tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

茶花を思いっきり生けて・・・

2015-10-02 18:19:32 | 茶の湯
10月2日(金)
昨日の雨が嘘のように晴れておりますが、もの凄い風が吹き付けております。
今日は、学校が秋期休みですので自宅でのお稽古でした。

   

   床の間

秋期休み・・・あまり聞きなれない休みですが、この高校は夏休みが少ない分だけ秋に休むのだそうです。
初めての事ばかりで戸惑ってしまいますが、少しずつ慣れて行かなければなりません。

ここの高等学校は、前期と後期と云う形式をとっているので、10月から後期という事で、気分を変えるという意味を込めての休みらしい・・・。

   

   軸

軸は「水和名月流」ニューヨークの大菩薩禅堂金剛寺の嶋野榮道老師の揮毫されたものです。
「天共白雲暁 水和名月流」からだそうで、「天は白雲と共に暁け 水は名月に和して流れる」。
自然の美しい風景を即座に思い起こさせる語句だと思います。

   

   花

今日の花は、ありったけの花を生けた・・・と云う感じですが、いつも花を届けてくれる知人が持って来てくれた花々です。
花の少ない時ですので、贅沢にもこれでもかと云うほど入れて見ました。

ススキ・ヒキオコシ・セキヤノアキチョウジ・オヤマボクチ・リュウノウギク・フシグロセンノウ・キレンゲショウマの7種です。
ヒキオコシとオヤマボクチが今まで生けたことの無い花です。

ヒキオコシは「引き起こし」の意味で、行き倒れになっていた旅人に、この草を与えたところたちどころに元気になったという逸話が残っている花で、「延命草」とも言われているそうです。
飲ませた人は「弘法大師」と云う事です。

   

   オヤマボクチ(雄山火口)

   

開花したボクチ

オヤマボクチは、日当たりの良い草原や崖などの淵などに良く自生している大型の花で、キク科の多年草で、花としては地味ですが、今頃茶花として使うと、花の名残りを鮮明に感じさせてくれます。

面白い花だと思います。

北海道から中部くらいは、「オヤマボクチ」と云われ、花は丸いが、中部から西の方では「ヤマボクチ」と云われて先はやや細くなっていているそうです。
コメント
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