「オアシス」

2002年韓国
原題：오아시스

社会に馴染めないまま刑務所から出所してきたある青年と、
脳性麻痺で体の不自由な女性との周囲に理解されない純粋な恋愛物語。

いやあ、これはスゴイです。
なにがスゴイって主演の2人の演技がスゴイ！
特に女優さん。。。
途中まで「これって本物の脳性麻痺の人を出演させてるんだよな」と思ってた。
世界中捜してもここまで演ずる女優さんはそうそういないだろね。
社会派ドラマに興味ある方は必見です！

現実にありそうと言えばありそうだもんな。
感動という安っぽい言葉は使いたくない、なんともやるせないドキュメンタリー風な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=3GIzx1v1R_g

「ばるぼら」

2020年日本・イギリス・ドイツ

手塚治虫が1970年代に発表した大人向け漫画「ばるぼら」を
手塚治虫の実子である手塚眞監督が初映像化。
撮影監督クリストファー・ドイル！

いやあ、二階堂ふみはイイね。
どの作品でもそうだけどハズれがない。
で、これまた綺麗な全裸を惜しげも無く、、これこそ、ばるぼら！
まさか稲垣吾郎のボカシ入り濡れ場を観る日が来るとは、、、
あの事務所と縁を切って役者としては大正解！

個人的には原作通りの渡辺えりさんにバカうけ！
橋本一子さんの音楽もナイス！
久しぶりに原作も読み返してみようかな、、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=y2vKPj8gxkA

「ハイ・ライズ」

2015年イギリス
原題：High-Rise

セレブばかりが住むゴージャスなタワーマンションで、一体何が起きたのか？
現代社会のヒエラルキーの崩壊を描くミステリードラマ。

人間が追いつめられていくと個人差はあるにせよ少しずつ壊れていくものでね。
あげくに、、、欲望、略奪、崩壊、、、ほんの一部が壊れつつ適応すると言う。
もはや何が正常で何が異常なのか？
まさしく、現在の我々はこんな映画さながらの状態ですな。。

人におすすめはできないけど個人的にはちょいとお気に入り。
人間の愚かさ、醜さ、滑稽さ、、
この手の映画が好きな人にはナイスなイカレタ胸糞作品。

https://www.youtube.com/watch?v=9xxf0Z6rgvI

「フィールド・オブ・ドリームス」

1998年アメリカ
原題：Field of Dreams

野球をキーワードに、夢や希望、家族の絆を描き上げたファンタジー。

アメリカってホント野球の国なんだな。
野球にというかスポーツに全く興味がないオレでも観ててグッときた。
まあ、野球は題材であって音楽でも演劇でも夢にリンクしてればいいんだよな。
確かにアメリカ的キレイゴトではあるんだけど、
ここまで分かりやすく夢を見させてくれるのも映画ならでは、です。
お伽噺もいいもんだよね。

撮影に使われたトウモロコシ畑の球場は未だに現存するらしい。
これもまた夢があっていいね。

https://www.youtube.com/watch?v=Ut06d4dptWo

「ペパーミント・キャンディー」

2000年韓国
原題：박하사탕

1人の中年男性が鉄道に飛び込む場面に始まり、彼がそこに至るまでの20年間を七つのエピソードに分けて描く。
韓国とNHKの共同制作で、1998年の韓国の日本文化開放後、両国が最初に取り組んだ作品。

監督・脚本はイ・チャンドン。
彼の撮った『オアシス』の前の作品。
主演のソル・ギョング、ムン・ソリの２人が出演。
これを観ると２人の役作りのクオリティの高さがよく分かる。

人生良い事ばかりでは無いと重々分かってはいるけれど、、、
コロナで心が疲弊してる時に観るものでもないよなあ、、な要注意な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=h5Vyef0Mhn8