気が付けば、ミシン屋ブログと言いながらミシンの話を殆どしていませんでした(笑)
なので今日は少しミシン屋らしく(笑)
先日お預かりしたお客様のミシンの付いていた糸です。
これは実はミシン用の糸ではありません。
糸巻きに巻いてあるとみんなミシン糸だと思って使っちゃう方が多いのですが、これは手縫い用の手芸糸です。
良く見れば手縫いようと書いてあります(ピンぼけでしたが)
ミシンで使えないことも無いのですが、ミシンで使うには張力が強すぎます。
普通のミシン糸は手で思いっきり引っ張れば切れますが、この糸はそう簡単には切れません。
手で引きちぎろうとすると指の方が切れそうに成ります。
丈夫過ぎるのでミシンが何かトラブったときには糸が強すぎてミシンが壊れます。
なので、ミシンにはミシン糸を使いましょう。
あと、たまにテレビショッピング(最近観てないけど)とかで売ってるこれもダメです。
ミシン糸と言うより釣り糸です(笑)
透明だからどんな色の生地にも使えるってのが売り文句だったと思いますが、ミシンではとっても使い難いです。
下糸用にボビンに巻いても、落ち着いて巻かれていないでハラハラハラと広がってしまうし、縫っても縫い目が硬くて、バックとかなら良いかもしれませんが柔軟性が欲しい物には向きません。
これもミシンととしては強すぎてミシンを壊します。
それから100均のミシン糸も作品を綺麗に仕上げたいなら使わない方が良いです。
触ってみると解りますが、100均の糸は太さが均一でありません。
値段は均一ですが(笑)
太さが所々違うと縫い目の糸調子が合わなく成るので綺麗に縫えません。
手芸店でちゃんとしたミシン糸を買うと300円前後しますが、100均の3倍くらいは巻いてありますので決して高くは有りません。
針も100均のはすぐに曲がったり折れたりしますけど、やっぱり手芸店で買えば300円位しても100均の3倍以上は長持ちします。
って事で、ミシンには良い糸と良いミシン針を使ってくださいね。
たまに、ミシン屋らしいネタでした(笑)