先日久しぶりに、Yさん(70代・女性)が来院されました。
そしてその時、ちょっと気になる話をされました。
Yさん 「実は私、今悩んでいることがあってね…
毎朝、うちの上からパンが降ってくるの。」
私 「えーっ!?」
何でも、Yさんのマンションの上の階に住む女の子(小学2年生)が、
朝食のパンの食べ残しをベランダから外へ投げ捨てるらしいのです。
(ちなみに母親は、先に出勤している)
私 「なんでまた?」
女の子の家庭は、シングルマザーのお母さんと彼女の
二人暮らしだそうです。
そして、以前はとても快活だった女の子が、最近めっきり元気が無いので、
心配しているのだといいます。
どうやら母親のしつけが厳しいらしく、時々娘を強く叱る
声が、階下に伝わって来るそうです。
Yさん 「残したパンが見つかると、お母さんに叱られるから、
あるいは、ストレスの発散も兼ねて、投げ捨てるんじゃないかしら。
でも、アリやカラスがたかるので、私が毎日掃除しているの。
どうしたらいいかしらねー?」
確かに考え始めると、難しい問題です。
単純に、パンの不法投棄に対する苦情として処理すればいいのかもしれませんが、
どうしても、女の子のことが気になります。
母親に告げれば、きっと女の子が叱られるでしょう。そして、
益々追いつめられるかもしれません。
マンションの児童指導員に相談したら、大事にならないか?
先日、雨が降っているのに、その娘は傘を持たずに登校していく姿を
Yさんは目撃したそうです。
Yさん 「きっと同情が欲しいのよ、愛情に飢えているんじゃないかしら」
こんな時、家族以外の周りの人間に何が出来るでしょう?
プライバシーという厚い壁があるだけに、なかなか難しい問題です。
でも、周りの大人たちが、出来るだけ温かく声をかけ、見守って
あげることがとても必要だと思います。
そして私は、“オキシトシン”のことを思い出しました。
オキシトシンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、
別名「幸せホルモン」とも言われています。
親が子供を抱いたり触れることで、親と子供双方から
オキシトシンが分泌されます。
すると、安心感や信頼感、愛情が生まれます。
母親に抱っこされたり触れられる機会が、多い子供の
オキシトシン量は高く、母親から愛情を受けずに育った
子供は、低いと言います。
また、オキシトシンは親子間だけではなく、他人への
安心感、信頼感、愛情を形成する上で、重要な役割を
果たしています。
詳しい事情や状況は判りませんが、パンを捨てる女の子は、
この「オキシトシン」が不足していることだけは、確かです。
空から降ってくるパンのかけらは、やはり女の子のS・O・S
だったのでしょう。
彼女がこの先難しい年頃になる前に、母親がもっともっと
スキンシップをはかって、娘のオキシトシン値を
上げてあげることが必要なのですが、それは可能なのでしょうか?
どう対応すれば、女の子が笑顔を取り戻せるのか、
私も思わずYさんと一緒に、悩んでしまいました。
私が、今、「キッズ整体」に力を入れる理由、そして、
その中で、親御さんに子どもへのマッサージの仕方を
アドバイスする理由は、実はここにあります。
子どもの、オキシトシンの分泌を大いに促して、
親や他人への、安心感、信頼感、愛情を育てたいのです ☆
そしてその時、ちょっと気になる話をされました。
Yさん 「実は私、今悩んでいることがあってね…
毎朝、うちの上からパンが降ってくるの。」
私 「えーっ!?」
何でも、Yさんのマンションの上の階に住む女の子(小学2年生)が、
朝食のパンの食べ残しをベランダから外へ投げ捨てるらしいのです。
(ちなみに母親は、先に出勤している)
私 「なんでまた?」
女の子の家庭は、シングルマザーのお母さんと彼女の
二人暮らしだそうです。
そして、以前はとても快活だった女の子が、最近めっきり元気が無いので、
心配しているのだといいます。
どうやら母親のしつけが厳しいらしく、時々娘を強く叱る
声が、階下に伝わって来るそうです。
Yさん 「残したパンが見つかると、お母さんに叱られるから、
あるいは、ストレスの発散も兼ねて、投げ捨てるんじゃないかしら。
でも、アリやカラスがたかるので、私が毎日掃除しているの。
どうしたらいいかしらねー?」
確かに考え始めると、難しい問題です。
単純に、パンの不法投棄に対する苦情として処理すればいいのかもしれませんが、
どうしても、女の子のことが気になります。
母親に告げれば、きっと女の子が叱られるでしょう。そして、
益々追いつめられるかもしれません。
マンションの児童指導員に相談したら、大事にならないか?
先日、雨が降っているのに、その娘は傘を持たずに登校していく姿を
Yさんは目撃したそうです。
Yさん 「きっと同情が欲しいのよ、愛情に飢えているんじゃないかしら」
こんな時、家族以外の周りの人間に何が出来るでしょう?
プライバシーという厚い壁があるだけに、なかなか難しい問題です。
でも、周りの大人たちが、出来るだけ温かく声をかけ、見守って
あげることがとても必要だと思います。
そして私は、“オキシトシン”のことを思い出しました。
オキシトシンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、
別名「幸せホルモン」とも言われています。
親が子供を抱いたり触れることで、親と子供双方から
オキシトシンが分泌されます。
すると、安心感や信頼感、愛情が生まれます。
母親に抱っこされたり触れられる機会が、多い子供の
オキシトシン量は高く、母親から愛情を受けずに育った
子供は、低いと言います。
また、オキシトシンは親子間だけではなく、他人への
安心感、信頼感、愛情を形成する上で、重要な役割を
果たしています。
詳しい事情や状況は判りませんが、パンを捨てる女の子は、
この「オキシトシン」が不足していることだけは、確かです。
空から降ってくるパンのかけらは、やはり女の子のS・O・S
だったのでしょう。
彼女がこの先難しい年頃になる前に、母親がもっともっと
スキンシップをはかって、娘のオキシトシン値を
上げてあげることが必要なのですが、それは可能なのでしょうか?
どう対応すれば、女の子が笑顔を取り戻せるのか、
私も思わずYさんと一緒に、悩んでしまいました。
私が、今、「キッズ整体」に力を入れる理由、そして、
その中で、親御さんに子どもへのマッサージの仕方を
アドバイスする理由は、実はここにあります。
子どもの、オキシトシンの分泌を大いに促して、
親や他人への、安心感、信頼感、愛情を育てたいのです ☆