脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

産後ママが、ベビーと来院

2023年02月07日 | 日々の施療
先日、3ヵ月前に出産されたAさん(30代・主婦)が、
ベビー同伴で、来院しました。

Aさん 「腰痛がつらいのと、肩こりや手のしびれもあります。」

私  「きっと、妊娠時からの疲れが残っているのだと思います。」

出産時、骨盤は少し開きますが、通常3ヵ月位で自然に元の位置へ
戻ります。でも、出産後のまだ骨盤が緩んでいる状態で、
無理な姿勢や作業を行い負担をかけると、骨盤は歪んだまま
固まってしまい、腰痛などの不調が生じます。
特に、産後1ヵ月は注意して行動してください。

Aさんは、『マタニティ整体60分』と、『顔筋整体20分』を
受けられました。

特に腰に関しては、骨盤周りの筋肉・じん帯を緩め、
仙腸関節、股関節のスムーズな動きを回復する施術
を行いました。

施術後、
Aさん 「仰向けに寝た時の腰の痛みが消えました。
     とてもソフトな手技だったので、不思議です 

私  「お顔もフェイスラインが、すっきりシャープに変化
    していますね 

施術中、一番気がかりだったのは、ベビーが大人しく待って
いられるかだったのですが、2回泣き出しただけで、
後はスヤスヤ、とってもいい子でした!

ママが心身共にリラックス出来ると、その効果は
ベビーにシンクロします。
育児は大変なお仕事、ストレスを貯めずに時々リセットに
お越しください。

産後ママへの施術は、通常分娩の場合、産後1ヵ月以降、
帝王切開の場合、2ヵ月以降の方が対象です。
日々重くなっていくベビーを、抱っこ、おんぶしやすいように、
バランスの良い安定した骨盤環境に整えることが大切です。

ベビー同伴のご来院も、歓迎です 
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時代がカラダを作っている!?

2022年11月14日 | 日々の施療
Kさん(91歳・女性)のしなやかな股関節!

人は、歳を取ると体が衰えていく、
大雑把に言えばそうなんですが、必ずしも
そうでない事実もあります。

例えば、うちを訪れる80歳超の女性(約10人・最高齢91歳2名)
に、共通するのは、股関節の柔らかさです。
仰向けに寝て、膝を伸ばしたまま挙上するテスト
で、80度~90度(可動域90度)上がります。
この結果は、ほかの世代の人たちを上回ります。

更に、内転筋(内もも)、腸腰筋(姿勢を保つ上で重要な
インナーマッスル)も、結構鍛えられているのです。
この点に関しては、20代・30代のデスクワークの女性の半数より
強いのです…
正直この結果は、私にとっても、ショッキングでした。

では何故なのでしょう?
ズバリ、生きてきた時代の、生活環境の中に答えがあると思います。
そして、一番大きいのは、トイレではないでしょうか。
和式トイレの使用が、股関節の可動域を拡げるトレーニング
になっていたと思われます。
また、ベッドではなく布団の上げ下ろし、椅子・テーブル
ではなく、座卓で、あぐらや正座での生活、掃除機ではなく床の雑巾がけ
、これらは全て股関節を大きく屈曲させる家事であり、
見方を変えれば、有効なトレーニングということになります。
股関節の可動域が広がれば、股関節の周りのインナーマッスルが、
十分に使われて強化されます。
素晴らしい!の一言に尽きます!
便利さとか、快適さは、いいのですが、それに甘んじると
自分自身が肉体的、精神的に、弱体化します。

“日々の生活環境が歳月を重ねることで、私たちのカラダは作られる”
と言えるでしょう。
現在の若い世代が、80才を超えた時果たしてどうなっている
のか、ちょっと心配です。
ストレッチや筋トレで補っていかないと、自力で100年近くの使用に
耐えるカラダは、維持できないでしょう。

まして、多くの人々が、スマホを片時も話さない現代、
人間のココロ・カラダ・脳がこれからどう進化(?)
していくのか、大いに気になります!
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ヘモグロビンA1c値を、下げてみた!

2022年10月15日 | 健康
私は7年前、一過性脳梗塞を起こしたことがあり、
当時の血糖値が6,9でした。
幸いなことに、後遺症はありません。
以来、食事療法をしながら、経過観察を続けてきました。
基準値・4,6~6,2に対し、6,5前後を推移していました。
なお、薬は処方されていません。
ところが先日の診察の際、急に7,0を記録!!
やばっ!
そこで、3か月後の診察に向け、生活改善に取り組んだわけです。

〇「なぜ上がったのか?」を検証
一言でいえば“気の緩み”です。
夕食のカロリーが増え、間食(菓子パン、お菓子など)も増えていました。
一方、エクササイズの回数が、週2回位と減っていました。

〇対策
夕食のカロリー、栄養バランスの見直し。(野菜多めに)
間食の禁止。
アルコールは、適量、毎日、オッケーにしました。
(ストレス対策です。つまみは、ナッツ類、スルメなど)

運動(エクササイズ)を増やしました。
従来行っていた、「水平足踏み」「ヒップスクワット」に、
今回新たに、「ゆるジャンプ」を加え、週5日実施しました。

・「水平足踏み」
  垂直に立ち、腕を振り、ももを水平まで上げるその場足踏み。
  (有酸素運動・500回)
・「ヒップスクワット」
  開脚して立ち、両手を胸の前で合掌したまま、
  お尻を後方へゆっくりスライドし、ゆっくり戻す。
  10回繰り返し、最後に1分間後方スライドしたまま、キープ。
  (筋トレ)
  ※スクワットというと、つい下方にしゃがみ込んでしまう人が多い 
   のですが、しゃがみ込まず、あくまでお尻の後方移動です。
・「ゆるジャンプ」
  垂直に立ち、その場で真っ直ぐ上方へ、肩の力を抜き
  ゆるくジャンプする。
  (有酸素運動&筋トレ・100回/1分間×2回/1日)

上記を続けた結果、3か月後の採血で、
ヘモグロビン値が、7,0% ⇒ 6,5%へ変化しました。

ちょっとほっとしましたが、ここで気を緩めず、
今回の対策を継続し、もう少し下の数値を目指していきたいです。

結論は食と運動の無理のないコントロールの継続”です。
そして“主治医は自分自身しかいない”と、改めて思いました。
A1c値の管理が、実は、体全体の重要なコントロールになっている
のだと気付きました。
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気がつけばセラピストになっていた

2022年09月20日 | 日々の施療
◇リストラ
 私の前職は、店舗の設計と施工を請け負う仕事でした。
サラリーマン時代の仲間3人で立ち上げた会社ですが、
10年目にして不況の波を受け、経営が悪化。
自分たちに給料を払えなくなったため、自らを
リストラすることにしました。

◇仕事選び
 私は、再就職の道を選ばず、敢えて自営で「何か新しいこと」
を始めたいと思いました。
会社に依存したり、拘束されることは、自分の性に合わないと
感じていたからです。

◇セラピストを選んだわけ
 色々な資格や技術を調べていくうちに、何故か今まで
全く縁のなかった「セラピスト」に辿り着きました。
「人の手」で、人の健康を支えるお手伝いができるということに
魅力を感じたのです。しかも、技術を体得すれば、
一生続けられる仕事です。(定年はありません)
今考えるに、当時の私は、心身共にめちゃくちゃ疲れていて、
私自身が癒されたかったのかもしれませんね。

◇内輪話
 前職を辞め自営を始めることに、妻は、大反対でした。
でも逆に、意地でも仕事を軌道に乗せてやるぞと、
踏ん張れたのだと思います。

◇スタートの背中を押してくれた人
 セラピストのスクールを卒業した頃、まだ技術的に
自信が持てず、サロンを開設することも出来ず、悶々と
していました。
当時私は、駅前の行きつけの居酒屋によく通っていました。
するとある時、ママから、

「大の男が仕事もしないでお酒ばっかり飲んでいていいの?!」
と一喝されました。

「私が借りているダンススタジオが、今空いているから、
週3日使ってみない?うちのお客さんにも宣伝するから。」

(彼女が主宰していたジャズダンスの教室が解散となったため、
借り手を探していたようです。スタジオは、他に社交ダンス、
クラシックバレエも使っていて、借主はママでした。)

私は、彼女の提案に乗ることにしました。

広いダンススタジオに、ポツンと1台折りたたみベッドを置き、
週3日営業で、スタートしたのです。
私はここで、約一年営業し、その後近くに、正式なサロンを開院
することが出来ました。

ダンススタジオでの一年は、丁度良い準備期間になりました。
ママの強引な後押しがなかったら、今の私は、無かったのかも
しれません。
お世話になったママ(8年前に亡くなる)に、心から感謝です!!

“他者に対する思いやり”に価値を置く人には、
お勧めの仕事の一つ、それが“セラピスト”だと思います。
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ネイリスト達の夏

2022年08月16日 | 日々の施療
先日、Yさん(30代・女性・ネイリスト)が来院しました。

Yさん 「今日は、腰痛で来ました!」

Yさんは、都内のネイルサロンに勤務されていますが、
夏のこの時期は、足のネイル需要も増え超多忙なようです。

Yさん 「スタッフが4人いるんですが、もう既に3人が腰痛です。
    残る1人は、きっと体幹が強いんだと思います。」

特に、足のネイルは、かがむ姿勢になるため、腰への負担が
大きいようです。
Yさんは、左側の脊柱起立筋と、外側広筋に強い硬縮がありました。

Yさん 「仕事のシフトに穴を開けると皆に迷惑をかけるので、
     今は何とかしのぐしかありません 。」

私   「大変ですね!
     仕事の合間のゆるいストレッチと、寝る前の膝倒し
     を、忘れずに行ってください。
     そしてまた、つらくなったら、最短の整体でもいいので、
     早目にお寄りくださいね。」

心をときめかす指先をデザインする、ネイリストの皆さん、
猛暑と腰痛に負けず、どうか無事にこの夏を乗り切ってください 
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症例研究・腸閉塞の対応

2022年07月26日 | 日々の施療
先日、久しぶりにIさん(50代・男性・会社員)が、
来院しました。
Iさんは、8年前、腸閉塞を患い、当時通われていた奥様の
紹介で来院。
食べると痛いので、ほとんど食べられず、やせ細っていました。

その時私が対応したのは、主に、
    ① 腹式腹圧呼吸法
    ② 体幹をねじる施術
でした。

Iさんは、家で熱心に「腹式呼吸」を続けた結果、
急激な回復を遂げます。
痛みが消え、食べられるようになったため、一時は
40キロを切っていた体重も、4か月後には58キロまで
戻りました。
仕事にも復帰し、家族とも旅行を楽しめるようになりました。
それから数年は、ハードな仕事もこなし、体調も
良好だったそうです。

しかし、去年の秋から、また腸閉塞が度々再発するように
なったそうです。

私 「以前やっていた腹式呼吸は、今も続けていますか?」

Iさん 「そう言えば、長い間忘れていました!」

私は、Iさんとの会話から、長引くコロナ生活のストレス
と不安が、自律神経のアンバランスを招いているのでは
ないかと推察しました。

今回私が対応したのは、8年前と同じく、

メインは、① 腹式腹圧呼吸 (腸のマッサージ効果・
               自律神経のバランス回復)
     ② 体幹をねじる施術 (腸のストレッチ)
ですが、
     ③ リフレクソロジー (足部反射刺激)
を新たに追加しました。

足裏を触ると、腹腔神経叢と、小腸にゴリゴリとした反応がありました。
ちなみにIさんは、若い頃、潰瘍性大腸炎で大腸を全摘しているため、
大腸反射区は、全く反応を感じない虚ろな感じでした。

1週間後、またIさんが、来院。
この1週間は、痛みもなく、家でひたすら呼吸法を続けていたそうです。

Iさん 「以前、息子がお腹が痛いと言った時、呼吸法を教えたら
    治ったことを思い出しました。
    腹式呼吸は、私にとって“御守り”だと思って続けていきます。」

30歳までロック歌手だったというIさん、
ロック魂と、呼吸法を生活の両輪にして、
これからも元気な日々を過ごしていただきたいと思います。
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「浮き指」の子どもたち

2022年05月15日 | 日々の施療
今、「浮き指」の子供たちが増えているようです。
「浮き指」とは、直立した時に、足指が地面に接していない
状態のこと。
特に最近は、コロナ禍で、外出の機会も減り、学校行事も減り、運動不足による
筋力低下が原因しているようです。

「浮き指」のどこが問題かというと、直立した時、
かかと側に重心が移るため、バランスを取るために、
上体が前方に傾き猫背の姿勢になることです。
すると、くび、肩、腰に負担がかかり、やがて
首こり、肩こり、腰痛の原因となります。

うちに時々お見えになる小学校の先生が仰って
いましたが、
「最近、スキップできない子供がいる。」
そうです。これも、浮き指で、爪先を上手に使えない
証拠かもしれませんね。
原因としては、圧倒的に足指(特に母指)を使えていないことだと思います。

対策としては、足指の間に手指をはさみ、屈伸したり、回旋したり、
足指に力を入れて手指に圧をかけるエクササイズがお勧めです。
更に出来れば、浮き指で硬く緊張している足底を、優しく
もみほぐすことで、しっかりと大地を踏みしめられる足に
変えていければ、姿勢の改善にもつながるはずです。

コロナ禍の今こそ、『キッズリフレ(キッズ版足部反射療法)』も、
求められているのかもしれません。
ご家族の足を守るため、また、人の健康に役立つお仕事として、
「足部反射療法」を、一緒に学んでみませんか!
ご連絡お待ちしています。
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久々の犬整体

2022年05月05日 | 日々の施療


みどりの日、可愛い珍客が来院!
ニコくん(トイプードル・♂16才)は、うちのお客様の愛犬です。

両後ろ足に、生まれつき膝蓋骨脱臼があるため、
踏ん張れず歩けません。
また、老犬で筋肉も乏しいため、手術も出来ないそうです。
外を散歩する時は、後ろ足を車椅子に乗せ、前足で歩きます。

不自由な後ろ足と負担のかかる前足を中心に、ゆっくりマッサージ
を行いました。
パッド(肉球)部分は、母指腹で優しくリフレクソロジーしました。
足底反射療法は、人間だけのものではないのですね。
ニコくんは、最初緊張していましたが、すぐに慣れました。


「犬は人間と違って、邪心が無い分、マッサージ効果も
有るんじゃないでしょうか?」
とお客様の言葉。
確かにそう思います!
うちのお客様を見ても、メンタルが素直な人のほうが、
施術の効果も確かに高いです。

ニコくんが、元気に快適に過ごせるよう、これからもたまに
サポートしたいと思います。
犬の整体は、久しぶりでしたが、私の方がとても癒される
楽しい時間でした。

ニコくん、ありがとう!
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ハナミズキに想う

2022年04月21日 | 自然
家の近くの街路樹は今、はなみずきの白い花が、
盛りを迎えています。
この花を見るとつい、一青窈さんの、「ハナミズキ」の歌を
思い出します。

9・11のニューヨークテロで亡くなった人達を
追悼するために作られた曲だそうです。
テロで亡くなった母親が、息子に贈った歌という設定を
イメージしているようです。
一青窈さんの、深い平和への祈りが込められています。

皮肉なことに今、ロシアによるウクライナ侵攻が、
最悪な状態で行われています。
この戦争を一日も早く終わらせてほしいと、心から願います。
白い清楚な花が、どこか寂しそうです。
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顔筋整体 for成人式

2022年01月09日 | 日々の施療
   (photo 左側が施術前、右側が施術後)
今日は、久しぶりにOさん(大学生・男性)が、来院しました。
Oさんは、寝ている間の嚙みしめがあり、時々顎関節に
痛みが出たり、口を開けづらくなります。
そのため、定期的に「顔筋チューニング(20分)」で調整しています。
Oさん 「今日は、明日成人式があるので来ました。」
私   「そう、それはおめでとう!」
いつもの顔筋20分を、施術しました。
顎関節の動きも滑らかになりますが、約30種類ある顔の
細かな表情筋が、ハリを取り戻し、引き締まります。
(マスク生活の結果、一般的に顔筋がむくみ、たるみの傾向があります)

20分後、姿見の前に立ち、一緒に確認していただきました。
私  「どうですか?」
Oさん 「目の周りがスッキリして、顔立ちがシュッとしましたね!
     口も開けやすいです。」

このコロナ禍で、成人式も思いきり楽しめないと思うけど、
整体を受けて式に臨もうとするOさんの律義さが、
ちょっと偉いなと思いました。
新成人の自覚と、理性と、決意をもって、逆境下の今を未来に向かって
力強くスタートしてほしいと思います。
改めて、Oさんおめでとう!
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