望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

棚田へ旅心 上勝町

2012-01-24 19:18:22 | ささやき
国の重要文化的景観に選定された上勝町樫原の棚田へ旅心

冬の山間は日差しが遠く 山陰が棚田にかかって 寒々とした枯れ田

山生活の厳しさを物語っていた

山を開墾して棚田を開いた人々の苦難が忍ばれてくる

人間 力のない民衆が武力による権威にひざまずく人間支配構造

人間の愚さに憤慨きまわりない


「棚田に風が吹く」

人間のあさはか あさましき時代

人間の人間支配による悲しみ

力なき民 民衆の怨念の風 今 平成の時節を吹き抜けていく

今を生きている我々の使命

人間の人間支配に終止符を打った勝利の風

百年先の棚田に吹かさねばならない

路傍より青空へ

2012-01-21 19:22:05 | ささやき
路傍の青空

田舎道の路傍にスミレ色の花

名も知らない花に冬蝶
生命力を求めて羽を下ろしている

スミレ色の花

光を蓄積するソーラー電池のように 可憐に花開いて「 命の炎を燃やしている」

命の実感 今を生きている

命の歓喜 路傍の草草のように 名もなき人々の生きている地球大地

名もなき人々 たくましく生きている

地球大地に 我は生きる

ひたむきに生きたい

柚香る母の味 田舎寿司

2012-01-18 17:38:56 | ささやき
お母はん 何才になっても恋しいお母はん


お母はん 朝早く起きて 毎日毎日 もたしてくれた弁当

それは何の代償を求めず ただ愛情だけでなせること

お母はんは 世の中に一人 今は偲ぶしかないんやけど

ゆずに時雨の頃になると思いだすのが お母はんが作ってくれた ゆず香る 醤油漬けヨコアの田舎寿司

ゆずの酢飯は お母はん独自の調合 お母はんの味 一夜 醤油漬けにしたヨコアも 絶品


今はもう 思い出のお母はんの田舎寿司なってしもたんやけどな

ほれがの お母はんの田舎寿司を作る店があったんよ

徳島県勝浦町の真ん中 寿司 仕出し 谷上商店が作っとる田舎寿


地元で水揚げされた新鮮な魚 ゆず すだちの効いた酢飯

ほんま これぞ 田舎の田舎寿司なんじぇ

地元 勝浦町では知られとう店での

お遍路さんや 地元の人が買いにきて 昼には売り切れになるみたいじゃわ

私 えっとぶりに お母はんの田舎寿司を食べて お母はんに再会したような気分で よかったんじぇ

室戸ジオpark 西山台地へ旅心

2012-01-11 02:38:28 | ささやき
<西山ダムより望む ふたまた橋>

高知県室戸市吉良川町西山台地 北西の季節風 吹き付ける 冬の西山台地

今回 まだ未踏の地だった 西山台地の一番高い場所にある 西山ダムを探訪

標高300M付近に建設された西山ダム湖 引き込まれそうな深緑の水を讃えて

ダム湖 完成記念碑には 前高知県知事[橋本大二郎]の名前が刻まれていた


「西山台地に命を知る一歩」

西山台地の成り立ち 学術的価値 台地に暮らす人々には無縁

そこに西山台地があるから生きていく

台地を開墾し 台地の恩恵 農産物を生活の糧

台地人は西山台地に命をつなぎ 道標を頼りに未来へ

台地の道 森の隅々まで 足が棒になるまで歩き 汗を落とし

命の一歩 一歩を印しても 西山台地は沈黙の中に 何も語らず

「西山台地の懐かしい土の香り 母の温もりのような愛を感じる」
ひとりよがりの納得
地球大地に生きている我 人類

地球大地を破壊 勘違いの支配者

大いなる地球大地に翻弄されても この地球大地に命を刻むしかない