「Ryuichi Sakamoto: CODA」

2017年アメリカ・日本

日本が誇る世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー。

2012年から5年間にわたって密着取材を行ない、アーカイブ映像も織り交ぜながら坂本の音楽的探求をたどる。
YMO時代をはじめ、米同時多発テロや東日本大震災後を経ての様々な活動、
14年7月から約1年間に及ぶ中咽頭ガンとの闘い、、、
終活と未来の両方を感じる興味深い作品。

個人的にはかなり面白かった。
思えばYMOから初期のソロから大好きでいろいろ影響も受けた人だからね。

今までも沢山の書物や映像でいろいろ坂本さんの事を知ってたつもりだけど、
今回新たに知った衝撃の事実がある。
彼が活動の原点となった多大な影響を受けた映画とそのサントラが
まさしくオレが大好きで影響を受けたものと同じだった！という事実。
アンドレイタルコフスキーの「惑星ソラリス」
いやあ、びっくり！
で、なんで彼の作品に共感出来るのかも分かった気がした。

オレごときが同じレベルで語るのもおこがましいが
確かに同じものを観て聴いてその世界観に感銘したということ。
この作品はオレにとってそれが分かっただけでも大収穫。

終活に向けての作品の方向性もスゴく理解できる。
とは言ってもまだまだ長生きして沢山の作品を残してほしいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=Goo_LRPrnk8

「ホテル・ムンバイ」

2018年オーストラリア・インド・アメリカ
原題：Hotel Mumbai

2008年に実際に起きたムンバイ同時多発テロを描く。

時系列も含めて分かりやすい描き方。
テロリスト達が躊躇無く撃ちまくるのがリアリティ。

前に観た「ジェノサイド・ホテル」よりこっちの方が評判が良いようだが
個人的には「ジェノサイド・ホテル」の方がドラマ的な上にエグくて好みかな。
結末も今回の方がハッピーエンド感は強いがそこが個人的には、、ね。

テロも戦争の一部、殺す方も殺される方もやっぱりキツイ。
結局は指図するお偉いさん達は安全な場に居て現場の人間達の命を利用してるだけ、、
という事が改めて良く解る。なんともやりきれない。。。

https://www.youtube.com/watch?v=W3qyLsDw_DY

「パレス・ダウン」

2015年フランス
原題：Taj Mahal

これまた2008年に起きたムンバイ同時多発テロを題材にした作品。

さてこれはどういう切り口なのか、、と興味深く観てたのだが、、、

はあ？

思わず途中何度も寝てしまうくらい緊張感が無いというか、、、
これは低予算だからか？
いやいや、実話を元にしてるわけだから、、、テロの悲惨さの少しでも伝えて欲しかった。

誰が何と言おうと駄作です！！！

https://www.youtube.com/watch?v=OD1yCdn04OA

「500ページの夢の束」

2018年アメリカ
原題：Please Stand By

『スター・トレック』について並外れた知識を持つ自閉症少女の冒険話。

売れっ子ダコタ・ファニングちゃん主演のハリウッドらしいベタに暗くならないイイ話。
たまにはこういうのもいいね。

改めてやっぱり障害者って大変ですね。
実際はこうはいかないだろうも含めての文字通り夢のある作品でした。

未聴の『スター・トレック』も観たくなった1本。

https://www.youtube.com/watch?v=tMVX6X6mwjc

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

2009年日本
英題：EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の第2作目。
TVシリーズや旧劇場版には登場しない新たな登場人物、エヴァンゲリオンや使徒が登場。

前作より新劇場版オリジナルの展開を魅せる。
ラストは流石のオタク心を興奮させ次回作への期待を高まらせて終了。
いやあ、もうまいりました！

挿入歌の『今日の日はさようなら』『翼をください』は
世代的になんとも言えない感があるが、
元を知らない若い世代の受け取り方は我々おじさん世代とは全く違うんだろなあ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=x2-xh3aHEpk