9月28日(日)
昨日と同じで爽やかな秋晴れの行楽日和でした。
今日は完全休養日でした。
何の予定も入れずのんびりとした一日を過ごしました。
何日か前の毎日新聞に面白い俳句が載っておりました。
秋の蚊の 源左衛門と 名乗りけり 子規
正岡子規の俳句だというのでビックリしてしまいました。
源左衛門と聞いて何を思い浮かべるでしょう?
謡曲の「鉢木」を思った方も多いいと思います。
秋の力ない蚊を「源左衛門」と言い換える面白さ中々思いつかない発想だと思います。

酔芙蓉
そしてもう一句は
秋の蚊の よろよろと来て 人を刺す 子規
こんな句が並んでいれば、誰でもが「佐野源左衛門常世」を思い出します。
謡曲「鉢木」は、雪の降りしきる上野国佐野(群馬県高崎市)辺りで、雪に降り込められて難儀している旅の僧が一夜の宿を求めるが、貧しい暮らしの為に一度は断るが、旅僧の姿に哀れを感じ呼び戻し泊めることにしたのです。
わずかな粟飯を供し、愛蔵の梅・松・桜の鉢の木(盆栽)を焚いて旅僧に暖をすすめるのです。
「このように落ちぶれてはおりますが、いざ鎌倉ともなれば、やせ馬に跨り馳せ参じる所存である」と源左衛門はいう。
時を経て、鎌倉に兵を集めるとの知らせが届くと、やせ馬に跨った源左衛門は真っ先に駆け付けたといいます。
その旅僧が執権北条時頼であり、源左衛門の忠誠心を償で、梅松桜に縁のある三ヶ荘を与えたという物語です。
この謡曲「鉢木」は、お茶席に良く登場する物語です。
雪、梅、松、桜、武士、馬、長刀、鎌倉、などを取り合わせてお茶会などをして見たくなりました。
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昨日と同じで爽やかな秋晴れの行楽日和でした。
今日は完全休養日でした。
何の予定も入れずのんびりとした一日を過ごしました。
何日か前の毎日新聞に面白い俳句が載っておりました。
秋の蚊の 源左衛門と 名乗りけり 子規
正岡子規の俳句だというのでビックリしてしまいました。
源左衛門と聞いて何を思い浮かべるでしょう?
謡曲の「鉢木」を思った方も多いいと思います。
秋の力ない蚊を「源左衛門」と言い換える面白さ中々思いつかない発想だと思います。

酔芙蓉
そしてもう一句は
秋の蚊の よろよろと来て 人を刺す 子規
こんな句が並んでいれば、誰でもが「佐野源左衛門常世」を思い出します。
謡曲「鉢木」は、雪の降りしきる上野国佐野(群馬県高崎市)辺りで、雪に降り込められて難儀している旅の僧が一夜の宿を求めるが、貧しい暮らしの為に一度は断るが、旅僧の姿に哀れを感じ呼び戻し泊めることにしたのです。
わずかな粟飯を供し、愛蔵の梅・松・桜の鉢の木(盆栽)を焚いて旅僧に暖をすすめるのです。
「このように落ちぶれてはおりますが、いざ鎌倉ともなれば、やせ馬に跨り馳せ参じる所存である」と源左衛門はいう。
時を経て、鎌倉に兵を集めるとの知らせが届くと、やせ馬に跨った源左衛門は真っ先に駆け付けたといいます。
その旅僧が執権北条時頼であり、源左衛門の忠誠心を償で、梅松桜に縁のある三ヶ荘を与えたという物語です。
この謡曲「鉢木」は、お茶席に良く登場する物語です。
雪、梅、松、桜、武士、馬、長刀、鎌倉、などを取り合わせてお茶会などをして見たくなりました。
