後手の工夫として、形を決めずに82玉
美濃囲いを優先するというのは考えられます。37銀に56歩
囲い優先というばかりでなく、軽くさばこうというのもねらいのようです。所司先生の解説では、66歩と止めて57歩成同銀44歩67金43銀46銀右72銀56銀64歩55歩
先手は中央の位を取り返す指し方です。でもAIの評価値は低く
ここまで進めて後手不満とされていますが、この図の評価値は+121、先手としては面白くはないでしょう。手得なのですが、それを生かした攻め方が見えません。6筋の歩を交換して持久戦でも悪くはないのですが。
AIに聞くと、
ここは所司先生は先手不利としているのですが、56同歩が正着です。56同飛に24歩 (後手から88角成は同玉24歩23角で先手有利なので) 同歩77銀
この図の評価値は+231、先手良しの範囲です。進行例としては、72銀66銀51飛35歩同歩34歩
22角24飛32金46銀
この図の評価値は+276と上がっていきます。
なので後手は56歩ではなく44歩
ちょっとゆっくり指すのもあります。昨日見たように35歩から攻めても先手が悪くはないのですが、AIに聞くと、77銀56歩同歩同飛66銀
左銀を繰り出す方がより良いようです。後手は5筋の歩を交換しないと、55歩をただ取りされるところでした。51飛35歩43銀34歩同銀55銀
先手は左銀を繰り出して攻めることができます。この図の評価値は+280の先手良し。43銀に34歩が利きます。
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