脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

4月の整体・講座レポート(1日集中セミナー)

2018年05月08日 | セミナー
先日、「腰痛・頭痛・肩こりを短時間で改善させる整体講座」
を開催しました。(セラピストスクール・セレネ/五反田)

今回は、富山からAさん(50代・男性)が、参加して下さいました。
Aさんは、鍼灸・指圧・マッサージ師の国家資格者で、現在は、
在宅の人の訪問マッサージを行っています。

私 「今回の、受講動機をお聞かせください。」

Aさん 「現在、健康保険適用の訪問マッサージをしていますが、
    法律の改正などで次第に保険適用範囲が狭められる傾向にあり、
    今後の仕事量に多少不安を感じています。
    そこで、様々な症状を改善できるテクニックを身につけることで、
    より広いお客様に対応できるようにしておきたいのです。
    現在は、高齢者、難病、脳梗塞のリハビリの患者さんが中心です。」

国家資格があるからって、うかうかしていられない現実があるようです。

私 「今、ご自分の回りに改善したい人や、症状は何かありますか?」

Aさん 「はい、ひとつは、私自身の肩の痛みです。
    腕を挙上すると、三角筋が痛みます。
    もうひとつは、私の患者さんで坐骨神経痛の方がいるので、
    改善方法を教えて頂きたいです。」

私 「わかりました。いずれも実技の中でご説明しますので、しっかり身につけてください。」

私の整体は、“のばす”と“ゆらす”手技が中心です。

かく言う私も昔は、“筋肉をかたまりとして捉え押圧する”
ことでゆるめようと努力したものですが、
今は、“筋肉を筋繊維として捉える”ため、
“のばす・ゆらす”でゆるめます。

でもこれは、どちらが好きかという好みの問題ではなく、
どちらがより効果的か?に基づいています。
そして、“筋繊維をのばし、ゆらす効果”は、際立っています。

するとAさん、 「私もゆらす手技以外は、使いたくありません。」

これには私もびっくり!
Aさんは、期せずして“ゆらし派”だったのです。

そして、“腰チューニング”(腰を押さずに腰をゆるめるテクニック)
を体感してもらったところで、

Aさん 「感動しました!」

私もうれしかったけれど、きっとAさんが、普段から前向きな意識を持って
施術し、思うように出来ない経験も積んでいるからこそ
出てきた言葉なのかなと、思いました。

講座の最後の30分は、いつも私が台になり、受講生の施術を受けてみます。
きちんとポイントを捉えているかどうか、の最終チェックです。
Aさんは、2~3の修正だけで、的確にポイントを押えた施術が出来ました。

Aさん、今後は、“パワーアップした技術力と国家資格”を武器に、
寒ブリの美味しい氷見市で、大いにご活躍くださいね!
(余談ですが、私が住んでいる川崎市と、氷見市は観光協会が
友好協定を結んでいます。これも何かのご縁ですね!)

そしていつでも、レポートやご質問をお寄せ下さいね。 ☆
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“ちょいヨガ”のススメ ☆

2018年04月11日 | 健康
最近私が目にしたニュースに、
“ヨガとのコラボが新たな効果を生み出している”事例が、ありました。

〇ヨガと登山のコラボ

先日東京新聞を読んでいたら、登山ガイドの松下沙織さん(35歳)
の記事がありました。
彼女は今年、エべレストを含む8000m級の3座の連続登頂に
挑むそうです。そしてもし成功すれば、日本人女性初の快挙になるそうです。
松下さんのユニークな点は、ヨガを行いながら、登山するということ。
もともと小柄で、体力に自信の無かった彼女は、ヨガを学び
呼吸法を身につけることで補ったそうです。
8000m級の山といえば、酸素が平地の1/3しかない過酷な環境です。
身体を酷使する登山ではなく、ヨガのポーズや呼吸法で心身のケアーを
しながらゆっくり高度に順応していく登山法を編み出したそうです。
松下さんの“発想のやわらかさ”に、感心します!

〇ヨガとゴルフのコラボ

テレビのスポーツニュースを見ていたら、プロゴルファーの宮里優作さん
が出ていました。
素質があると言われながら、勝負所でミスが出て長年結果が出なかった
彼が、昨年初の賞金王となった、その秘訣を紹介していました。
なんとヨガの“ネコのポーズ”をとりながら、深い呼吸法を繰り返していたのです。
この独特な呼吸法を身につけてからは、
「プレー中、頭の中をクリアーに保てるようになりました!」
と語っていました。
きっと脳に十分な血液が流れ、脳波もシーター波(※)が出ている状態かもしれません。
 ※スポーツ選手が「ゾーンに入った」時の脳波。究極のリラックスと集中状態。

〇ヨガとサッカーのコラボ

サッカーの長友佑都選手は、1年程前に、「ヨガ友」という本を出しています。
長年、彼は試合中の怪我が絶えなかったそうです。
でもヨガと出会い、トレーニングメニューに加えることで、
“しなやかな筋肉と、しなやかなメンタル”を手に入れることが
出来たと、自著の中で語っています。

ヨガは、“一人で行う整体”ともいえます。
“心・体・呼吸”をコントロールすることで、
心・体の不調や歪みをリセットし、潜在的なパワーを引き出す方法です。
古代からの人間の知恵です。

今、3つのコラボを見てきたように、ヨガの活かし方で、その可能性は無限大です。

まとまった時間はかけられなくても、2~3のチョイスしたポーズ(呼吸法)だけなら、
日々の生活の中で、実践出来そうですよね。
日頃運動不足気味な皆様に、まずは“ちょいヨガ”からおススメします。

そして工夫の仕方では、上記3者のような更に大きな効果が、期待できると思います ☆
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「日本健康マスター検定」ってご存知ですか?

2018年03月20日 | 健康
先日、NHKのニュースを見ていたら、「日本健康マスター検定」の試験が、
今日(3/18)行われましたと、試験風景を流していました。
聞きなれない名称だったので、私は早速検索してみました。

ホームページによれば、これは、一般社団法人 日本健康生活推進協会主催の試験で、
去年から行われており、今回で4回目、全国でなんと約1万人が受験したそうです。
世の中の健康ブームは、健在です!

試験内容は、「食生活と健康」、「高齢の家族の健康」、「身体活動、運動と健康」
などのテーマから構成されていて、四択のマークシート方式とのこと。

コンセプトは、“「健康リテラシー(※)」を身につけよう!”
(※健康や医療に関する情報を見極め、理解し、活用できる能力)
だそうです。

心身の健康に関する幅広い、しかも最新の知識や情報は、整体師にとっても、
基本的に欠かせません。
しかもそれは、お客様のためだけにとどまらず、自分自身のためにもなります。

資格そのものの価値はさほど無いかもしれませんが(失礼!)、健康知識
や情報を一通りザクッと総点検できることに、意味があるのではないでしょうか。
テキストを1冊勉強すれば、誰でも受けられるという気軽さもいいですね!

健康をテーマにしたクイズみたいで、ちょっと楽しいし、
私も年内に、是非チャレンジしてみたいと思っています ☆
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ココロのマッサージ(其のニ)

2018年02月22日 | 日々の施療
クライアントのAさん(30代・女性)は、4年前から不安神経症になり、
家に閉じ籠っています。
自力で私のサロンに通えないため、8ヶ月前から、週に一度
出張施療に伺っています。

Aさんの事例を引用しながら、私たちセラピスト(整体・アロマテラピー・リフレなど)
に出来る「ココロのメンテナンス」の方法をご紹介いたします。

① 「セラピストの武器は、“手技&言葉”」

心療内科医が、“心理療法&薬”で、ココロにアプローチするのに対し、
私たちセラピストは、“手技&言葉”で、カラダからアプローチします。
ココロとカラダの両面からのアプローチは、とても効果的であり、
不可欠であると思います。

クライアントは、ココロがこちこちに固くなり、言わば
“ココロの可動域(ストレス耐性・意欲・包容力・視野など)”
が、狭まっている状態です。
まず必要なことは、セラピストが話の聞き役になって、クライアントが
ココロの内にため込んだ不安やストレスを、出来るだけ吐き出させることです。
家族が相手だと、つい感情がぶつかり合い話せないことも、
第三者の私たちなら、話しやすいものなのです。

そんな時、「頑張ってますね。少しずつ回復するから大丈夫ですよ!」
などと、“前向きで、やさしい言葉”をかけながら、聞き役に徹することが
とても力になります。(カウンセリングの基本である、傾聴と共感です)
Aさんも、当初、「毎日気持ちが悪いんです。やる気も出ないし、不安です。」
と話してました。そんな不安やストレスを私たちが共有することが、
クライアントの負担を減らします。

② 「クライアントの体調(ココロ・カラダ)に合わせた施術を」

“どんな施術をするか”よりも、“どれだけ相手の状況に合わせられるか”
が、重要です。
クライアントは、体調の良い時もあれば、悪い時もあり、かなり不安定だからです。

Aさんの場合、最初の頃は特に、施術中に気持ちが悪くなり、中断することが
度々ありました。
初めてのセラピストの施術を受けることに対する、緊張があったようです。
また、その時々の体調で、こちらの思うような体位を取れないことも多いです。
特に、お腹を圧迫する伏臥をとれるまでになんと6ヶ月かかりました!
でも、決して無理は禁物なのです。

③ 「ポイントは、“自律神経のバランス回復”」

ココロとカラダの間に、介在しているのが、“自律神経”です。
メンタルが不調な時、交感神経と副交感神経の切り替えが、
うまくいかない状況が発生しています。

“心地よい手技”で、副交感神経を優位にさせたり、
“腹式呼吸”をトレーニングして、脳内ホルモン“セロトニン”の分泌を
促すことがとても大切です。
また、部位で言えば、“首(後頭骨の際)・肩背(肩甲骨、脊柱の際)”
をゆるめることも、自律神経のバランス回復に役立ちます。

④ 「セラピストのココロの持ち方」

楽にしてあげたいのになかなか出来ないって、セラピストにとって
大変辛くもどかしいものです。
“メンタルの不調”に向き合うことは、根気強さを必要とする
長期的な作業です。
でも、「きっと何とかなる!」「変わらないココロ・カラダはない!」
と自分に言い聞かせて、前向きに乗り切ることにしています。

Aさんは、8ヶ月前には37㎏だった体重も、今では43㎏に増えてきました。
以前より食事も食べられるようになった結果です。
また、最低限の筋トレ効果で、下肢周りの筋肉もついてきました。
気分が不安で落ち込むことはまだありますが、どん底を脱し、
少しずつですが低い階段を一歩ずつ、でも確実に上がっています。

以前は、ほとんど外出できなかったのですが、
久しぶりに美容室に出かけたり、
ご主人とカラオケや散歩に行ったり、
友人に会ったり、徐々にですが出かけられるようになっています。

もともと漫画のアシスタントが本業のAさんは、
机に向かえる時間も増え、先日は漫画のコンテストに応募して、
最優秀賞を取ったと喜んでいました。

そして今月下旬、ご主人と久々に、原宿へ出かけることを楽しみにしているそうです!

回復の速度は、まさに“亀の歩み”ですが、歩いては止まり、また歩きながら
でも確実にステップアップしていることが判ります。
Aさんの回復はまだ途上ですが、私は、必ず良くなると思っています。

ココロの不調は、セラピストが治すのではありません。
私たちには治せません。
結局のところ、“本人が自分の力で、自然に回復する”のだと思っています。

クライアントを支えながら、焦らず、あきらめず、二人三脚で
階段を上がっていくうちに、どこかでグンと良くなる時が現れるはずです。☆


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“ココロの整体 ”(其の一)

2018年02月16日 | 日々の施療
私は、週に一度自転車で、出張施療に伺っているお宅があります。

クライアントのAさん(30代・女性)は、4年前から
仕事先の人間関係が原因(ストレス)で、不安神経症になり
家に閉じ籠ったままです。

症状は、食べると気持ち悪くなるので、あまり食べられない。
気持ち悪さがピークになると、自分で自分の体を叩いてしまう。
食べられないから体重も減少。やる気が出ない。
一人で外出も出来ない(途中で具合が悪くなるかもという不安から)。
この様な状態でした。

Aさんは、定期的に心療内科に通い、薬を服用しています。
でもあまり回復が見られず、足踏み状態でした。
Aさんはじめ、ご家族のストレスがピークに達していた時、
私は相談を受け、8ヶ月前から通い始めました。

首痛や腰痛であれば、2~3回の施術でも改善可能な訳ですが、
“ココロのメンテナンス”は、そうはいきません。
かなり長期のスタンスに立って、
 “決して焦らず、急がず、ゆっくり”
クライアントのペースに合わせて対応していくことが、求められます。
少しずつ、低い階段を一歩ずつ登っていく以外、方法はないと思います。

でも、私たちセラピスト(整体・アロマ・リフレ)は、いくつかのポイントさえ押さえれば、
“ココロのメンテナンス”の一役を担うことが出来るものだと、思っています。 
                                   (続く)
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キッズ整体・講座レポート

2018年01月17日 | セミナー
1月の「キッズ整体セミナー」を開催しました。(セラピストスクールselene 五反田)

今回の受講生は、神奈川県在住、セラピスト歴6年のEさんでした。
Eさんは、整体サロンに勤務するかたわら、ご自宅でも施術されています。

Eさん「5歳になる息子が、猫背なので、姿勢を治したいと思い受講しました。」

私 「姿勢の改善は、“キッズ整体”の中で、一番大切な基本です。
   息子さんからスタートして、ママ友の子どもたちに“キッズ”の輪が
   広がるといいですね。」

日常生活の中で、親は子どもに、「姿勢が悪いよ!」と、よく注意します。
でも、注意をする側も、される側も、案外
“正しい姿勢”や“正し方”を、知らないことが多いのです。
これでは、直しようがありません。

姿勢の問題は、子どもだけに強制せず、親自身も一緒になって
改善に取り組んで頂きたいと思います。
いい姿勢(ニュートラルポジション)を知り、姿勢の正し方を知ることで、
初めて、姿勢を維持することが可能になります。

◇姿勢改善のポイント♪

・姿勢の正し方を知る。(自分で直せるようになること)
・筋肉の硬さ(疲労・血流不全)を解消する。
・腹圧を高め、体幹を強化する。

これらは、一連のキッズ整体メニューの中に、含まれています。

また一方で、身体的な姿勢は、心の状態にも影響を与えます。
背筋が伸び、しっかり正面を見据えた姿勢は、心をポジティブに変え、
積極性、自信、意欲へと繋げます。

◇目に効くマッサージ法あり♪

Eさん「知り合いに、斜視の男児(12歳)がいるのですが、直す方法はありますか?」

私 「子どもの斜視の場合、遺伝的な要因によることもあるので、必ずしも
   良くなるとは限りませんが、以前うちに来た男児の事例があります。
   それは、斜視と弱視を持つ3歳の男児でした。
   うちに通えない所に住んでいたため、父親にたった一度だけ、マッサージ法を
   指導し、それ以降朝晩、子どもさんの目の回りのマッサージを続けて頂きました。
   すると1年後、お医者さんも驚くほど症状が改善したのです。
   私の息子も小4の時、近視になりかけたのですが、このマッサージで回復しています。」

目の回りを軽く押さえていくだけの、シンプルなマッサージですが、
ツボをくまなく刺激し、同時に血行を促進する効果があります。
これも是非、ご自分の目で、まずは試してみてくださいね。

子どもたちの「現在」は、現在だけを意味しません。
常に、「現在と将来」を内包しています。
身体も心も柔らかく、修正しやすいうちに改善することが、
子どもたちの将来の可能性を拓くのだと思います。

子どもの整体は、まだ対応出来るセラピストが少ないだけに、
とても魅力的で、やりがいのある、新しいジャンルです。

Eさんの今後のご健闘を、心から応援いたします。
そして、暫くしたら、キッズ整体のその後を、是非ご報告くださいね ☆
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2018年の初めに

2018年01月02日 | 日々の施療
明けましておめでとうございます。
昨年中は、多くの方々にご来院頂き、ありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

<まずは、リセット!>

あれこれ、いいこと、辛いことあった昨年も、元日には、一旦リセット出来ます。
気持ちを切り替えるという意味では、元日って便利ですね!

やはり人間は、自分の気持ちに左右される生き物ですから、
心をいかにポジティブに、体を健康に維持し続けられるかが、
一番の基本であると思います。
そこの処は、私自身、今年も変わりません。

<キッズのニーズ増!>

昨年、私の店や、セレネの講座でも、少しずつですが、
「キッズ整体」のニーズが増えている、という感触を得ました。
12月には、施術経験の無い主婦の方が、ご自分のお子さんの
専属セラピストを目指して、受講されるケースも現れ、
“キッズが、整体を必要としている時代”の到来を、
改めて痛感しました。
今年も益々、講座の内容の充実に努めてまいります。

<出来ないを、楽しむ!>

整体は、受け手のカラダ・ココロと、施術者とのコミュニケーション
です。
双方の意思疎通が、上手く行われた時、いい結果が出ます。
昨年暮れから始めた、タンゴの先生にも、同じことを言われました。
偶然観た映画がきっかけで、迷い込んだアルゼンチンタンゴですが、
少しましに踊れるまでには、当分時間がかかりそうです。

今年は、「出来ないを、楽しむ」をテーマに、初めての事にも
チャレンジしていきたいです。

皆様の新しい年が、健やかで、楽しく、感動の年でありますように!
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ママセラピスト誕生!

2017年12月28日 | セミナー
12月の「キッズ整体セミナー」を、開催いたしました。(セラピストスクールselene・五反田にて)

◇ ママセラピスト第一号!

最近受講対象者を、子育て中のパパ・ママまで拡大したばかりですが、
今回の参加者は、まさに都内在住の主婦Sさん(40代)でした。
施術経験が全くない方の受講は、Sさんが初めてです。

Sさんは、小1のサッカー少年と、小5のクラシックバレー少女
のお母さんです。
小学生ながらも、ハードに練習に明け暮れるお二人の
専属トレーナーになりたいと考え、“キッズ・整体”で検索して
この講座を見つけ、ご主人とも相談して受講を決めたのだと、
その動機を話してくださいました。

◇ 受講にあたり明確な課題を持つこと!

ママセラピストの場合、不特定多数の人を施術する訳ではありません。
ご自分のお子さんが対象なので、今抱えている問題から改善していくことになります。

私 「今、お子さんの身体のことで、改善したいことはありますか?」

Sさん「まず、二人とも、姿勢が悪いので直したいです。
   また、歩行時、足先が内股になることもあり、不安定なのが気になります。
   それと最近、長女が頭痛を訴えます。中学受験を決めてから、机に向かう
   時間が増えているのも原因かもしれません。」

講座では、受講生の“ここを治したい”をあらかじめお聞きし、解決方法の
ご提案を必ず入れていくようにしています。

Sさんの課題に関しては、姿勢の改善法(基本中の基本です)、股関節回りの調整法、
首こりの改善法、を伝え、練習しました。

◇ 素人の主婦の方でも、体得出来ました!

実技練習の最後は、私が台になってチェックするのですが、Sさんが、
しっかりポイントを押えて、手技が出来ていたので感心しました!
実は、どこまで手技が出来るか、少々不安だったのです。
でも、今回Sさんを見て、全くの素人の方でも修得出来るという
確信を得ました。

手技はシンプルですが、効果がはっきり出るので、
施術経験が無くても、きっと理解しやすいのだと思います。

お子さんのトレーナーを目指すSさんの、熱意と
整体センスは、本物です。
今後、ご自分のお子さんからスタートして、更に、
整体を学び、技術を磨いていけば、プロとしての
活躍も可能だと思います。

Sさんの今後のご健闘を、心からお祈りいたします。
そして、その後の臨床レポートを、お寄せ下さいね!
楽しみにしています。

講座では、Sさんに続くママセラピスト及び、
整体師、セラピストの方々の受講を、お待ちしています ☆
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受講生からのご報告メール(キッズ整体セミナー)

2017年12月13日 | セミナー
先月セラピストスクールselene(五反田)で、私の講座を受講されたMさんから、
“ご報告メール”を頂きました。

Mさん(40代女性・看護師&セラピスト・自宅でサロンを運営・静岡県)
、「キッズ整体セミナー」を受講されました。

“杉田先生、

 先日は、「キッズ整体セミナー」を受講させて頂き、ありがとうございました。
 私はもともと、子どもの姿勢改善整体をメニューとして行っていますが、
 更に知識や技術を深めたいと思い、今回受講させて頂きました。
 明日から実践できる手技も多く、特に子どもでも簡単に取り入れることが
 出来る、「腹式・腹圧呼吸法」の方法が、目から鱗でした!
 早速、私の小学6年の息子に行ったところ、ビフォア―&アフターのカラダの
 違いにびっくりし、毎日自分でやるようになりました。
 体幹が強くなるのが目に見えて判るので、それ位違いが判ると素直に子どもは
 やってくれます。
 手技の中に母と子のスキンシップになるものもあり、今後の「お母さんに教える整体」
 の中に、取り入れていきたいと思います。
 大変貴重な体験を、ありがとうございました。
 感謝いたします。”

Mさんのメールからは、講座で習ったことをすぐに実戦し、効果を実感されているご様子
が判り、とてもうれしく思いました。

Mさんの息子さんは、サッカー少年で、日々ハードに練習に打ち込んでいるそうです。
息子さんの専属トレーナーとしても、今後更に、パワーアップ出来るはずです。

また、“キッズ整体の意味”は、単に施術者が子どものカラダのマッサージやケアを
行うだけではありません。
子ども自身が、
“カラダのこと、呼吸法、姿勢の正し方、自分でカラダをケアしていく習慣を学ぶ”
貴重な機会でもあります。

Mさんの息子さんが、自分で「腹式・腹圧呼吸法」を始めたように、
“自主的に自分のカラダのために何かを行う”
きっかけ作りが、とても大切だと思います。

Mさん、とても素晴らしいご報告、ありがとうございました。
今後の益々のご活躍を、お祈りします。

「キッズ整体セミナー」は、整体やセラピーのプロだけでなく、
子育て中のママさん、パパさんにも、門戸を開いています。
“キッズのためのセラピスト”を目指す皆様、どうぞ講座でお待ちしています ☆
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冬の入り口で、腰痛が急増中!

2017年12月02日 | 日々の施療
ここ最近、うちの店は、腰痛のお客様が
急に増えてきました。

寒さが一段と強くなり、イチョウが黄色く、モミジが赤く、
鮮やかに映えるこの季節は、人間の腰にとって、イエローやレッドの
警告のサインかもしれません。

タンスの引き出しを開けようとして、動けなくなったピアニスト、
久しぶりにハイヒールで外出し、翌朝痛みを起こした主婦、
普段の長時間労働に加え、無理なストレッチで腰痛になったコンビニ店主、
など、職業も様々です。

“寒くなると、腰痛は増えます”

身体は、筋肉を収縮して熱を逃がさないようにするため、
筋肉は基本、硬くなります。
また外出時、寒いとつい体にも力が入り、背を丸くした姿勢で
歩くことが多くなります。
更に、カラダの冷えや、運動不足も加わります。

この結果、
“筋肉が硬くなる要因が増え、体幹の血流低下を招くことが、
 僧帽筋や、脊柱起立筋を鉄板化し、可動性を失い、
 特定の部位への負担を強いる”
のです。
これが、腰痛を引き起こす原因です。

では、どうしたらいいでしょう?
もっと“筋肉を動かして、血流を促進すること”です。

“デスクワークなどで、30度の前傾姿勢で座っていると、
 脊柱起立筋の血流量は、1/8まで低下する”
というデータがあります。

また、
“テレビの視聴や、オフィスのデスクワークで1時間座っていると、
 寿命が22分縮むことになる”
というデータがあります。

私たちは、これらの事実を肝に銘じましょう!

まとまった時間を取れれば、ウォーキングや水泳をお勧めしますが、
“すき間時間”を活用する方が、より現実的だと思います。

エスカレーター、EVより、階段を使う。
職場でも、30分に1度立ち上がる。座りっ放しにしない。
椅子に座ったまま、上半身を左右にねじる、後ろへ反らす。
電車の中で立ったまま、ヒールライズ(かかとを上げる、下げる)。
必ずお風呂に入る。などなど…

“小まめなストレッチや運動が、血流を促し、寒い季節の
 腰痛リスクを減らしてくれるはずです”

どうぞ皆様、“小まめに動いて快適な冬を” お過ごしください ☆
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