名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-1 ノーマル中飛車に右46銀急戦(4)

2024-09-11 | 基本定跡の研究

この頃になって、AIが考えたのでしょうが、

68金上とする、金無双が対抗型でも指されるようになりました。定跡本としては知らないのですが、この右46銀戦法とは合っているようです。42金16歩64歩26飛

ここで45歩と突かれても、同桂88角成同銀。王手飛車の筋がないです。68銀~77角とするよりも1手早く仕掛けることができます。53金35歩32飛

34歩同銀36飛51角45桂

53金の形が悪く、桂を捨てる攻めが成立します。45同歩に同銀。取れないので43銀ですが

32飛成同銀31飛43銀11角成

この図の評価値は+402の先手有利です。

戻って

43金と受けると33歩

33同桂でも62飛でも53桂成同金34飛です。52飛が最善ですが、それでも53桂成同飛32歩成

とすれば桂香を取れます。この図の評価値は+248の先手良し。

途中後手の51角がまずかったので

36飛には42角

角は42に引いておけば、飛交換に強いです。先手は34歩同銀35歩43銀55歩

3筋を押さえてから、5筋の歩を交換します。55同歩同銀54歩46銀74歩くらいの時に、24歩同歩22歩

22同飛に34歩32飛35銀

これで46歩~45歩を見ます。後手としては55歩同角54金77角55歩

金を使って角筋を止めるのですが、46歩51角56歩同歩45歩

62角44歩同銀同銀同金54歩

53銀を見て先手良し。評価値は+200です。43歩53銀84角・・・まだ大変ですが。

金無双は左銀を使えないから進展性が悪いのですが、(昔、芹沢先生が飛落ち右四間で金無双は筋が悪いと言っていました) 、この場合は角交換の筋に対応できるので攻めやすくなっているようです。

 


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