脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

冬の入り口で、腰痛が急増中!

2017年12月02日 | 日々の施療
ここ最近、うちの店は、腰痛のお客様が
急に増えてきました。

寒さが一段と強くなり、イチョウが黄色く、モミジが赤く、
鮮やかに映えるこの季節は、人間の腰にとって、イエローやレッドの
警告のサインかもしれません。

タンスの引き出しを開けようとして、動けなくなったピアニスト、
久しぶりにハイヒールで外出し、翌朝痛みを起こした主婦、
普段の長時間労働に加え、無理なストレッチで腰痛になったコンビニ店主、
など、職業も様々です。

“寒くなると、腰痛は増えます”

身体は、筋肉を収縮して熱を逃がさないようにするため、
筋肉は基本、硬くなります。
また外出時、寒いとつい体にも力が入り、背を丸くした姿勢で
歩くことが多くなります。
更に、カラダの冷えや、運動不足も加わります。

この結果、
“筋肉が硬くなる要因が増え、体幹の血流低下を招くことが、
 僧帽筋や、脊柱起立筋を鉄板化し、可動性を失い、
 特定の部位への負担を強いる”
のです。
これが、腰痛を引き起こす原因です。

では、どうしたらいいでしょう?
もっと“筋肉を動かして、血流を促進すること”です。

“デスクワークなどで、30度の前傾姿勢で座っていると、
 脊柱起立筋の血流量は、1/8まで低下する”
というデータがあります。

また、
“テレビの視聴や、オフィスのデスクワークで1時間座っていると、
 寿命が22分縮むことになる”
というデータがあります。

私たちは、これらの事実を肝に銘じましょう!

まとまった時間を取れれば、ウォーキングや水泳をお勧めしますが、
“すき間時間”を活用する方が、より現実的だと思います。

エスカレーター、EVより、階段を使う。
職場でも、30分に1度立ち上がる。座りっ放しにしない。
椅子に座ったまま、上半身を左右にねじる、後ろへ反らす。
電車の中で立ったまま、ヒールライズ(かかとを上げる、下げる)。
必ずお風呂に入る。などなど…

“小まめなストレッチや運動が、血流を促し、寒い季節の
 腰痛リスクを減らしてくれるはずです”

どうぞ皆様、“小まめに動いて快適な冬を” お過ごしください ☆
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不器用という素質

2017年11月18日 | リラックス
このブログを読んでいるあなたは、器用か不器用かと
問われたら、どちらのタイプでしょう?
私は、全てにおいて、不器用派です。

「何も考えなくても、スムーズにサクサク出来てしまう人間」がいる一方で、

「一生懸命考え、あれこれ試してもうまくいかない人間」がいます。

後者の私の場合、脳と身体の神経回路の連係がきっと円滑に
働かないのだと思います。

私が、整体の学校に通い始めた頃も、そうでした。
すぐに器用に出来る人たちが、羨ましかったものです。
でも、そういう人たちの施術が上手かというと、
実際受けてみると、決して良くないのです。
器用さと、品質は、必ずしも一致しないのですね。

不器用でも、あきらめず、時間をかけ、工夫しながら
継続することで、より良いもの(品質や精度)を作り出せる可能性があるのです。

だから、“不器用は、意外に素晴らしい素質である”と、
私は勝手に思っています。

そんな私が最近、“アルゼンチンタンゴ”の教室に通い始めました。
先生の足を何度も踏みそうになったり、ステップを間違えたり、
ここでも“素質”を大いに発揮しています。
難しい、出来ない、でも、タンゴは楽しいです!

そして、“私には不器用という素質があるから大丈夫”と、
常に自分に言い聞かせています。
さて、この先どうなることやら 
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キッズのための、ママ&パパトレーナーを目指してみませんか?

2017年11月03日 | セミナー
私は現在、セラピストスクールselene、「キッズ整体セミナー」講座を
開講していますが、この度「受講対象者」の拡大を行うことに致しました。

従来は、整体やアロマなどの実務経験者に限っていましたが、 

 “実務経験が無い方でも、ご自分の子どもさんを対象に、
  姿勢や体の不調改善、成長痛対策、運動のコンディショニング等を
  学びたい方”
にも、お受け頂けることにしました。

これを機に、「子どものカラダ・ココロ」の、ママトレーナー、パパトレーナー
を積極的に目指して頂きたいと思います。

受講対象を拡大した理由は、子どもの一番身近にいる方にこそ、この整体を
学んで頂きたいと思ったからです。。
親子のスキンシップを積極的に行って頂くことで、言葉以上に親子の信頼関係を
深められることも狙いの一つです。

実務経験のある方々に比べ、多少ハンディはありますが、
日常の中で役立てられるテクニック、知識が満載です。
(キッズに限らず、大人にも使える整体法です。)

メジャーリーガーのイチローが、少年時代、毎日、延べ7年間、
お父さんの足裏マッサージ(台湾式)を受けていたことは、有名な話です。
そしておそらく、足裏への刺激が、彼の才能を開花させる一助になったのだと、
私は確信しています。

“子どもにとって、最良のセラピストは、母親であり、父親です”から。

講座では、整体師、セラピストの方々と共に、ママさん、パパさんのご来校も
お待ちしています ☆
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マザーセラピストの素質を活かそう!(プロのための整体講座)

2017年10月11日 | セミナー

先日、「セラピストスクールselene(五反田)」で、9月の「キッズ整体セミナー」講座を開催しました。
今回は、新潟と神奈川からお二人が参加して下さいました。

Aさん(セラピスト歴4年)は、アロママッサージのサロンに勤務。
Sさん(セラピスト歴6年)は、自宅サロンで整体・リフレをされています。
お二人とも、小学生の息子さんがいて、それぞれ空手、剣道を習っている
ところが似ています。

Aさん 「今はサロンで働いていますが、独立を目指してまして、その時は
    “キッズ整体”をメニューに加えたいと考えています。
    現在私の地域では、女性の施術者の“キッズ整体”を受けられる
    サロンが無いので、そこをねらっています。」

Sさん 「私のサロンは、産前・産後のお客様が多いので、自然、子どもの
    話題が多くなります。その延長線で“キッズ整体”をメニュー化
    したいと考えています。」
と、受講の動機を話してくださいました。

お二人の今後のビジョンの中に、もう既に“キッズ整体”が想定されていた
ことに、私は驚き、そして嬉しく思いました。

AさんやSさんのように、“出産・子育てを経験しているマザーセラピスト”の皆さんは、
もう既に“キッズセラピスト”としての第一歩を、歩き始めていると思うのです。
ですから、“適切な理論と実技”を学び、経験を重ねることで、
比較的スムーズに“キッズのスペシャリスト”を目指せるはずです。
何よりご自分のご子息にとって、最良のセラピストになれるはずです。

6時間の集中講座は、座学、体験、実技、相互練習、質疑へと進み、
あっという間に終了しました。
真剣さの中にも、体の変化の驚きや、笑いも交え、とても楽しくホットな
雰囲気の授業になりました。
Aさん、Sさん、お二人の今後のご健闘を心からお祈りいたします!

キッズ整体を扱えるサロンはまだ少なく、これから期待される新しい分野です。
子ども好きな整体師、セラピストの方々のご来校を、毎月お待ちしています。

また、この講座の受講資格は、原則、実務経験のあるプロの方々が対象ですが、
ご自分の子どもさん限定で、体の不調改善や、運動のコンディショニングなど
を学びたい方は、是非、ご相談ください ☆
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肌感覚の成せるワザ!?

2017年10月01日 | 日々の施療
先日、桐生祥秀選手が、陸上100メートルで、ついに9秒98という
日本新記録を出しました。
この偉業を陰で支えた一人に、スターター(スタートの合図をする人)を務めた
Fさんの存在があったという話を聞き、私はとても感心しました。

100メートルのレースは、2.0m/秒を超える追い風が吹くと、
公認記録にはなりません。
この時期、レースが行われた福井競技場は、スタート地点から
ゴール方向へ強い風が吹いていたそうです。
ちなみに、前日行われた予選、準決勝は、全て追い風参考記録になってしまったそうです。

長年スターターを務めてきたFさんは、地元の風をよく知っており、
レース前から風のリズムを体に刻んだそうです。

そして風が強く吹いている時に、「位置について」のコール。
           続いて、「用意」    まだ風は止みません。
           そして、「スタートの号砲」この瞬間、風が弱まったそうです!

絶妙なタイミングでのスタートとなり、追い風1.8m/秒という最高の
条件で、歴史に残る公認記録へと導いたのです。
走った本人以外にも、彼の記録を支えている様々な人たちがいるのですね。
そうしたものすべてを味方につけられた時に、記録は生まれるのだと
改めて思いました。

風を読むのも、“肌感覚(触覚)”です。
そして、私たち整体師が、お客様のカラダを読むのも、
手指の触覚です。
カラダの内側を流れているもの(血液、リンパ、自律神経、気など)の流れを
敏感に感じ取ることが、確実に施術の精度を高めてくれます。

ジャンルは違いますが、私たちも“触覚”を使うプロとして、
手指という最高の道具を、日々の臨床の中で、絶えず鍛えていきたいと
思いました ☆
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 教科書の重さで腰痛になる小学生が増えていた!

2017年09月10日 | Weblog
先日、うちのお客様から、「TVの番組でこんな事をやっていたよ」
と、情報提供がありました。

「小5の息子が、教科書の重さで腰痛になってしまった。」
と、父親が、TVの番組に投稿したそうです。
でもこうした状況は、一個人の話にとどまらず、
今、小学生の間で増加し、問題になっているそうです。

最近の教科書は、大判サイズでオールカラーのものが多く、
昔に比べ20~30%重くなっているそうで、ランドセルの重さも
含めると、総重量は約5㎏になるといいます。

さて、この問題をどう捉えたらいいでしょう?

 第一に、まだ体の小さな低学年は、特に、“教科書の減量化”を図るべきだと思います。
     何か急に、危機的状況に直面した時(車、変な人、津波が来たなど)、
     重いランドセルは、邪魔になり、命の危険すら招くからです。

 第二に、ランドセルを背負う“カラダ”の方の問題です。
     猫背のような姿勢、体幹筋が弱いなど、“子どものロコモ”(ロコモティブシンド
     ローム)(=運動器機能不全及び不調)の存在を感じます。
     これは、教科書の減量化だけでは解決できない、より大きな問題です。
     そして、子どもの腰痛だからと見過ごすと、側弯症や腰椎ヘルニアへと
     進行する危険性があります。

今、生活習慣の大きな変化から、運動不足が原因で、筋肉が鍛えられず、体幹が弱く、
関節なども動かすことが少ないため、些細なことで怪我をする子が増えています。

でも、さしあたって、“教科書の重さによる腰痛”になったら、どうすべきでしょうか?

基本は、“硬くなっている体幹”を柔らかくするために、ストレッチを日々行っていくことです。
体幹の、前屈、後屈、側屈、回旋を、反動を付けずにジワーッと行うこと。

次に、体幹を強化する筋トレ(腹筋、背筋)を、少しでいいから取り入れることです。

子どもの回復力は、大人以上に優れていますから、早めに対応すれば、
きっと改善できます。☆
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子どもの便秘が増えていた!

2017年08月14日 | Weblog
先日、テレビ番組の「世界一受けたい授業」の中で、
小学生の便秘を取り上げていました。

驚いたことに、5人に1人が便秘だというのです。
重症化すると、硬い便の間から柔らかい便が漏れてくるため、
おむつが必要になり、不登校、引きこもりへと発展するケースもあるそうです。
子どもの便秘専門外来もあるそうで、何とも痛ましい話です。

原因は何でしょう?
食物繊維の不足、運動不足、ストレス、腹筋、腹圧の低下…?
でも、薬やサプリに頼るだけでは、根本的な解決にはなりません。

便秘に悩めるキッズがもし来たら、うちでは間違いなく、
“腹式・腹圧呼吸法”で、対応します。

お腹を膨らます、へこます、を連動させながら腹式呼吸を行うことで、
腸のマッサージ効果が得られます。
また腹圧が高まり、同時に、腹横筋(インナーマッスル)が強化されます。
更に、セロトニンの分泌が促進され、自律神経が整い、
メンタルが安定してきます。
とにかく、いいことだらけなんです。

この呼吸法で、“子どもたちのお腹を鍛える”ことは、これから
ストレス社会を生き抜いていく上で、きっと役に立つはずです。
ですから、<キッズ整体>の中には必ず、呼吸法を取り入れ、
家でも出来る様に指導しています。

キッズに限らず、大人の方々にも、有効です。
先日来院されたAさん(20代・会社員・女性)から、うれしいご報告を頂きました。

 「施術前の状態をしっかり診て頂き、とても気持ちの良い施術をして頂きました。(中略)
  後日、自分史上最高の快便があったのは先生のお陰だと思ってます。笑」

大腸は、“第二の脳”とも言われています。
セロトニンやドーパミンも、腸内で作られるため、便秘による腸内環境の悪化は、
“うつ”にもつながり易いようです。

「子どもの便秘」、どうぞお気軽にご相談ください ☆
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真夏の夜、眠れてますか…

2017年07月27日 | リラックス
昨今の熱帯夜、厳しいですね。
寝苦しくて睡眠不足というお客様も、結構増えています。
そしてぐっすり眠るために、皆様あれこれ工夫されているのではないでしょうか?

でも私の場合、夜間の暑さ対策は、一切行いません。
エアコン、扇風機は使わず、寝る前にひとしきりストレッチをして、
“後頭部のツボ押し”をして、ごろんと横になるだけです。
唯一のツールは、“うちわ”です。
うちわの風が好きで、仰ぎながら、いつしか寝てしまいます。
ですから、朝起きた時は、汗びっしょり。
でも、爽快です。
どうジタバタしても、この暑さからは逃れられない、
だったら、受け入れるしかない、と開き直っています。

☆熟睡のためのアドバイスを3点、まとめてみました。

 ①『睡眠を追いかけない!』

   私は以前、心理学の先生に言われた言葉を時々、思い出します。
  「片想いと睡眠は、追いかければ追いかけるほど、逃げていきます。
   だから、追いかけないことが、眠りの秘訣です。」
   睡眠は、自律神経の管轄領域なので、そこに踏み込んで、頑張ってしまったら逆効果
   になるということです。より良い眠りのために寝具や環境を整えたり、あれこれ工夫を
   するのはいいのですが、ベッドに入ったら後は自然に任せる、これが基本です。
   眠れなくたって、死ぬことはありません。横になっているだけで、良しとするゆるさを
   持ちましょう。
     
 ②『アロマの効果』

   私は、自分のスキンケア―用に、アロマオイルをブレンドして使っています。
   ラベンダーとティートリーをブレンドし、マカデミアンナッツオイルで、
   15%に希釈したものです。
   寝る前、このオイルを鼻の下に一滴付けるのですが、結構催眠効果を感じます。
   リラックス系のご自分の好きなオイルを、お試しください。


 ③『後頭部の3段階ツボ押し』
     
   世の中には色々、「眠るための知恵」があるようですが、私流の一押しの方法は、
   これです。
  (方法)
      後頭骨の際を、左右同時に母指の腹で、グリグリと気持ち良い程度の力で
      押していきます(内側から外側へ移動)。これが一番下のラインになります。
      次に、今のラインの指一本分上を、同じようにグリグリ。
      更に、その上を、グリグリ。
      この3つのゾーンを、2~3回グリグリすれば、いつの間にか眠りに落ちていく
      はずです。

      後頭骨の際のゾーンは、後頭下筋群(インナーマッスル)が集中しています。
      しかも、硬縮していることが多く、首こりをゆるめる時の、重要なポイント
      です。
      静かで深い眠りを得るためには、脳に十分な血液が行き渡り、自律神経の
      副交感神経が優位になることが、必要です。
      浅い眠りは、脳の血流不足が、原因です。そして、首が、急所なのです。

  まだ夏は、始まったばかり。
  暑さと格闘せず、睡眠と格闘せず、
  出来るだけ自然な方法で乗り切ることを、お勧めいたします。
  どうぞ今夜から、お試しくださいね ☆
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藤井聡太四段 に学ぶ子育てのヒント?!

2017年07月14日 | Weblog
私は最近、藤井聡太四段(中3・14歳)のことがとても気になっていました。
ご存知のように、公式戦29連勝を達成した最年少プロ棋士のことです。
彼の出現は、空前の将棋ブームをもたらし、将棋教室への入会者が激増しているそうです。
一見ボーっとしていて、癒し系なのですが、年齢とかけ離れた落ち着き、
そして風格は、大器の片鱗を感じさせます。
“天才少年はどのようにして生まれたのか?”
その背景を探ってみました。

彼は別に将棋の英才教育を受けた訳でも、ご両親が将棋に堪能だった訳でもないのです。
5歳の時、祖母から子供用の将棋盤セットを与えられて、祖父の手ほどきで
始めたそうです。
すると一気に将棋の魅力にはまり、その年の冬から将棋教室に通い始めたと言います。(自発的な行動力)
そして6~7歳の頃には、詰将棋の実力は、既にプロでもかなわないほど突出していた
というから驚きです。(考え学び続ける力、集中力)

一般的に、人間の身体は、まず脳を中心とする中枢神経が先行して発達します。
“スキャモンの発達・発育曲線”によれば、脳神経系統は、4~5歳頃までに80%
の成長を遂げ、6歳で90%、12歳でほぼ100%になると言われています。
この時期に、神経回路へ刺激を与え、多種多様な動きを経験させることは、
とても大切です。
よって、子どもの大きな成長を期待するなら、最も吸収しやすい時期に、
その課題を与えていくことが最適な方法なのです。

藤井四段は、3~5歳の頃、“モンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園”
に通っていたそうです。
イタリア人で女性医師の、マリア・モンテッソーリが提唱した教育方法で、
「子どもは自分で成長し、発達する力を持って生まれてくる」ということが、
基本理念だそうです。
なんと、米国のオバマ前大統領やマイクロソフト創業者の
ビル・ゲイツらも幼児期にこの教育を受けているそうです。

彼女は、脳生理学に基づき、様々な能力の獲得には、それぞれ最適な時期があるとし、
これを「敏感期」と名付けました。
2~3歳の頃は、「運動の敏感期」とよび、思った通りに身体を動かして、自分のことは
自分で出来る様になることを目指します。
3~6歳の頃は、「感覚の敏感期」とよび、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感が
著しく発達する時期で、特に重要視しています。
他にも、「秩序の敏感期」、「話し言葉の敏感期」、「文字に対する敏感期」、
「数に対する敏感期」、「文化の敏感期」があるそうです。
子どもは、自分で自分の活動を選び、自分のペースで納得いくまで繰り返し
活動し、大人は、それを見守り適切な援助を行います。

どうやら藤井四段の、“自発的に行動する力、集中力、想像力(先を読む力)”は、
将棋を始める以前の、3~5歳の頃、モンテッソーリ教育で培われたようです。
そうした幼児期のトレーニングが、彼の棋士としての才能を順調に開花させた
のだろうと思います。

つい、うちの息子も、モンテッソーリ教育を体験させていたら、変わっていたんだろうか?
などと考えてみましたが、今となっては後の祭りです。

私は改めて、幼児教育の中身の重要性と、それを受けさせる現実的な難しさを感じました。
働くお母さんにとっては、まず保育園を確保するだけでも難しいという現実があります。
更に、教育方針や内容を吟味することは…
でも、5歳までの幼児期を、どのように過ごすかって、その子の人生を左右する
重要な問題であることも事実なのです。

今回、色々なことを考えさせてくれた、藤井聡太四段の今後の活躍に、大いに期待したいです!
そして、少し有名に成り過ぎてしまいましたが、世の中やマスコミの雑音に負けず、
これからのご自分の青春時代を、大いに楽しんで頂きたいと思います ☆
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ちょっとハッピーな出来事

2017年06月30日 | 日々の施療
私が、整体師の仕事をしていて、楽しいなと思うことのひとつは、
日々、色々な仕事や年齢の方々と、お会い出来ることです。
しかも、ある程度まとまった時間接するので、お客様との
会話から、情報や知識が沢山入ってきます。
様々な現場のプロの人たちの話が聞けるので、
とても楽しく、また勉強になります。
この点が、私たちの仕事の“ラッキーな部分”
かもしれませんね。

最近もうちのお店で、こんなことがありました。

週末、定期的に来院されるJさん(50代・女性)は、
「保護犬の里親探し」のボランティアもされています。
昨年の暮れに、チワワのオス(推定9歳)を保護し、
一時的に預かったそうです。
それが丁度クリスマスイブの日だったので、「さんた」
と命名したそうです。
「さんた」は、虐待を受けていた様子で、なかなか人を
信頼できず、近づく者に「ガゥガゥ!」と唸って、
時に噛みつくそうです。

一方、毎週日曜日来院されるKさん(50代・女性)は、
昨年、母親、そして愛犬のチワワと、立て続けに亡くし、
以来とても寂しそうにされていました。

私はある時、Kさんに、「さんた」が里親募集している
ことを伝えてみました。
するとJさんのブログで「さんた」を知ったKさん、
大変興味を持たれたようです。
そして、4月に「お見合い」、5月に2週間の「トライアル」(預かり)
を経て、今月晴れてKさんは、「さんた」の里親になりました。

大変臆病で、気難しく、心に傷を持つ「さんた」が、
果たしてKさんに慣れてくれるか心配でしたが、全て取り越し苦労だったようです。
2人は、とても仲のいい関係のようです。
最近、Kさんの背中の張りが少し緩んだのは、きっと私ではなく、
「さんた」のおかげです。
自律神経の糸が、やっとリラックスモードに入ったのですね。

今回、ちょっとした情報から、Jさん、Kさん、「さんた」3者の
ハッピーな橋渡しが出来たことが、とても嬉しいです。
これからも、人・ワンちゃん・情報との出会いを大切にしながら、
整体師の仕事を続けていきたいと思います。
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