☆ 昨日の復習

後手番加藤先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜
昭和55年3月、森雞二先生と第29回NHK杯決勝です。

森先生の四間飛車穴熊で

大山先生は左美濃から

銀冠に。森先生は34銀型ではなくて、向い飛車にして

飛車をぶつけます。大山先生は飛交換するわけもないですが、この形は25から打つと34銀から取りに来られるので注意が必要です。26から打ちます。

森先生は穴熊を固める前に動きます。大山先生はこの歩を交換されるのを気にしないのはいつものこと。

固め合ってから銀を引くのは、57角とぶつける手を見ています。森先生は46歩と動きを止めませんが

2筋の歩を捨てて46の歩を取り返すのが良い手順でした。

手順に47銀の形になり、大山先生がかなり手を得している形になりました。

森先生は角を追いますが

穴熊が薄いです。飛角を働かせようと銀を繰り出します。

ここで47銀や45銀もありそうですが、25に銀を出て

飛交換。穴熊が薄い上にどうやっても角に当たります。

両取りがかかり

金を取っての寄せ合いは大山先生優勢です。

それでも「終盤の魔術師」怪しく追いかけますが

合駒を打たずにしのげるなら話は簡単です。

71の成桂を取れば数が足りています。
大山先生の快勝譜。森先生は終盤型なのですが、作戦がまずいというか、大山先生の対応がうますぎるというか、さばき合いの前に差がついているので逆転は難しいです。
作戦負けで自分から動いて、カウンターをもらって終わり、というよくある流れになってしまいました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:森雞二8段
後手省略名:森
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4三銀(42)
9 6八玉(59)
10 4二飛(82)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5八金(49)
14 7二玉(62)
15 9六歩(97)
16 8二玉(72)
17 5七銀(48)
18 9二香(91)
19 7七角(88)
20 9一玉(82)
21 8八玉(78)
22 8二銀(71)
23 7八銀(79)
24 1四歩(13)
25 8六歩(87)
26 3五歩(34)
27 2五歩(26)
28 3三角(22)
29 8七銀(78)
30 2二飛(42)
31 7八金(69)
32 3二金(41)
33 8五歩(86)
34 2四歩(23)
35 同 歩(25)
36 同 飛(22)
37 2六歩打
38 3四飛(24)
39 6六歩(67)
40 3六歩(35)
41 同 歩(37)
42 同 飛(34)
43 3七歩打
44 3四飛(36)
45 6七金(58)
46 2四角(33)
47 6五歩(66)
48 3三桂(21)
49 6六角(77)
50 4五歩(44)
51 7七桂(89)
52 4二金(32)
53 9五歩(96)
54 7一金(61)
55 1六歩(17)
56 1二香(11)
57 4八銀(57)
58 4六歩(45)
59 2五歩(26)
60 1三角(24)
61 2四歩(25)
62 同 角(13)
63 4六歩(47)
64 2五歩打
65 4七銀(48)
66 1三角(24)
67 3六歩(37)
68 2四飛(34)
69 3五歩(36)
70 6四歩(63)
71 同 歩(65)
72 6五歩打
73 7五角(66)
74 5二金(42)
75 3七桂(29)
76 7四歩(73)
77 8六角(75)
78 4四銀(43)
79 3六銀(47)
80 3四歩打
81 6五桂(77)
82 3五歩(34)
83 2五銀(36)
84 同 桂(33)
85 同 飛(28)
86 3六歩(35)
87 2四飛(25)
88 同 角(13)
89 2二飛打
90 4六角(24)
91 5二飛成(22)
92 6六歩打
93 7七金(67)
94 6八銀打
95 6三桂打
96 7七銀(68)
97 同 角(86)
98 6七金打
99 7一桂成(63)
100 7七金(67)
101 同 玉(88)
102 6七歩成(66)
103 同 金(78)
104 5九角打
105 8八玉(77)
106 3八飛打
107 7八銀(87)
108 7一銀(82)
109 8二銀打
110 同 銀(71)
111 同 龍(52)
112 同 玉(91)
113 7二金打
114 投了
まで113手で先手の勝ち

後手番加藤先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜
昭和55年3月、森雞二先生と第29回NHK杯決勝です。

森先生の四間飛車穴熊で

大山先生は左美濃から

銀冠に。森先生は34銀型ではなくて、向い飛車にして

飛車をぶつけます。大山先生は飛交換するわけもないですが、この形は25から打つと34銀から取りに来られるので注意が必要です。26から打ちます。

森先生は穴熊を固める前に動きます。大山先生はこの歩を交換されるのを気にしないのはいつものこと。

固め合ってから銀を引くのは、57角とぶつける手を見ています。森先生は46歩と動きを止めませんが

2筋の歩を捨てて46の歩を取り返すのが良い手順でした。

手順に47銀の形になり、大山先生がかなり手を得している形になりました。

森先生は角を追いますが

穴熊が薄いです。飛角を働かせようと銀を繰り出します。

ここで47銀や45銀もありそうですが、25に銀を出て

飛交換。穴熊が薄い上にどうやっても角に当たります。

両取りがかかり

金を取っての寄せ合いは大山先生優勢です。

それでも「終盤の魔術師」怪しく追いかけますが

合駒を打たずにしのげるなら話は簡単です。

71の成桂を取れば数が足りています。
大山先生の快勝譜。森先生は終盤型なのですが、作戦がまずいというか、大山先生の対応がうますぎるというか、さばき合いの前に差がついているので逆転は難しいです。
作戦負けで自分から動いて、カウンターをもらって終わり、というよくある流れになってしまいました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:大山十五世名人
後手:森雞二8段
後手省略名:森
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 4二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4三銀(42)
9 6八玉(59)
10 4二飛(82)
11 7八玉(68)
12 6二玉(51)
13 5八金(49)
14 7二玉(62)
15 9六歩(97)
16 8二玉(72)
17 5七銀(48)
18 9二香(91)
19 7七角(88)
20 9一玉(82)
21 8八玉(78)
22 8二銀(71)
23 7八銀(79)
24 1四歩(13)
25 8六歩(87)
26 3五歩(34)
27 2五歩(26)
28 3三角(22)
29 8七銀(78)
30 2二飛(42)
31 7八金(69)
32 3二金(41)
33 8五歩(86)
34 2四歩(23)
35 同 歩(25)
36 同 飛(22)
37 2六歩打
38 3四飛(24)
39 6六歩(67)
40 3六歩(35)
41 同 歩(37)
42 同 飛(34)
43 3七歩打
44 3四飛(36)
45 6七金(58)
46 2四角(33)
47 6五歩(66)
48 3三桂(21)
49 6六角(77)
50 4五歩(44)
51 7七桂(89)
52 4二金(32)
53 9五歩(96)
54 7一金(61)
55 1六歩(17)
56 1二香(11)
57 4八銀(57)
58 4六歩(45)
59 2五歩(26)
60 1三角(24)
61 2四歩(25)
62 同 角(13)
63 4六歩(47)
64 2五歩打
65 4七銀(48)
66 1三角(24)
67 3六歩(37)
68 2四飛(34)
69 3五歩(36)
70 6四歩(63)
71 同 歩(65)
72 6五歩打
73 7五角(66)
74 5二金(42)
75 3七桂(29)
76 7四歩(73)
77 8六角(75)
78 4四銀(43)
79 3六銀(47)
80 3四歩打
81 6五桂(77)
82 3五歩(34)
83 2五銀(36)
84 同 桂(33)
85 同 飛(28)
86 3六歩(35)
87 2四飛(25)
88 同 角(13)
89 2二飛打
90 4六角(24)
91 5二飛成(22)
92 6六歩打
93 7七金(67)
94 6八銀打
95 6三桂打
96 7七銀(68)
97 同 角(86)
98 6七金打
99 7一桂成(63)
100 7七金(67)
101 同 玉(88)
102 6七歩成(66)
103 同 金(78)
104 5九角打
105 8八玉(77)
106 3八飛打
107 7八銀(87)
108 7一銀(82)
109 8二銀打
110 同 銀(71)
111 同 龍(52)
112 同 玉(91)
113 7二金打
114 投了
まで113手で先手の勝ち
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