
ミシンの分解掃除。
ここだけの話、ミシン屋が少しでも修理代とか高く貰うために使う常套句です。
実際は、分解掃除なんか必要の無いミシンに分解掃除を勧めて、下糸が入る釜の周辺の埃払って、針カバー開けて埃払って、あとは本体を軽く磨くだけで、「分解掃除しました。」ってミシン屋も多い。
酷いのに成ると、本体を雑巾で拭いただけで手数料請求するケースも・・・
正直言って上のやり方で手数料貰ってた事、私もあります。
でもね、今は違う。
結構時間に余裕が有るから、徹底的に分解掃除します。
開けられるところは全部開けて内部に溜まった埃は可能な限り取り除きます。
今回のミシン。
「ブラザーのCsilia 」元々は糸巻きの棒のバネが取れちゃったから付けて欲しいって事だったのですが、かなり埃が溜まってるの見て取れたので、分解掃除勧めました。
お預かりして、ミシンの外装カバー外してビックリ!
酷い錆です。
埃払ってカバー付けたらお客さんには解らないだろうけど、やっぱりそのままには出来なくて・・・
買って来ました。
「さびとりつや之助」

これをスポンジとか布に付けて磨けば、錆が落ちて錆止めも出来るって言う優れもの。


スポンジや布で届かない所は綿棒に付けて錆落とししましたけど、それでも届かない所は有ります。
完全に錆を落とす事は出来ないから、残った錆から、また錆が広がっちゃう事はあると思いますが、ここまでやったら、私も遠慮なく手間賃もらえます。
このお客様からですが、修理の工程を写真に撮って、それを印刷して修理内容の説明にしようと思います。
文書で説明してもお客様には理解しがたいでしょ?
修理明細と一緒に修理の写真。
良いサービスに成らないかな?