望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

さやさや百姓家 美波町

2012-01-26 13:14:37 | ささやき
さやさやと百姓家

名も知れぬ徳島県美波町のヤマン中

木枯らし吹き抜け 小便をチビるほど震えた
山奥を行くこと小一時間 一軒の農家にたどり着いた

そのたたずまいに 懐かしさを感じ しばし見とれてしまった


【百姓家と羨望のアメリカ時代】

茅葺き トタン張りの屋根

トノグチの小便たんご 手水鉢に南天

庭土むき出し 藁打つ丸石が光っている

昔 昔の日本人が勤勉 追い越せ追い抜けアメリカの時代 よみがえって

あの時代 さやさやと風 流れていた

今 この日本を流れる風

鼻風をひいた 鼻ずまりの風が行く