名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-7 ノーマル中飛車に居飛車穴熊(13)

2024-11-06 | 基本定跡の研究

次のテーマ3は

(ここは57金が最善なのですが) 26飛と受けて、44角36飛32飛に46歩。

後手は35歩16飛を入れることはできるのですが、少し損をします。単に46同歩同飛42飛

後手のねらいは、99玉ならば66角42飛成77角成

王手で銀1枚取れるので優勢です。

戻って

45歩35角49飛33桂

すでにこの図の評価値は-331で後手有利です。解説されているように75銀には (75同銀33角成は互角なので) 45飛が良く

45同飛同桂64銀、矢倉先生は64銅歩と57桂不成を解説していますが、普通に57桂成が最善で

後手有利です。(57桂不成だと、73銀成同銀78金上で互角のようです。)

戻って

AIに聞くと、先手の最善手は48飛です。66角同角は48飛にひもが付くと。33桂99玉46歩

この歩が取れないのはわかりますね。43歩同飛46飛と返して

52金左88銀42歩

この図の評価値は-245の後手良しです。先手は右桂が取られるだけの駒になるので、飛交換は後手がよいのでした。

ということでこのテーマ3は後手良しが結論です。

コメント
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