最近、うちの店に、Yくん(小5・男子)が、お父さんと一緒に来るようになりました。
口数は少ないのですが、意志の強そうな少年です。
何より、“走ることが好き”なのだそうです。
父 「息子は現在、陸上のクラブチームに入っていて、短距離をやっています。
でも、体が硬くて、動きも良くないのです。
やわらかくなりますかね?」
私 「今、そういうお子さんが増えていて、うちにもよく来ています。
成長期は、骨が先行して伸び、筋肉が引っ張られるので、成長痛を
防ぐ意味でも、関節回りの筋肉は、柔らかく保ちたいのです。
大丈夫ですよ。」
私 「Yくん、ちゃんとしゃがめるかな?やってみて。」
するとYくん、しゃがもうとしましたが、かかとが浮いてしまい、
無理やりつけようとして、後ろに転がってしまいました。
次に、ベッドの上に仰向けで寝てもらい、膝を伸ばしたまま
脚を挙上してみました。
本来の可動域は、90度ですが、60度位しか上がりません。
私 「確かに、ハムストリング(太もも裏側の筋肉群)が、硬いですね。
でも、諦めなくていいからね。
まだたっぷり、“伸びしろ”があると考えてね。
この硬さが緩めば、走る時のストライド(歩幅)も広がるし、結果はタイムに現れる
はずだから、楽しみだね!」
きっとYくんは、普段回りの人たち(家族やコーチ)に、
“体が硬い”と言われ続けているはずです。
だから本人も、“自分は体が硬いからしょうがない”と、
ネガティブに、思い込んでしまうのです。
でも、まずここから抜け出すことが、大切です。
自分の欠点を“伸びしろ(可能性)”と、とらえ直すことで、
気持をポジティブに切り替えることが出来ます。
Yくんには、キッズ整体の30分コースを行いました。
そして、ハムストリングのストレッチの課題を与えました。
1週間後、Yくんが、またお父さんとやって来ました。
父 「少し効果がありました。
いつも体の硬さを指摘するコーチから、ほめられたそうです。」
Yくんの表情にも、明るさと余裕が出てきました。
彼の場合、体の全体のバランスを整えること、プラス
“走るためのメニュー”も今後取り入れていきたいと考えています。
大腿を引っ張り上げるための「腸腰筋」、
安定した走りに欠かせない 「中殿筋」、
の強化、などです。
Yくんにとっても、「走る」ことに真剣に取り組むことで、
自分の身体を知り、トレーニングの効果を知り、
自分の体のメンテナンス方法を知る、
(学校では学べない)貴重な学びの機会になるはずです。
ちなみに、Yくんの好きな選手は、「山縣亮太(リオ五輪代表)」だそうです。
頑張れ、ちいさなスプリンター!
口数は少ないのですが、意志の強そうな少年です。
何より、“走ることが好き”なのだそうです。
父 「息子は現在、陸上のクラブチームに入っていて、短距離をやっています。
でも、体が硬くて、動きも良くないのです。
やわらかくなりますかね?」
私 「今、そういうお子さんが増えていて、うちにもよく来ています。
成長期は、骨が先行して伸び、筋肉が引っ張られるので、成長痛を
防ぐ意味でも、関節回りの筋肉は、柔らかく保ちたいのです。
大丈夫ですよ。」
私 「Yくん、ちゃんとしゃがめるかな?やってみて。」
するとYくん、しゃがもうとしましたが、かかとが浮いてしまい、
無理やりつけようとして、後ろに転がってしまいました。
次に、ベッドの上に仰向けで寝てもらい、膝を伸ばしたまま
脚を挙上してみました。
本来の可動域は、90度ですが、60度位しか上がりません。
私 「確かに、ハムストリング(太もも裏側の筋肉群)が、硬いですね。
でも、諦めなくていいからね。
まだたっぷり、“伸びしろ”があると考えてね。
この硬さが緩めば、走る時のストライド(歩幅)も広がるし、結果はタイムに現れる
はずだから、楽しみだね!」
きっとYくんは、普段回りの人たち(家族やコーチ)に、
“体が硬い”と言われ続けているはずです。
だから本人も、“自分は体が硬いからしょうがない”と、
ネガティブに、思い込んでしまうのです。
でも、まずここから抜け出すことが、大切です。
自分の欠点を“伸びしろ(可能性)”と、とらえ直すことで、
気持をポジティブに切り替えることが出来ます。
Yくんには、キッズ整体の30分コースを行いました。
そして、ハムストリングのストレッチの課題を与えました。
1週間後、Yくんが、またお父さんとやって来ました。
父 「少し効果がありました。
いつも体の硬さを指摘するコーチから、ほめられたそうです。」
Yくんの表情にも、明るさと余裕が出てきました。
彼の場合、体の全体のバランスを整えること、プラス
“走るためのメニュー”も今後取り入れていきたいと考えています。
大腿を引っ張り上げるための「腸腰筋」、
安定した走りに欠かせない 「中殿筋」、
の強化、などです。
Yくんにとっても、「走る」ことに真剣に取り組むことで、
自分の身体を知り、トレーニングの効果を知り、
自分の体のメンテナンス方法を知る、
(学校では学べない)貴重な学びの機会になるはずです。
ちなみに、Yくんの好きな選手は、「山縣亮太(リオ五輪代表)」だそうです。
頑張れ、ちいさなスプリンター!