徳島×大森日記

徳島でのお遍路やキタリスのテトとの思い出、東京での新しい生活、
サイベリアンのルイとの毎日を綴ります♪

お遍路20番札所 鶴林寺

2006-10-15 22:56:07 | お遍路
 鶴林寺山門

 立江寺から約15.3km先の鶴林寺まで、歩きます。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺」と言われるそうで、その道のりは厳しそうです。

 

 まずは田んぼや住宅の間の道をひたすら歩きます。道の脇には、コスモスが揺れて励ましてくれました。ここにもお遍路休憩所がありました。中にはミカンやお茶など用意してくれていました。

  

 昔ながらの道しるべ。この手の具合が好きです。県道22号線に入った所で井戸らしき水場がありました。お店もなかなかないので、嬉しいです。

 
  たこ焼きやさん       よってね市
 今回はお昼は途中のお店で済まそうと思っていたのですが、歩けども歩けども、ない・・・やっとあった、たこ焼きやさん、軽食も食べられるようです。さぁ、お昼♪と思っていたのに、もう少し歩けばコンビニがあるはず!という夫の言葉を信じて我慢することにしました。しかし、コンビニまでの道のりは遠く、やっと、県道16号線に出たところに眼前に広がる勝浦川とコンビニを見つけました。皆さん、同じ思いだったらしく、数人のお遍路さんが遅いお昼を楽しんでいました。
 川を見ながらお弁当を食べて、再び歩き始めると学校を終えた小学生達が元気よく挨拶してくれます。男の子がひとり「あぁ、学校から帰るのも大変!」と自宅の前で挨拶してくれたので、「学校どこ?」と聞くと、50m先の生比奈小学校を指さしながら「あそこ。」歩きましょうね 足腰弱くなるよ・・・(^_^;
 少し歩くと地元の物産を売っている「よってね市」に到着。ちょうど残った商品を引き上げる時間だったらしく、みかん一袋お接待されました。ありがたいことです。m(__)m
 そして、この日はここ生名で終わり。次からは山道に入ります。

 
東林庵の大銀杏
 日を改め、鶴林寺を目指します。生名の町に入ると、まだ緑色の東林庵の大銀杏に町の人が集まっていました。見ると、イルミネーションを付けています。お話を聞いてみると、これからの季節みかんの収穫に忙しくなってしまうので、クリスマスの飾り付けを今やっているとのこと。^_^; お疲れ様です。

  

 お遍路道にはいろんな道しるべがありますが、山道に入るここにあったのはおしゃれな対のものでした。道の両脇にありました。

 

いよいよ山道       アサギマダラ!

 いきなり、焼山寺を思わせる急坂になりました。まわりのミカン畑を見ながら、よってね市で買ってきたミカンを食べて休憩。するとひらひらときれいな蝶が!アサギマダラです。後ろが透ける羽の具合、胴の白い水玉といい間違いない!やはりきれいな蝶ですね。

 

レンズの前にいた虫が妖精みたい・・   水?大師

 山道に入って相変わらずの急坂を約1.5km歩いた所に水場がありました。まだあと半分・・・ここで、休憩。

 

アオダイショウが出た!   跳ねながら逃げる夫
 今回も出ました!蛇が・・・写真を撮っていた夫が足を踏み出した時、いきなり叫んで後ずさり。大きなアオダイショウが右側の土手に逃げ込みました。蛇はなぜかそこで止まってこちらをじっと見ています。しばらくにらみ合い。(^_^;)
蛇ににらまれたカエル、いや夫は次の瞬間走って逃げていきました。

 

 相変わらずの山道ですが、きれいに石を敷き詰めたり、階段を作ったりしているのはすごいです。でも、階段が続くと足にきて、正直辛かったです。一番きついな・・と感じるところに「がんばって」と励ます札が掛かっているのは嬉しいですね。
 もう少しでつくだろうかと疲れた頭で考えていた頃、目の前の森の中を一羽の白鷺がばさっと羽ばたいていきました。これから行くのは霊鷺山鶴林寺。なんだか神秘的なかんじがしました。

 

鶴林寺山門の鶴

息も上がりきった頃、ようやく荘厳な中に鶴林寺の山門が見えました。ここの山門は金剛力士の代わりに鶴の像が守ってくれています。

   

鶴林寺本堂 

本堂の前にも二羽の鶴が守って居ました。空気も清々しく、気持ちのいいお寺です。
お参りを済ませ、納経所で持っていなかった和袈裟を購入しました。深い緑で鶴の印が付いているものです。なんだかバージョンアップした気分です。

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