後手の工夫で
55歩同歩64銀ではなくて、82銀67金74歩99玉64銀
5筋の歩を交換しない指し方にも触れています。78金71金88銀51金68銀61金左26飛75歩
穴熊をほぼ完成させた形で7筋を攻めたらどうかと。65歩同銀75歩と返して、
76歩86角45歩74歩
互いに角を使って、31角成は受けなばならないように見えますが、64歩同角55歩
31角成には56歩21馬66歩・・・と応じて後手有利になります。なので55同歩と取って、同角53歩
88角成同金62飛
矢倉先生は82角成同金66歩77銀・・・と進んで互角だとしています。まだ先手良しみたいですが。AIに聞くと、ここは55角打72金左82角成同金上73銀
後手の穴熊の金銀を剥がしてしまえばよいようです。この図の評価値は+727で、はっきり先手有利です。
後手としては、5筋から動いても、7筋から動いてもうまくいきません。
最初の図から
AIに聞くと、82銀99玉51金左88銀71金79金62金左67金64歩36歩32飛
争点を作らないように固めて待つのが最善だと。この図の評価値は+155、まだまだ先手ペースとは言え、これからの将棋です。
この戦型を選んだ時点で作戦負けかもしれない後手としては、自分から動かないのが正解です。先手の穴熊は67金型なので、相穴熊としては堅さで劣るのです。
というところで、相穴熊の話は終わりにします。