久しぶりの、お休みの日曜日。
ということで
まことにお恥ずかしながら、
たぶん 一ヶ月ぶりぐらいに 部屋を掃除して、
掃除機をかけることができました。
まったく、自慢できることでは、ございません。。
とっても小さな部屋だから、やれば、ものの数分で終わる事なのにね、、。
スッキリ片付いた部屋、ったら。
まるで 別世界の 心地好さです!
*
前から、というか、常日頃から、
いつも心に引っ掛かっては居た懸案事項だったんだけど。
「いざ!今日こそ!」と 勇んで、一気に片付けすると、
正解ですね。
気持ちも なんとなく、おおらか~になって、
ため息すら 優雅~な感じで、
最近の焦燥感やら疲労感も、ポロッと。
今、ティーなんぞ飲んで、
どこぞの貴族のような、安穏な心地になりましてよ。
あ、
“貴族”って、でも、
「安穏」としているようで、
どこか うっすらと憂鬱で、
どことなく 色褪せた、擦れた諦め感というか、
ひと巡り済みの厭世観、みたいなものを、
表立たせない奥の基層に潜めていて、落ち着き払った構えの中に隠しているけれど
やはり薄く
哀しみのようなものとして滲み出てる
っていう、
複雑なイメージ。
っていうのを、超的確なひと言で表すと、
「アンニュイ」
まさにそれ、です。
貴族といえば、アンニュイ。です。
*
昨日は
スッキリと晴れた、満月だったな。
今日は、
深々と、宵からの雨の降る夜です。
夕方前の束の間、丸の内で、友人と会って、
久々に 新宿の、本屋に行ったりして。
しかし、町って、
居るだけで パワーが削げ落ちてく気が。。。
ほんとは 石けんだけ買いたかったんだけど、
目当てのものが無くて、結局石けんは買わないで、
本を、買ってしまいました。
*
雨がなかなか止まそうになくてアレだったのもあって、
久々に、カフェに寄りました。
で、雨宿りついでに 長居して、
買った本の一冊を、一気に読み上げました。
尾崎翠の『第七官界彷徨』(河出文庫)。

かなり、好きな感じでした。
自分が一番尊敬してやまない、川端康成に通ずる、
「日常の淡々とした流れゆく流れのままの、ほんの一部だけを、スパッと切り取った手法」、
その感じが。
それと、
回想シーンや神視点の登場人物の性格解説とかが、「無い」感じ。
周囲の人々のそれぞれの事象が並列して動いていって、絡むようで絡みすぎないリアリティがあり、
何ひとつもキレイに収束・解決したりすることなく(だって人生はその後も「解決」なんてせず、淡々と続いてゆくから)、
サッと、終わっちゃう感じ。
世界に引き込んでおいて、引き込んだまま、ザックリ突き放す感じ。
そういうのが、好きです。
そういうのに、リアルを感じます。
戦前って、そういう書き方が普通だったのかな。
最近のは、読者に優しすぎるというか、分かりやすすぎるというか、解説が多すぎる。
*
内容的にも、語りのテンション的にも、
自分の好みに重なるものが たくさん鏤(ちりば)められていました。
そして、
唐突な読後。
もやもやと、心に、ひっかかり、残るものがありました。
これは、「良かった」という証拠です。自分の場合は、ですけど。
感想は、まだちゃんとした言葉の形に成らないけど、
良かった。それは確かです。
表紙カバーの絵(=CD買うときのジャケットと同様、自分的には、購入か否かの決定打になるもの。)
が、また、
「これは好いぞ、」というもので。
いま改めて見てみたら、
『庭』
というタイトルの、
青木陵子さんという方の絵でした。
*
というわけで、
永らく放置していた「読書」というカテゴリー、
超久々に、使ってみました。
そういえば、これの前に読んだのって、何だったかな、、、
と憶い出したら、
湊かなえ『告白』

でした。
これは、最近、松たか子主演で映画にもされたやつですが、
、、良かった!
心に残るものがありました。
映画も、監督が『嫌われ松子の一生』(=映画館で初めて大笑い&大号泣してしまった衝撃の映画)の人ということなので、
うむ、間違いなさそう。、、って、とっくに公開終ってて、だいぶ出遅れておりますが、
いつか見てみたいと思います。
あ、もう一個、
桐野夏生『東京島』

これも、映画化されたやつですが。
読んでるときはまあ、エンターテインメントとして、面白く読んでた気がしますが、
読後、
「あ、そう。」という、
浅い気持ちしか残らなかったな。
なんか、、、作りものらしい都合の良い展開や環境設定とかに、
RPG(ロールプレイングゲーム)っぽさ(それは確かに面白くは、ある)なら感じたけど、
リアリティを感じられなかった。
後からネットで調べた、これの元ネタになった実話のほうが、衝撃的でした。
*
というわけで、
珍しく、読書記録でした。
今までで一番「凄い!」と思った川端さんのこととか、
梨木香歩さんとか、
また改めて、書きたいと思います。
たぶん、忘れかけた頃にね。
明日から、また怒濤の、現場仕事です、、、!
*
ということで
まことにお恥ずかしながら、
たぶん 一ヶ月ぶりぐらいに 部屋を掃除して、
掃除機をかけることができました。
まったく、自慢できることでは、ございません。。
とっても小さな部屋だから、やれば、ものの数分で終わる事なのにね、、。
スッキリ片付いた部屋、ったら。
まるで 別世界の 心地好さです!
*
前から、というか、常日頃から、
いつも心に引っ掛かっては居た懸案事項だったんだけど。
「いざ!今日こそ!」と 勇んで、一気に片付けすると、
正解ですね。
気持ちも なんとなく、おおらか~になって、
ため息すら 優雅~な感じで、
最近の焦燥感やら疲労感も、ポロッと。
今、ティーなんぞ飲んで、
どこぞの貴族のような、安穏な心地になりましてよ。
あ、
“貴族”って、でも、
「安穏」としているようで、
どこか うっすらと憂鬱で、
どことなく 色褪せた、擦れた諦め感というか、
ひと巡り済みの厭世観、みたいなものを、
表立たせない奥の基層に潜めていて、落ち着き払った構えの中に隠しているけれど
やはり薄く
哀しみのようなものとして滲み出てる
っていう、
複雑なイメージ。
っていうのを、超的確なひと言で表すと、
「アンニュイ」
まさにそれ、です。
貴族といえば、アンニュイ。です。
*
昨日は
スッキリと晴れた、満月だったな。
今日は、
深々と、宵からの雨の降る夜です。
夕方前の束の間、丸の内で、友人と会って、
久々に 新宿の、本屋に行ったりして。
しかし、町って、
居るだけで パワーが削げ落ちてく気が。。。
ほんとは 石けんだけ買いたかったんだけど、
目当てのものが無くて、結局石けんは買わないで、
本を、買ってしまいました。
*
雨がなかなか止まそうになくてアレだったのもあって、
久々に、カフェに寄りました。
で、雨宿りついでに 長居して、
買った本の一冊を、一気に読み上げました。
尾崎翠の『第七官界彷徨』(河出文庫)。

かなり、好きな感じでした。
自分が一番尊敬してやまない、川端康成に通ずる、
「日常の淡々とした流れゆく流れのままの、ほんの一部だけを、スパッと切り取った手法」、
その感じが。
それと、
回想シーンや神視点の登場人物の性格解説とかが、「無い」感じ。
周囲の人々のそれぞれの事象が並列して動いていって、絡むようで絡みすぎないリアリティがあり、
何ひとつもキレイに収束・解決したりすることなく(だって人生はその後も「解決」なんてせず、淡々と続いてゆくから)、
サッと、終わっちゃう感じ。
世界に引き込んでおいて、引き込んだまま、ザックリ突き放す感じ。
そういうのが、好きです。
そういうのに、リアルを感じます。
戦前って、そういう書き方が普通だったのかな。
最近のは、読者に優しすぎるというか、分かりやすすぎるというか、解説が多すぎる。
*
内容的にも、語りのテンション的にも、
自分の好みに重なるものが たくさん鏤(ちりば)められていました。
そして、
唐突な読後。
もやもやと、心に、ひっかかり、残るものがありました。
これは、「良かった」という証拠です。自分の場合は、ですけど。
感想は、まだちゃんとした言葉の形に成らないけど、
良かった。それは確かです。
表紙カバーの絵(=CD買うときのジャケットと同様、自分的には、購入か否かの決定打になるもの。)
が、また、
「これは好いぞ、」というもので。
いま改めて見てみたら、
『庭』
というタイトルの、
青木陵子さんという方の絵でした。
*
というわけで、
永らく放置していた「読書」というカテゴリー、
超久々に、使ってみました。
そういえば、これの前に読んだのって、何だったかな、、、
と憶い出したら、
湊かなえ『告白』

でした。
これは、最近、松たか子主演で映画にもされたやつですが、
、、良かった!
心に残るものがありました。
映画も、監督が『嫌われ松子の一生』(=映画館で初めて大笑い&大号泣してしまった衝撃の映画)の人ということなので、
うむ、間違いなさそう。、、って、とっくに公開終ってて、だいぶ出遅れておりますが、
いつか見てみたいと思います。
あ、もう一個、
桐野夏生『東京島』

これも、映画化されたやつですが。
読んでるときはまあ、エンターテインメントとして、面白く読んでた気がしますが、
読後、
「あ、そう。」という、
浅い気持ちしか残らなかったな。
なんか、、、作りものらしい都合の良い展開や環境設定とかに、
RPG(ロールプレイングゲーム)っぽさ(それは確かに面白くは、ある)なら感じたけど、
リアリティを感じられなかった。
後からネットで調べた、これの元ネタになった実話のほうが、衝撃的でした。
*
というわけで、
珍しく、読書記録でした。
今までで一番「凄い!」と思った川端さんのこととか、
梨木香歩さんとか、
また改めて、書きたいと思います。
たぶん、忘れかけた頃にね。
明日から、また怒濤の、現場仕事です、、、!
*
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます