用に、炊き込みご飯のおむすびをたくさん作ってから、
「じゃあ、ホーチミン観光へ。」
改めて、出発です。
ベイビー、寝起きにぐずる、、、かと思いきや。
すくっと、
すみやかに起動。そしていきなり とことことこ~~と、歩き回り出す。
思わず呆気にとられる。
あ、
私のバックパックに興味を示したか!
一生懸命、なんかいじってみている様子。
ううむ、、、可、、愛い。
でれでれで、見ちゃうね~~。
*
エレベーターを下りる。
アパートの地上階ホール(半屋外)にある、水槽。
ぴたっと立ち止まり。
食い入る。
「カー。」って言う。
ベトナム語で、魚のことを「カー」って言うんだって。
まだ言葉がぜんぜんおぼつかないこの子が一番最初に喋った、そして今のところ唯一なぜかこれだけ喋る、ベトナム語。
「カー。」
赤ちゃんたるものが概ねそうであるように、「夢中になったら、いつまでも。」
ここから引きはがすのは、ちょっと一苦労ですね。
なんとか誘導して、
タクシーを捕まえて、いざ。
おや、
今度は、私のブレスレット(念珠)に食い入る。
キラキラしてるのが気になるのでしょうか。見慣れないものが気になるのか。
まさに、動物的。
そんなこんなで、
まずは
教会。どーん。
フランス統治時代のものだそうです。
それからお次は、
石段を上って、
なんだか綺麗な建物。
郵便局です。これもフランス統治時代の遺産。
「代筆屋」というおじさんが居るんだそうです。
バザールみたいな細い商店街も付属。
お土産屋も付属。写真撮ろうとしたらダメって言われた。
そしてまた
ひとり勝手に
ずんずん歩き出す子。あらあらら。これは目が離せないわ。
「こっちおいで~~ほら~~」
呼ぶ。
「ほら~、このタイルおしゃれでしょ」
「うむ。そうだな。」と思ったのかしら、
今度はタイルに食いつく。
タイルに食いつきすぎちゃって、
なぜかぴったり、人差し指を、くっつけて。
またここから引きはがすのに、ひと苦労。
再起動。
「以上、フランス統治時代の名残でした。じゃあ次は、もっとカオスなところに。」
タクシーに乗って、今度は'市場’に向かいます。
着いたのは、中華ゾーンの市場。
いろんな市場が集約された、デパートみたいな建物。
フランスのすっきりした雰囲気から一転、
カオスな賑わいが、一番凝縮されたようなところです。
宝飾品とか、民芸品とか、
とにかくなんでもここに集まるらしい。
アオザイの生地とか。
一番メインにあるのは、やっぱり、
食材。
えび。パッションカラー。
魚とか。
木の実とか。
試食させてもらって、すんごく美味しくてびっくりしたマカダミアナッツを、彼女は買いました。
殻を割る器具付き。生のそれは、ナチュラルな甘さがほんのりあって。
ちなみに、ベイビーはどこへ行っても人気者。
みんなが「あら~~*」って、笑顔になります。
食材エリアのカオスを堪能したあとは、
中央を突っ切って上る、青い吹き抜け空間のエスカレーターに乗って。
上へ。
衣類系。これまたカオス。
どうやら、閉店の時間らしい。がんがん片付けて行く。
あちこち紙くずとか散乱してる。
こっちの人は、ゴミとかそこらへんにポイポイ捨てちゃうそうな。
もう閉店なので、売る気もない。やる気ない。
*
市場デパートを出る。
外は外で、面白い混沌。
フルーツ、
山盛り。巧みな積みっぷり。
露天のフルーツ屋さん。南国らしい。
というか、ヨーロッパとかでもこういうのよく見かけたけど、日本だとあんまり見ない気がする、、。露店販売が法律的にあれなのかな。
しかし、
とにかく言葉が、さっぱりわからん、、。
こりゃ一人じゃ全然無理だわ、、。
と、呆然としているうちに、
彼女がまた、速やかにタクシーを捕まえてくれました。
カオス市場を後にします。
>>続く>>
ちっちゃな可愛い子。
と、そのお母さんでした。
彼女は建築時代の友人。現在、ホーチミンシティー在住。
旦那も、同級生の友人。
そう、
そもそも、イギリスに行くのにあえてトランジットの長いベトナム経由を選んだのは、
この友人夫婦に会いたかったからなのでした。
約2年ぶりの再会です。
そして、
1歳ちょっとのベイビーには、初対面。
1歳ちょっとか、まだよちよち歩きでさぞ可愛かろうねえ。
、と思ったら、
「この子、歩くのがすごく好きなの。」
と言われている矢先に、どんどんがんがん、勝手にずんずん歩き回り出します。
あらあら何処行っちゃうの!とヒヤヒヤ。
びたーん!
と転んでも、おもむろに、むくっ、と一人で起き上がる。そしてまたずんずん、歩き出す。
なんか、ひたむき。
「この子、転んでも泣かないの(笑」
すごい。強い。そして、可愛い。
*
早速、タクシーに乗り込みます。街中まではタクシーじゃないと無理だって。
ぼったくりタクシーも居るので、気をつけないといけないそうです。
タクシーを捕まえて、てきぱき、きびきびと指示する彼女、逞しい。
すっかり頼りっきり。
タクシーから見えるのは、
おそろしい量の、バイクの群れ。車の後ろに、横に、前に、容赦なく割り込んで来る、入り乱れる。
ナウシカの、王蟲がどよどよと押し寄せるシーンを思い出す。。。
タクシーも負けじと、「ビー!ビー!」って、クラクション鳴らしまくるし、
ぐいぐい車線変更、っつーか、追い越し上等、っつーか。ぐいぐい、攻める運転。
それを見つめる子。
興味津々?
それにしても、ホーチミン、
「すんごい都会」です。第一印象は、それ。
そして、「やたら広い。」
町が途切れずに、延々と、同じ様な賑わいの都会的風景が続く。
古いのも、新しいのも、ごたまぜの。
工事現場もたくさん。
びっくりしたのは、作業員さんが、
素手だったり、ビーチサンダルみたいのだったり、凄くラフすぎる恰好だってこと。
ガラを運ぶのも素手だったり、
コンクリならすのも素手だったり、っていう、
「え~~;大丈夫?」
っていうシーンがいっぱい。
そしてバイク。とにかくバイク。
「カオスだわ。。。」
初めて目にする、外国のアジア。
なんでもありじゃい!っていう勢い。
圧倒されました。
そんな中、
ああ、
木だ。
ガジュマルかなー。南国の木だ。
走り去って行くカオスな都会の風景の中に、ありのままの自然を認めると、ほっと、嬉しい。
*
とりあえず、友人たちの暮らすアパートへ。
重いバックパックを下ろさせてもらいます。
アパートって言っても、けっこうな高層ビルです。
着くや、たちどころに、
眠る子。
眠る子を見つつ、お茶タイム。
ちなみに手前のは、手づくりクッキー。
これは、旦那の方がよく描くイラストをモチーフにしていた。ので、懐かしくて、ふふっと。
部屋にちょこんと、ひとつぶ。小さな生命体。
可愛い。
見ちゃうね~~。ずっと見ちゃうね~~~。
ああそうそう、お土産を。
事前にリクエストがあったので、買いそろえて参りましたよ。
「じゃがりこ」他、
メイドインジャパンの、インスタントな食品。お菓子。酒のつまみ系の、乾物類。
旦那用。
なんと、偶然にも翌日、奥さんとこのベイビーは日本に一時帰国することになっていて、
しばらく旦那は一人になる、しかし、彼は料理を一切出来ない、というので。
ちょっとでも間が持てば、ということで。
保存用に、炊き込みご飯のおむすびをたくさん作ってから、
「じゃあ、ホーチミン観光へ。」
改めて、出発です。
ベイビー、寝起きにぐずる、、、かと思いきや。
すくっと、
すみやかに起動。そしていきなり とことことこ~~と、歩き回り出す。
思わず呆気にとられる。
あ、
私のバックパックに興味を示したか!
一生懸命、なんかいじってみている様子。
ううむ、、、可、、愛い。
でれでれで、見ちゃうね~~。
*
エレベーターを下りる。
アパートの地上階ホール(半屋外)にある、水槽。
ぴたっと立ち止まり。
食い入る。
「カー。」って言う。
ベトナム語で、魚のことを「カー」って言うんだって。
まだ言葉がぜんぜんおぼつかないこの子が一番最初に喋った、そして今のところ唯一なぜかこれだけ喋る、ベトナム語。
「カー。」
赤ちゃんたるものが概ねそうであるように、「夢中になったら、いつまでも。」
ここから引きはがすのは、ちょっと一苦労ですね。
なんとか誘導して、
タクシーを捕まえて、いざ。
おや、
今度は、私のブレスレット(念珠)に食い入る。
キラキラしてるのが気になるのでしょうか。見慣れないものが気になるのか。
まさに、動物的。
そんなこんなで、
まずは
教会。どーん。
フランス統治時代のものだそうです。
それからお次は、
石段を上って、
なんだか綺麗な建物。
郵便局です。これもフランス統治時代の遺産。
「代筆屋」というおじさんが居るんだそうです。
バザールみたいな細い商店街も付属。
お土産屋も付属。写真撮ろうとしたらダメって言われた。
そしてまた
ひとり勝手に
ずんずん歩き出す子。あらあらら。これは目が離せないわ。
「こっちおいで~~ほら~~」
呼ぶ。
「ほら~、このタイルおしゃれでしょ」
「うむ。そうだな。」と思ったのかしら、
今度はタイルに食いつく。
タイルに食いつきすぎちゃって、
なぜかぴったり、人差し指を、くっつけて。
またここから引きはがすのに、ひと苦労。
再起動。
「以上、フランス統治時代の名残でした。じゃあ次は、もっとカオスなところに。」
タクシーに乗って、今度は'市場’に向かいます。
着いたのは、中華ゾーンの市場。
いろんな市場が集約された、デパートみたいな建物。
フランスのすっきりした雰囲気から一転、
カオスな賑わいが、一番凝縮されたようなところです。
宝飾品とか、民芸品とか、
とにかくなんでもここに集まるらしい。
アオザイの生地とか。
一番メインにあるのは、やっぱり、
食材。
えび。パッションカラー。
魚とか。
木の実とか。
試食させてもらって、すんごく美味しくてびっくりしたマカダミアナッツを、彼女は買いました。
殻を割る器具付き。生のそれは、ナチュラルな甘さがほんのりあって。
ちなみに、ベイビーはどこへ行っても人気者。
みんなが「あら~~*」って、笑顔になります。
食材エリアのカオスを堪能したあとは、
中央を突っ切って上る、青い吹き抜け空間のエスカレーターに乗って。
上へ。
衣類系。これまたカオス。
どうやら、閉店の時間らしい。がんがん片付けて行く。
あちこち紙くずとか散乱してる。
こっちの人は、ゴミとかそこらへんにポイポイ捨てちゃうそうな。
もう閉店なので、売る気もない。やる気ない。
*
市場デパートを出る。
外は外で、面白い混沌。
フルーツ、
山盛り。巧みな積みっぷり。
露天のフルーツ屋さん。南国らしい。
というか、ヨーロッパとかでもこういうのよく見かけたけど、日本だとあんまり見ない気がする、、。露店販売が法律的にあれなのかな。
しかし、
とにかく言葉が、さっぱりわからん、、。
こりゃ一人じゃ全然無理だわ、、。
と、呆然としているうちに、
彼女がまた、速やかにタクシーを捕まえてくれました。
カオス市場を後にします。
>>続く>>