脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

スキンシップが足りない、子どもたち

2015年03月12日 | 日々の施療

凶悪な少年犯罪が起きる度に、私が思うのは、
親子のスキンシップが、きっと足りなかったんだろうな、
ということです。

子どもは、想像以上に、ストレスを抱えています。
家庭での問題(夫婦のトラブル、子どもへの過度な期待、もしくは
無関心、経済的貧困など)、学校での問題(友達関係、いじめなど)、
様々なストレスが降りかかりますが、知識も経験も未熟で、経済力もない
彼らは、ただ晒されるままです。
以前だったら、外で思い切り友達と遊び回り、発散したものですが、
今ではそんな機会も、大分減っているようです。

そんな子どもにとって、力となり、癒されるのは、
やはりスキンシップだと思うのです。
スキンシップは、言葉ではない言葉、そして言葉以上の言葉です。

母親や父親、あるいはセラピストの、
大きく、温かな手が、
手を握る、あるいは肩や背中をマッサージするだけで、
子どもは愛情を感じ、安堵します。
そして、ストレスが大きい時ほど、その効果も大きいはずです。
守られているという安心感、そしてその愛情に応えたいという
想いが、優しい心を育み、やがて、人を思いやる行動が実践
できるようになるはずです。

私たちセラピストは、“スキンシップのプロ”です。
手の力が、体だけではなく、心や脳に届くことを知っています。
皮膚は、脳の出先機関ですから。

私は、「キッズ整体」を通じて、もっと親子がスキンシップを
深めるような提案をしていきたいと、強く思っています。

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